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「ガンプラの種類」
ここではガンプラの種類について見ていきます、キットによって大きく違いがあります。
ガンプラの歴史は約35年以上にも及ぶ。よって、その種類はかなり豊富である。
今ではプラモデルではなく、ロボット魂などのアクションフィギュアなども存在する。
ここでは単純にもっとも人気があるであろう”ガンダムのプラモデル”について見ていこうと思います。
旧キット
ガンプラモデラーが言う「旧キット」とは、HGやHGUCなどが存在する前に発売されていた古いキットのことをいいます。
どこからどこまでを旧キットと呼ぶかは定義がないので、古いキットのことだと認識しておけば良いのではないでしょうか。
ガンプラ発売当初からあるキットで、値段も現在のHGUCやMGに比べて安価であるのが特徴です。
ただし、古いキットなので、プロポーションや可動範囲は現在のキットに比べるとかなり劣るのも特徴です。
成形色も1カラー、もしくは2カラーでしか再現されていないため、塗装も必須となることが多いです。
なかなか新しくリニューアルされないキットも多く、旧キットでしか存在しないMSやMAもあります。
例えば・・・「ザクレロ」や「アッザム」なんかはわかり易いですね。
モデラーによっては改造や現代風にアレンジしたりする人も多く、今でも多くのモデラーに愛されています。
ガンプラ初心者には厳しい製作になりますが、一度は昔のキットに触れてみるのも楽しいですよ。
■旧キットの長所・短所
長所・・・値段が安い・製作技術の向上に役立つ・マニアックな機体が多い・ニコイチ改造にもってこい・など
短所・・・塗装必須・ほぼ全てのパーツが合わせ目パーツ・接着剤がいる・プロポーションに期待できない・など
↑旧キット「ジャムル・フィン」を現代風にNealがアレンジ(改造)して製作したものです。
約20年前に発売されたキットですが、ご覧のとおり、改造すれば現代のキットに近い外観を得ることも可能です。
何より値段が安いので、腕次第で”どこまでも生まれ変わる”、そんな旧キットは今でも非常に魅力的なものなのです。
FG(ファーストグレード)
AG(アドバンスドグレード)
FG=ファーストグレード・AG=アドバンスドグレード(ガンダムAGE用のキット)と言います。
アニメ作品の名前によって名称が異なりますが、1/144キットで有りながらHGシリーズとは異なる非常に簡素なキットのことです。
値段は旧キットよりも安く、300円前後〜500円前後です。
しかし、安価なだけあって可動はあまり期待できず、成形色なんかも単色であったりするため製作は非常に困難となります。
初心者向け・・・なイメージがありますが、HGやMGの方が初心者向けではないかと思います。
どちらかと言うと改造目当てであったり、パーツや武器の調達(流用)なんかに適しているかもしれません。
とにかく”簡単に”、”今すぐ作りたい”、という素組みしたい方などにオススメです。
■FGの長所・短所
長所・・・値段がかなり安い・手軽に作れる・改造やパーツの流用にもってこい・素組みに最適・改造にはもってこい・など
短所・・・塗装しにくい・合わせ目処理が面倒・HGやMGさらには旧キットにも劣る可能性がある・玄人向け・など
↑FG(FUROKU GRADE)のガンダムラジエルです。Nealによって大幅に改造が施されています。
初心者で再現するには極めて難しいため、Nealも推奨しない玄人向けのキットです。
↑限定ゲットキャンペーンで企画されていたFG「Oガンダム」です。(現在応募は終了しています)
00シリーズのFGはシンプルなためFGであっても作りやすいです。しかし、合わせ目処理や塗装は必須。
どちらにせよ、FGはある程度の技術がないと再現するには難しいと言えるでしょう。
また数百円足せばHGシリーズが買えるのも言及しておきます。
HG(ハイグレード)
HGとは「ハイグレード」という意味です。
HGUCとは「ハイグレード」な「U.C=宇宙世紀(ユニバーサルセンチュリー)」キットという意味。
このシリーズがもっともスタンダードなサイズ(1/144)であり、ガンプラを代表するシリーズとなります。
値段も800円〜2000円前後のキットが多く、子供から大人まで比較的手が出しやすい値段のキットです。
最近のHGUCキットは出来も非常に良く、大型化した商品や可変キットも出てきている。
MGは値段が高い、旧キットとニコイチで改造したい、といった方にはもっとも好まれるサイズだといえます。
ただ、HGUCキットはどうしても合わせ目処理が必要であったり、MGほどの可動範囲はなく、
塗装に適した作りともいえないため、キットを完全に再現しようとすればそれなりに苦労したりもする。
値段は安いが、製作者の技術しだいで変化してしまうキットでもあるのです。
■HG・HGUCの長所・短所
長所・・・MGに比べ比較的値段が安い・コレクションに最適・手軽に作れる・ニコイチ改造にもってこい・など
