G-SOLDIER ADVANCE」  



AMA-01X ジャムル・フィン

「ジャムルの3−ディメンション」

ジャムル・フィン、それはネオジオンが初めて開発に着手したモビルアーマーである。
当初の予定では旧ジオン軍の「ビグザム」の系統をひく大型のモビルアーマーになる予定であったが、
開発の途中で戦況が悪化したため、一刻も早く即戦力として投入せよとの命令が下り急遽設計が変更され、
未完成の状態で実戦配備が決定された。
本来の大型MAとしてのジャムル・フィンは胴体のみであり、それ以外の頭部や腕部、
脚部などは極めて短期間に作られた代用品である。
ジャムル・フィンは簡易な可変機構だけでなく、腹部のハイ・メガ・キャノンを備えていることが何よりの特徴である。
このハイ・メガ・キャノンは戦艦の重装甲を一撃で貫通・撃沈させる威力をもつ。
ヒト型兵器としての余分な機能を廃した自走砲として高い機動力と圧倒的な火力をもち、
急造品にしては高性能な機体に出来上がっている。
また、初期生産分である3機は「スリーD」隊に使用され、
彼らが放つ3次元攻撃「3−ディメンション」により、ZZガンダムをあと一歩のところまで追い詰めた。
ZZとの戦闘を終えた3名は、その後もハマーン軍としてグレミー軍の戦闘に加わり勇敢に戦ったと言われている。






















こんにちは、Nealでございます。
7月です、暑いです、非常に・・・暑いです。。。
エアコンがついてるのに、あんまり効きませんTT
さて、そんな中完成したのが「旧キット 1/144 ジャムル・フィン」です。
かなりマニアックな機体なので、知らない人も多いかと・・・。
ZZに出てくるネオ・ジオン製のMA(モビルアーマー)ですね。

今回のキットはコンペ作品なので、いつもとはちょっと違う感じに仕上げております。
簡単に言えば、旧キットをHGUCやGFFっぽく仕上げ、現代風に甦らせるというものですw


では、そんなマニアックな機体であるジャムル・フィンを詳しく見ていきましょう!!










↑まずはお約束の全体像からご覧下さい。

全体的に丸みを帯び、かつ、エッジの効いた脚部が特徴的な「あにもー」スタイルですね(笑)
旧キットにしては、プロポーションはかなり良いです。そして、値段も安くて600円前後だったかと思います。
今回は2つキットを購入しました、それでも1100円程度だったような気が。。。
変形機構もアームを外すだけで、綺麗に、そして完璧に変形します(完全変形に近い)。


っと、良い部分ばかりかと言うと、やっぱりそうでもない(笑)
キットのままでは、首や腕が可動しないこと、各部の関節保持力が弱いこと、合わせ目対象パーツがかなり多いこと、など。
塗り分ける部分も多く、非常に複雑であり、場合によっては旧キット丸出し感を出してしまう。。。
また、しっかりと製作しようとすると、噛み付いてくるようなキットでもありますTTw

説明してもわかりにくいので、↓の画像をご覧下さい。











↑間違っても、鳥の死骸ではありません(笑)
本来のキットを仮組みした状態です、見るとやる気をなくしますねw
今回は後ハメ加工などもしましたが、関節保持力を著しく損なう部分もあるので非常に苦労しました。。。
特に脚部が重要でして、このキット上半身が重いため、ひざの部分を強化してやらないと、そのうちへたれます。
今回はコンペ作品ということなので、関節部分はすべて強化してあります。

私がこだわるのは、
プロポーション・関節保持力・可動範囲です。(←あくまでも私の価値観ですが。。。)
この3つが私にとっては大事なのです。神業ともいえる技術や塗装は、そうも大事だとは思いません。
やっぱりプラモデルはかっこよく、そして動かしてポーズを取りたいし、いつまでもうっとり眺めていたいものです。
どれだけ綺麗に塗装しても動かせないのではつまらないし・・・動かすのであればかっこいいポーズをとりたい!
そして、いつまでも丈夫に長生きして欲しい、というわけでございます。

さて、引っ張るのもなんですので、じっくり見て行きましょう!










↑頭部周りです。
基本的にはプロポーションは変わっておりません。
可動範囲などを拡大しただけで、首周りをリアルにするためのチューブやスプリングを使用したのみ。
また、Hアイズやコクピットハッチなどをプラ板で加工しただけです。
ジャムル・フィンは急造されたMAなので、画像のようにチューブ類が露出しています。
首はポールジョイント加工を施してあるので、可動範囲もかなり広いです。

↓で首周りをもう少し詳しく見てみましょう!











↑首の詳細です。
首は取り外し可能に改造してあります。
チューブ類やスプリングで、リアルなメカになるようにしたのがポイントです。
「あにもー」なカワイイ感じジャムル・フィンをメカっぽくするにはこういう定番な加工が一番です(笑)
可動範囲も広く、上下左右にスウィングするように出来ています。
首が可動することで、ポージングがかなりキマリますw
キットのままでは、可動しないのでここは改造しておきたいところです。

ジャムル・フィンのコクピットはブレードアンテナの後ろに存在します。
矢印が入ったデカールシールがコクピットハッチですね。











↑お次は腕周りです。
この腕もキットのままでは可動しません。
ここもポールジョイント加工することで、フレキシブルに可動します。
これで射撃ポーズや格闘ポーズを取ることができるようになりました。

何度も言うようですが、ジャムル・フィンは急造されたMAなので、本来の腕ではありません。
もともと胴体部分しか原型ではないようです、足や腕、首やスタビライザーなども取ってつけたものでしかないようですね。
やむを得ず取り付けた腕なので、MSのように「ヒト」のような腕はしていないのが特徴です。











