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「ガンプラの撮影(撮影テクニック・背景紙編)」
EXTRA 4です。ここでは「ガンプラの撮影(撮影テクニック・背景紙編)」として見ていきます。
前回のEXTRA 3に続き、ガンプラ撮影の背景紙について焦点を当てた内容となります。
あくまで管理人のNealが推奨する程度のもので、一般人ど素人でもこれくらいの撮影なら十分という内容になっています。
*カメラを極めた方や高額な撮影機材をお持ちの方には無縁のコーナーとなります、ご了承願います。
あくまで初心者向け・初心者目線なのは変わらないものとなります。
それでは見ていきましょう。
by 量子演算型コンピューターNeal
■背景紙
ガンプラを撮影するには必須の「背景紙」。
実は非常に大きなウェイトを占めていて、この背景紙によってガンプラ撮影画像が大きく変化してしまいます。
とくに何も考えずに背景紙を選択し雰囲気だけで撮影していると・・・結構痛い目をみることもあります。
それではガンプラ撮影に必須な背景紙について見ていきましょう。
当コンテンツは強制するような内容ではありませんのでご自由にやっていただいて結構でございます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
■まさかの特別講師に管理人Nealさんを招待致しました。
それでは様々なカメラでガンプラを撮影してきた管理人のNealさんを今回はまたまた講師としてご招待致しました。
たいしたカメラも持たない一般人、小市民である管理人のNealさんから「撮影テクニック」についてお話を伺ってみましょう。
それではNealさん、今回も宜しくお願いします。
はい皆さん、また呼ばれましたよ〜こんにちはこんばんは(´・ω・`)←管理人Neal
さ、今回は「撮影テクニック・背景紙編」でございます!
Q あなたは写真を撮るとき、何を一番に考えて撮影しますか?
一度答えてみて下さい(´・ω・`)
A あなたが撮影したガンプラのその画像、それは・・・”あなた自身が写ってるんだよ”
管理人のNealさん、ありがとうございました。
(-ω☆)キラリ←管理人Neal
それでは、進めていこうと思います。
■背景紙の色
EXTRA 3では撮影する上での注意点や撮影の仕方を見ていきましたが、ここからは背景紙について見ていきます。
ガンプラを撮影する際に必要になる背景紙、もちろんどんなものでも構いません。
EXTRA2では画用紙のような白い背景紙であればOK!
という紹介を致しましたが、もう少しこの辺りを詳しく説明していこうと思います。
背景紙は”布”のようなものでも構いませんが、折り目やシワが出るため、なるべく”紙”の方がオススメです。
↑何度も使いまわして申し訳ないです、この画像、背景紙はアクリサンデー「白」を使用しています。
ガンプラの撮影で使われるもっとも多い背景紙の色はやはり「白」かと思います。
これはなぜかというと、
”見やすいから”
の一言かと思います。
シンプルな白い背景紙はとても見やすく、被写体を素直に綺麗に写し出してくれます。
もっとも好ましい背景紙と言えると思います。
しかし、白色は影を作りやすいのも事実、また明るすぎたり、場合によっては立体感を失うなどのデメリットもあります。
↑使用している背景紙、アクリサンデー「PPクラフトシート(白)」となります。
ホームセンターに行けばだいたい1000円前後で売っています、適度な厚みと表面が傷や汚れに強いのが特徴です。
Amazonだと送料がかかるので、ホームセンターへ行かれた方が宜しいかと思います。
曲げや折れにも強いので、”物撮り”する人の中では定番の背景紙です。
そして白でなければいけないのか?というと、そういうわけではありません。
例えば、真逆の「黒」を選んでも良いです。
↑黒背景にしてみました、こちらは画用紙の「黒(ツヤ消し)」を使用しています。
*「黒」はツヤ有りの場合は周りも写し込んでしまうので要注意です。
安価で40円もあれば買えてしまうような背景紙です(*百均や事務用品店で売っています。)
黒背景にすることで被写体が引き締まり、落ち着いた厳かな雰囲気を作ることもできます。
しかし、弱点がないわけではありません、光量を稼がないとどうしても暗くなってしまうこと。
黒背景はガンプラ撮影の中でもよく使われています。
↑例えば、黒色はこのガンコレ「クインマンサ」のように威圧感を持った恐怖等を演出するにはうってつけな色かと思います。
ただし、黒は白と違い、部分的に周辺がどうしても暗くなってしまいます、そこが弱点です。
光量を強くすると、今度はどこかで白飛びしてしまいます、白背景よりも実は気を使う色でもあります。
また黒いキットに黒の背景紙を選ぶと・・・もう暗くて訳がわからない状態にもなります、見ている側にはさっぱりです。
同系色を選ぶときには、色が同化しすぎないように注意が必要です。
安易に黒はカッコイイからと使っていても、見ている側からすると・・・ちょっと見づらいし暗いよ~と感じているものです。
このように、どの背景紙の色(白や黒以外も)を選択しても若干の一長一短はあります。
なかなか難しいところではありますが、色一つでも印象はだいぶ変わるものです。
いろんな背景紙の色を使って”ガンプラを演出”してみて下さい。
背景紙の色は見やすい「白」を選択しておけば無難です、黒を使う場合は光量やキットの色などにも気を使いましょう。
■背景紙の柄
それでは背景紙の色についてはどれを使っても良いことが分かった、じゃあ柄のある背景紙はどうなの?