短所・・・塗装しにくい・合わせ目処理が面倒・MGより可動範囲が少ない・しっかりと製作しようとすると難しい・など
↑管理人が製作した、HGの「OOガンダム」です。
ある程度の塗装をするだけで、間違いなくかっこよく仕上がります。
しっかりと製作することで、HGでもかなりの出来になります。
MGほどパーツが多くないので、ストレスもなく製作できる点が良いところです。
MG(マスターグレード)
一般的にMG(マスターグレード)とはサイズが1/100キットのこと。
値段も2000円程度から1万円前後のキットがあり、年齢もなぜか15歳以上推奨だったりします。
さすがに値段が値段なので、まさに"大人のガンプラ"といった感じです。
しかし、子供では作れないわけではない。むしろ子供でも作れるような精密で簡単なキットでもある。
見方によってはHGより、MGの方が簡単に作れて、誰が作っても完成度が高くなるという、そんなキットでもあります。
HGUCキットを高度な技術で製作するより、MGを普通に綺麗に作った方がよっぽどプロっぽく見える。
それだけMGというキットは完成度が高く、サイズも1/100になることでHGキットとは比べ物にならない美しさを誇る。
そしてMGにはほとんど合わせ目処理も必要なく、パーツも多く分割されているので塗装もしやすい。
意外に思われるかもしれませんが、こういった点からも、プラモデル初心者の方には作りやすくてもってこいのキット。
多くのガンプラモデラーがMGを愛用しているのは、HGよりも格段に製作しやすく、
普通に見るだけでも完成度が高くなる利点があるからです。ガンプラ初心者にこそ、むしろオススメしたいキットです。
■MGの長所・短所
長所・・・作るだけで完成度が高い・可動範囲が広い・塗装しやすい・合わせ目処理がいらない・初心者向け・など
短所・・・値段が高い・パーツが多い・置き場に困る・購入して持って帰る際、人目につくので恥ずかしい・など
↑Nealが製作した、「MG キュベレイ」です。
これはほぼ素組みで、プラモデルに慣れていようとなかろうと、作るだけでこのレベルが保てます。
MGは玄人向けなイメージがありますが、ガンプラ初心者にもっとも適したキットでもあるのです。
どこの誰であろうが、どんな作り方をしようと必ずかっこよく製作出来るのが、MGなのです。
↑もちろん手を加えてやればさらに磨きがかかります。
こちらはNealが製作したMG「ユニコーンガンダム」です。
HGと違い、各パーツが別パーツ化されることで合わせ目処理もほとんど必要なく塗装もしやすいです。
RG(リアルグレード)
RG(リアルグレード)とはサイズが1/144キットで、HGとMGを足して2で割ったような存在。
値段はどれも2,000円前後もします。
HGサイズなのにMGのような非常に細かいディテールや可動範囲を誇る。
HGサイズでHGよりもリアルを追求したシリーズとでも言いましょうか。
その点パーツ数もMGのように多いですが、作り方はMGに近いので、非常に作りやすいのが特徴。
■RGの長所・短所
長所・・・作るだけで完成度が高い・可動範囲が広い・塗装しやすい・合わせ目処理がほぼいらない・初心者向け・など
短所・・・値段が高い・パーツが多い・パーツが小さく細かい・気をつけないと破損しやすい・各部が取れやすい・など
RE/100(リボーン・ワンハンドレッド)
もともとMGに属さない1/100キットというものもかつては多くありました。
スタンダードなサイズである1/144に比べて大きいのがアドバンテージでしたが・・・
「パーツがでかくなっただけ」「HGと変わらない」「値段高いしむしろMG買った方がいい」などなど。
MGが出てからというもの、どうにも中途半端な1/100キットのこの立ち位置を見直そうとなり、
MGでは高価になるであろうキットをこちらのカテゴリーで提供できるようにした生まれ変わった1/100キットという意味。
最初に登場したキットがまさかの「ナイチンゲール」で話題を集めた。
他にも「ガンダムMK−V」や「GP04 ガンダムガーベラ」などがラインナップしており、
他のサイズやジャンルで出てきていない機体を優先して作られているところがポイント。
1/100サイズで価格もリーズナブルなので、今後の展開が気になるところです。
■RGの長所・短所
長所・・・パーツも大きいので作りやすい・初心者向け・HGと似たような作りなので馴染みやすい・など
短所・・・少しだけ値段が高い・デカすぎる(置き場がない)・MGほどのディテールや可動範囲はない・など
PG(パーフェクトグレード)
PG(パーフェクトグレード)とはサイズが1/60キットで、とにかく”でかい”のが特徴。
値段も1万円以上する極めて高価なキットとなります、パーツ数も通常のプラモデルとは違い相当な数になります。
さすがに値段が値段なので、もはや"マニア向けのガンプラ"といった感じです。
しかし、作りは基本的にはMGのようなものです。
初心者にはオススメできませんが、でかいキットがとにかく欲しい!