↑次はクローアーム(マニュピレーター)です。

キットを二つ購入したのはクローアームを展開させるため、クローを差し替えたかったからですw
それだけでキット一つ分の600円を出していたりする(笑)
さて、クローアームにもチューブ類を露出させることで、メカっぽく、そして急造品っぽさを出します。
しかけは右画像の通りです。
ピンバイスで穴を開けて通してあるだけ(笑)
今回は特徴であるクローからのビームサーベルも再現してあります。穴開けて差し込むだけですが(笑)

このクローアーム(マニュピレーター)は近距離用のビーム砲で、出力を変えてビームサーベルとして使用することも可能です。
急造品で3本のクローアームですが、性能はこれまでのジオン兵器(ビグロやズゴック、ハンマ・ハンマ)などに使用されていた技術のもので、
簡易な作りのように見えますが、機能そのものは普通のマニュピレーター同様と思われます。
むしろ腕にビーム砲があるため、近距離やとっさの攻撃には有効であったと思われます。
また砲口から出力を変えてビームサーベルを形成するため、いきなり格闘攻撃をしかけるというMSのような動きも可能です。











↑今回は見えないところにもこだわっています!!
メカっぽさを出すため、内部パーツなどもジャンクパーツで製作。
この部分、本来は腕?になるところだったのか、設定上内部パーツが露出しているんですね〜。
それらをちょっとだけ再現してみました。











↑ハイ・メガ・キャノンです。
ジャムル・フィンの最大かつ最強のウェポンです。

このハイ・メガ・キャノンは、戦艦の重装甲をセンサー有効半径ぎりぎりの距離から一撃で貫通&撃沈させる威力を誇ります。
胴体から直結されているため、機体のエネルギーをいっきに放出すると言っても良い。
ZZの頭部メガキャノンに匹敵?するモビルアーマー級のキャノン砲です。
メガ・ブースターとドッキングした状態では、さらに威力の高い一撃を放つことができたと言われています。
機動力だけでなく、火力まで備えたMAなのです。












↑メカっぽくするため、各部にこのようなフィンやアンテナ類も製作。

左画像の黒い3つの穴は、3連小型ミサイルの発射口なのです。
右画像も同じようにフィンやアンテナ類を取り付けてあります。サブカメラも再現。

まあ、細かいことやってますってことでございます(笑)











↑忘れてはいけないのが、この短い足(笑)
「あにもー」なジャムル・フィンの特徴でもあります。

この足にもバーニアがあり、これは90度可動するので、MS・MA時を選ばず推力方向を変えることができます。
機動力の高さがここからも伺えます。
足から一気に噴射させることもできるので、姿勢制御に、方向転換にと、トリッキーな動きが可能ですねw












↑飛行ポーズです。パッと見はカワイイですね(笑)










↑ちょっと大きめ画像です。横から見てもプロポーションは良いw
おっと、2号機になっていますが・・・特に意味はありません(笑)
1〜3号機まで存在しているので、真ん中にしただけですw











↑出たー!!ハイキック!!!(笑)いやー、しかし、これは回し蹴りか!!!(笑)
まさにー、まさに可動範囲が広がったため、クワトロさんもびっくりかーー?w

*実況中継風のコメントやポーズなどは特に意味はありません、あしからず。。。











↑ビームサーベルがまたかっこいいんだな〜。あのZZでさえ、舌を巻いた機体ですからね!











↑ビームサーベルポーズもかっこいい!











↑もう一枚w










↑おっと、忘れてしまうところだった・・・ジャムル・フィンは変形もする!!
旧キットなのに、この可変機構はしっかりしすぎているくらいw
逆にしっかりした作りをしているせいで、塗装する時は苦労しましたTTw
しかし、こんなのが3機でちょこまか動いてハイ・メガ・キャノン撃ってきたら、こりゃたまらんわな。。。(笑)













↑真上から画像と、ハイ・メガ・キャノン発射を再現。

ちなみにジャムル・フィンには2つのブースター設計が存在しています。
一つはアニメにも登場していますが、もう一つはジャムル・フィンの10倍はあろうかというほどのでかさ。
アニメに登場したのはメガ・ブースターで、さらにでかいのはビッグ・ブースターというもの。
ただでさえ、機動力や火力の高いジャムル・フィンにブースターが装着されたら・・・
製造の時間さえあれば、戦況がひっくり返っていたかもしれませんね。











↑こんなポーズも思いのまま!関節も強化してあるので、へたれませんw










↑いかがでしたでしょうか?旧キットのジャムル・フィン。
ちょっと画像多めで、疲れましたね。。。(笑)
しかし、ネット上でもなかなか見かけないですよね〜このジャムル・フィン。。。
当サイトではそんなマニアック画像を多めにしてみました!
久々のコンペ作品だったので、張り切ってしまいましたよTTw
旧キットとはいえ、ちょっとしたことで変わるものです。
その辺で積んである古いキット、そんなキットがあなたの手で生まれ変わります!
高いお金などいらない!そう、お金なんていりませんよ〜w
ちょっとした遊び心が一番大事なのかもしれませんね!
ジャムル・フィン好きだー!という方、これからジャムル・フィン作る!
なんていう方、BBSで質問や感想もドシドシ受け付けております!
また、アンケートで率直なご意見なども伺っておりますので、気軽に書き込んでくださいね!
ではでは、また次回作でお会いしましょうw











AMA−01X ジャムル・フィン

全高 17.2m
全備重量 58.5t
ジェネレーター出力 4750kw
移動用ロケット推力 34400kg 24100kg×2
姿勢制御用バーニア 10基
センサー有効半径 13400m
装甲材質 ガンダリウム合金

武装
ハイ・メガ・キャノン
ビームサーベル
腕部メガビーム砲
三連小型ミサイルランチャー







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