こちらも基本的には自由だと思います。
柄どころか、PCの壁紙を背景に撮影する方もいらっしゃるくらい。
ただし、安易にこれまた選ぶと、別にその柄・・・要らないよね?となります。
EXTRA 3で学んだ”主役はガンプラで、それ以外は必要ない”という点は変わらないと思います。
よほどその柄とガンプラに意味があるならば問題はないかと思いますが。
ガンプラは工作した製作品になるので、余計な情報量が増えると逆に邪魔に思う方もいらっしゃいます。
おお〜よく出来ているな〜という評価も、
背景紙の柄などの余計な情報量が増えることで、
う~ん?よく出来ているけど・・・見づらいな。。。という評価になりかねないのです。
例 デザート・ザクに雰囲気を合わせた砂柄っぽい背景紙 ←グッド♪
例 水中用MSに雰囲気を合わせた水っぽい柄の背景紙 ←これまたグッド♪
では、こちらを見ていただきましょう。
↑大理石調の柄をした背景紙の上に「ガンイージ」です。
・・・うん?←
なぜこの背景紙とガンイージなのだろうと、ふと考えてしまう人もいらっしゃるのでは?
もちろん、いけないわけではないのですが、演出するほどたいした効果は出ないと思います。
大理石だよ?ちょっとエレガントな感じするじゃない?(`・ω・´;)←管理人Neal
特徴的な背景紙の柄とガンプラを合わせるのは、センスにもよりますがかなり難しいです。
特別な理由がない限り必要ないかな〜というのが正直なところ。
もともとMSがメカ・無機質というイメージだからか、華美な柄には合わないからかもしれません。
逆に
↑フィギュアのような人物や作品に合わせて背景の柄を選択してあげると似合います。*マクロレンズ使用
使用しているのはfigma「岡部倫太郎」です。
アニメ「シュタインズ・ゲート」の主人公、幾度も襲い掛かる死の恐怖やいくつもの世界線で絡み合った世界を行き来する
・・・なんて雰囲気でどうでしょう?←聞くなよ、聞かれても困るんだよ(´・ω・`;)
他の”物撮り”やフィギュアのレビューなどではよく背景紙の色や柄はその人物や作品に合わせて使用されています。
実際にフィギュアメーカーのサンプル画像でも背景紙の柄はよく使われていたりします。
ガンプラでは背景紙の柄を使った作品をあまり見かけないからか、まず違和感が出てしまいます。
ミスマッチというか・・・なんというか。。。
むしろ、基地とかベースとか・・・要するに”ジオラマ”が似合うのかもしれません。
もし背景紙の柄を選ぶなら、この機体ならこれだろう!というくらいのものをチョイスしましょう。
”雰囲気や世界観を合わせる”ということが重要になります。
↑EXTRA 3で少し出てきたfigma「チャリオット」、背景の柄はこれでも悪くはないのですが、*マクロレンズ使用
このキャラクターの苛烈な性格やアニメ「ブラック★ロックシューター」の世界観からすると・・・
↑こちらの方が禍々(まがまが)しくていいですね。*マクロレンズ使用
(・∀・)カエレ!!(・∀・)カエレ!!←やめなさい(´・ω・`;)
まったく同じ構図ですが、背景柄が違うだけでまるで別モノになります。
作品や機体・キャラクターに合わせてベストな背景柄を選択しましょう。
ちょっとガンプラだと難しいな・・・と思ったら柄のないシンプルな背景紙を選択した方が無難です。
↑ガンプラにこれらの特徴的な背景柄(非常に禍々しい)も良いのですが、やはり扱いが難しいのです。