という方には所有欲を満たしてくれるキットです。
さらに!もれなく”置き場に困る”という悩みがついてくるのも最大の特徴でもあります(笑)
ちなみに私は持っていません、”本当に買いたい”と思ったときに買うと良いキットですね(笑)
購入をためらう部分としては、その他のサイズでPGのキットは”ほとんどキット化されている”点。
■PGの長所・短所
長所・・・作るだけで完成度が高い・可動範囲が広い・持っている人が少ないため、自慢できる・圧倒的な造形にうっとり・など
短所・・・値段が非常に高い・パーツが非常に多い・置き場に非常に困る・製作するのに相当な気力(時間)を使う・など
ガレージキット
ガレージキットとは一般的に販売・流通していないマニアックなキットを原型師さんが特別に生産(作り出し)したもの。
量産が困難な個人での製作なので、値段も1万円〜数十万円する極めて高価なキットとなります。
またパーツは一般的なプラスチックではなく、複製されたレジンパーツ等で出来ており、通常の組み立て作業とは異なります。
そのため非常に工作が難しく、接着剤や真鍮棒を駆使しながら製作していく特別なキットとなります。
あくまで原型師さんが個人で作り出したパーツを製作していくことになるため、
パーツの成形加工(気泡を埋める、歪んだパーツの形を整える等)を施すのが基本となります。
ある程度の技術と知識がないと組み立てることさえ困難な上級者向けのキットとなります。
■ガレージキットの長所・短所
長所・・・極めてマニアックなキットが存在する・製作後の達成感が半端ない・改造のし甲斐がある・など
短所・・・極めて高いマニア向けな値段・物にもよるが製作は半端なくつらい・レジンなど人体を害する危険な作業となる・など
↑作り方は”自分しだい。”
こちらはNealが製作したガレージキット「ウーンドウォート」です。
固定キットだったものを可動タイプにフル改造してあります。
工作は非常に難しいため上級者向けのキットとなります。
↑*現在ヤフーオークションやAmazon等で海賊版(海外再生産)の出品が横行しています。
サンライズやバンダイに許可を取らず製作したものを販売したり、
原型師さんのキットをそのまま複製し、粗悪品にも関わらず不当に販売するという非常に悪質な行為です。
これらはもちろん違法です。購入者は違法行為に加担することになります、絶対にやめて下さい。
”海外再生産品”などと書かれているものを”絶対に購入しないで下さい。”
値段が安いというだけで悪魔に魂を売り、モデラーとしての心を失わないで下さい。
多くの人を悲しませて得をするのは購入者ではありません、むしろ購入者が馬鹿をみるのです。
海賊版を販売している側は笑っています、そのことに”気付いて下さい。”
正規品にはしっかりとした「箱・版権シール(*)」が付属しています、これらを必ず意識して下さい。
*↑こちらが正規品の版権シール「サンライズ・ガンダムの顔」等の表示がないものは全て海賊版に相当します。
(*特に海外で製作されたものはほとんど、改造パーツなども。)
当サイトは海賊版への認識をもっていただきたく、海賊版反対の撲滅運動に参加及びサイト上にて行っております。
当サイト上のガレージキットは全て正規品です、「箱・版権シール」の画像を記載し、正規品であることをあえて表示しております。
海賊版を製作したとの疑いをかけられたくないのであれば、「箱と版権シール」を記載するなどの対応をしていただきたく思います。
海賊版を撲滅するには”買わないこと”です、大切な模型業界を”我々良識あるモデラーたち”で守っていきましょう。
最後に
お疲れ様でした。
ガンプラには多くの種類があります、刻の流れとともにガンプラも進化し新しいジャンルが生まれたり多様化しています。
初心者は比較的新しいHGやMGをチョイスしてみると良いでしょう。
最近では食玩キットなんてのも出てきていますね。
一度模型店などに行っていろんなガンプラを見てくるのも良いでしょう!
<LESSON 2 クリア!>
おめでとうございます、LESSON2クリアです!
■「LESSON 2」をクリアしたら、次の「LESSON 3」へ進みましょう。
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