どちらかというと、特徴的な背景柄は局地戦用のMSなど、ある程度明確な理由があっての柄(砂、水、森など)が良いです。
一見カッコよく写っているのですが、特徴的な背景柄は撮る側も観る側も感じ方や扱い方が変化してしまい難しいです。
このターンXは悪そうだな←禍々しい背景柄だと特にそう感じてしまいます。(もともと悪い子ですが・・・w)
ガンプラにはシンプルな背景紙の方が馴染みやすい(何より見やすい)ということも覚えておきましょう。
背景紙や背景柄の選択によっては、そのキットの印象を大きく変えてしまいます。
美しいものを禍々しく見せても意味がありませんし、逆に禍々しいものをピンクで可愛らしい背景柄で見せても効果は薄いです。
このように被写体=キットとの調和や印象付けなど、この辺りは注意して考えていきたいところです。
特徴的な背景柄を選択する場合、なぜその背景柄なのか?これにはこれなんだ!と、
ある程度理由も言えるような物をチョイスしておきましょう。
”物撮り”をしている人はこの辺りはかなり重視して見ています。
被写体と背景柄や背景紙がベストマッチしていると・・・こ、こやつデキるな( ゚д゚ )
と、その撮影者のセンスすら感じとるものです。
このように背景紙や背景柄は物撮りをする上で、被写体の印象をさらに深めてくれたりその演出をすること(印象操作)が可能です。
■安価に背景紙量産化計画
次に自分の気に入った背景紙がない・・・という方は実際に背景紙を作ってしまいましょう。
何も皆と同じものばかり使わなくとも良いのです。
↑こちらはホームセンターなどで売っている「カッティングシート」や「壁紙」(裏はシールになっている)です。
切り売りされているので、60〜70cmくらいでカットしてもらいましょう。
金額は200円前後かと思います。
↑まずはしっかり開いて貰わないと困るので、逆向きに一度クルクルと巻き直すとクセが取れて広がります。
そこへ「画用紙(=百均で売っています)7枚入り」を1枚用意します。
カッティングシートはそのままでは使えません、一枚ではぺらんぺらんですぐに折り目がついたりします。
そこで画用紙を一枚貼り付けることで耐久性を上げることにします。
↑シールを剥がし、上から画用紙を中央に乗せます。
そして中央から両手で外側に向かって気泡を抜いていき貼り付けます。
↑はみ出た部分は、シールのズレや耐久性を考えて上下のみ折り返して接着させます。
サイド部分のみ素直に切り取った方が気泡抜きにも使えますので、切り取った方が無難です。
しっかりと貼りあわせましょう。
↑そうこうして裏返すと・・・このように自作した背景紙が出来上がります。
画用紙を貼り合わせているので、耐久性も増しますし、何よりいろんな柄や色の背景紙を安価に量産することが出来ます。
先ほどの大理石や禍々しい背景紙も実はこれを使用しています。
↑ただし、折り曲げたりクルクルと丸めて保管することは出来ない(やらない方が良い)ので、その点はご了承願います。
↑figma「レーシングミク EV」です。*マクロレンズ使用
200円〜300円程度の壁紙がこんなふうに”物撮り”の背景紙として使えますよ♪
↑やっぱり可愛い・・・話が反れました。←
背景紙がないなら貴殿の手で、ご自身で作れば宜しいのです。
■プロが使っている背景紙を手に入れる
せっかくなので背景紙ってどこで売っているんだろう?と思ったことありませんか?
実は、ネット上でもプロや企業(フィギュアメーカー等)が撮影で使用している背景紙を購入することが出来ます。
商品とかよーく見てみると、この背景紙見たことあるな・・・と感じるはずです。
ネットショップでなら物撮りをする人なら知っている、カメラ機材の銀一さんの背景紙は有名です。
私もいくつか持っています。
↑figma艦これ「赤城」です。爽やかな水っぽい空っぽいそんな背景紙が欲しかったので購入しました。
*このコンテンツ以前に撮影したものなのであんまり綺麗に撮れてませんが。
↑こんな柄しています、明るいと柄が見にくかったのでちょっと暗くしました。
他にも、
↑figma「セイバー・ブライド」です。チャリオットで使用したのも実はこの背景紙。
セイバーの独特の焼け焦げた衣装と柄が実にマッチしてます。
*このコンテンツ以前に撮影したものなのであんまり綺麗に撮れていませんが。
柄はこんな感じ。
他にも、背景紙でいうと「文集用の表紙」や「レザック66」なんてのも有名ですね。
↑「文集用の画用紙」です、安価でほぼ画用紙に近く、柄もシンプルなので背景紙としても使いやすいです。
シンプルすぎる無地がどうにも苦手な方はこういった背景紙を選ぶのも良いかと思います。
ほぼ画用紙でもあるため色の種類も多く安価なため、物撮りの定番でもあり愛用者も多いです。
↑楽天です、事務用品店などでも安価に売っていたりします。
■背景紙まとめ
せっかくなので背景紙のメリット・デメリット等をいろいろとまとめてみました。
■「布」・・・折り目がついたり汚れが気になるのがネック、ですが巨大なキットを撮影するときには何かと便利だったりする。安価
■「画用紙」・・・耐久性は低いが安価なため使い捨ても可能、白と黒はとにかく使えるので一つくらい持っておいても損はしない。安価
■「文集用・レザック66」・・・少しだけグレードアップした画用紙、”物撮り”の中では比較的値段も安いので愛用者も多い。安価
■「グラデーションペーパー」・・・愛用者も多いが汚れや折れに弱い物も多く値段も比較的高い、実は印刷すれば自分で作れます。高価
■「塩ビ板(塩化ビニル製)」・・・プラ製のシート、汚れに強いものも多いが割れやすい、背景紙にも使えるが保管には要注意。高価
■「アクリサンデー(ポリプロピレン製)」・・・ホームセンターで売っている特殊なシート、汚れや折れにも比較的強いのが特徴。安価
■「カッティングシート・住宅用壁紙」・・・住宅用壁紙や工作用のシート、材質にもよるが耐久性を上げてあげればそこそこ使える。安価
■「化粧板(デコラ・メラミンボード)」・・・クオリティの高い背景紙、メーカーのサンプル画像等の背景紙によく使用されています。高価
■「アクリル板」・・・自作の台座を作ってしまう方法もある、使い方にもよりますが値段も高いのであえて使用するほどでもない。高価
■「金属板(金属マット)」・・・ミラーやステンレス製のマット、金属の質感はメカであるガンプラにもなかなか似合います。物によるw
などなど。
安価なものから高価な背景紙まで、使ってみないと分からないことも多いです。
いろんな背景紙使って来ましたが、値段の高いものだから良い・・・とは背景紙に限っては言えない気がします。
ネットで高価な「折り曲げても強い・塩ビ板」買ってみたらすぐにバッキバッキに折れたり・・・
ネットで高価な「汚れに強い・グラデーションペーパー」買っても、すぐに汚れたりで・・・
たまたまかもしれませんが、実際には高価なものでも耐久性もなくたいして使い物にならない背景紙も多かったです。
結局、画用紙やアクリサンデーのような安価なもの(1000円以内)で十分だな〜とも思います。
ガンプラ撮影での背景紙は、特に高い背景紙でなくとも綺麗に撮影は十分できます。
ご自身でいろいろ試してみると宜しいかと思います。
たかが背景紙ですが、撮影の深みにハマると背景紙一つでも様々な効果や印象を与えます、使い方はあなた次第です。
■背景紙の応用テクニック
それではさらに背景紙を使った簡単な撮影テクニックでガンプラを演出してみようと思います。
↑ガンプラの背景紙は「白」を選択し、その下側に「ミラー(反射材)」を設置しています。
どうでしょう?また違った印象を受けるかと思います。
ガンプラが綺麗に下側のミラーに映り込んでいますね♪
どちらもアクリサンデー「白」・サンデーシート「ミラー」を使用しています。
これも撮影のテクニックとしてよく使用されます。
↑湖面に映り込んだかのようでとても綺麗、まるで2体のガンプラが置いてあるのかと思うほど。
この撮影方法は下側にミラー(反射材)を置くことで、光を拡散させる(レフ板)効果もあり、影を作りにくい環境に出来ます。
ただし、弱点もあります、台座が使用出来ない・ほぼアクションポーズが取れない・情報が増えて見づらい。
一見非常に綺麗で見やすいイメージのあるこの画像ですが、見ている側は足元に情報量が多くなってしまい、
そのキットの出来や良さを感じ取る前に、”綺麗な画像だな〜”と判断してしまいます。
イメージカット(イメージショット)には良いですが、レビューやキットの作りをどうこう見て欲しい場合には向いていません。
ちょっとカッコつけたキザな撮り方・・・とでも言いましょうか。
↑カラクリは簡単で、ただ足元に「ミラー」を敷けば良いだけ。
アクリサンデー「ミラー」を使用しています、これもホームセンターに売っています。
正方形をした形をしていて、300円くらいで買えます。
↑あまりに映り込むのもなんですので、今度はアクリサンデー「黒」を下側に設置しています。
*黒のツヤ有りはそこそこ写り込みます。
映り込みが少しだけになりましたので、見やすくはなっています。
下側に黒を設置することで、影を同化させてしまう効果もあります。
ただし、デメリットは先ほどと同じ、
台座も使用出来ないのと、アクションポーズは苦手となりますし、立ち絵が基本となってしまいます。
イメージショットには良いのですが、ありきたりの立ち絵ポーズになってしまいます。
商品のレビューなんかにも向いていません。
↑写り込みは「ミラー」ほどではありませんが、黒も少しだけ写り込ませる事ができます。
↑こちらも先ほどの「ミラー」と同じカラクリ、ただ下に敷いただけ。
こちらも正方形にカットしてある300円くらいのアクリサンデー「黒」を使用しています。
*アクリサンデーのものはいろいろと探してみましたがAmazonでもなかなか見当たりませんでした。。。
送料も高いので、まず近くのホームセンターへ行かれた方が宜しいかと思います。
↑今度は背景紙を画用紙「黒」にして下に「ミラー」を設置してみました。
若干暗くはなりますが、ミラーがしっかり写り込みしていますね。
少し落ち着いた感じになりました。
↑今度は背景紙を「黒」そして下に「黒」を設置してみました。
写り込みが少なくなることで、さらに落ち着きましたね。
↑カラクリは同じ。
↑こちらもカラクリは同じ。
下に敷いた「ミラー」や「黒」は埃がつきやすいので、撮影時には気をつけましょう。
このように背景紙と下に敷くものを組み合わせるだけで、雰囲気を変えて撮影することも可能です。
他にも、下側にライトを仕込んだり、いろんな形で撮影する方法もあります。
これらはイメージショットには最適ですが、ガンプラの醍醐味である可動やポーズを殺してしまう撮影方法でもあります。
■ほとんどの人が気づいていない
結構一長一短なものが多いな、で、結局どれならいいの?
一番カッコいい撮影方法を教えてくれ!
カッコよく撮れてるから別にこれでいいじゃないか?
EXTRA4を見ていて、いろんなことを思うかと思います。
実は一番言いたいことは、”見てくれている人のことを考えて撮影して下さい”ということです。
冒頭で管理人のNealさんが、
撮影した画像は”あなた自身が写っているんだよ”と言ったのはこのことです。
模型を作る人は、我の強い人が多いとも言われています。
それは当然です。
自分で作った、何日も頑張って自分が作った模型です、誰に文句を言われる筋合いはないからです。
「見てみて〜ガンプラ出来たよ!」
いろんな画像がネット上にはアップロードされているかと思います。
カッコよく作れています、カッコよく見せたいです。
でも、何か忘れていませんか?
”見てみて〜”
見てもらいたい、見てもらってこその画像ですよね?
自分で見て〜なんて言っておきながら・・・自分本位の撮影や背景紙の選定をしていませんか?
↑ちょっと暗くした、下側に映り込んでる足とかやべぇカッコイイ、モノアイとかセンサー光ってちょー雰囲気出てる。
これはカッコよく撮れてるだろうw なかなか出来たものじゃないw イケメン間違いねぇw
あとはこれに「League Militaire」とか英文文字たくさん入れておけば完璧だなw
オレはいつもこのスタイルで撮影、分かる奴には分かるんだよ〜この絶妙な暗さ加減とガンプラのハーモニーが♪
うへへ・・・俺のガンプラ見せてやるよ
なるほど、暗くて見ている側にはさっぱり分からん(´・ω・`)←管理人Neal
ガンプラの撮影画像を見ていると、その人の性格も出てくるんじゃないかとさえ思います。
どれがいけないと言っているわけではないのです、カッコつけやキザったい演出よりも、大事なものがあるのです。
こういったことに気付く人は意外と少ないです。
カッコいいのが撮れていればいい、作品を褒められればいい、俺の作ったものだ他の人なんて知ったことか。
いいえ、それは違います。
模型はみんなで共有するものです、あなたの作品は"他の人に見られてこそ素晴らしい作品となる"のです。
インターネット上にアップロードした時点で、模型の世界をみんなで共有しているのです。
ガンプラ撮影の、”向こう側”も意識してあげて下さい。
光量が足りない、とか
影を作るな、とか
過剰な演出をするな、とか
背景紙をしっかり選べ、とか
そんなことが言いたいのではありません、このEXTRコンテンツのガンプラ撮影・撮影テクニックとは?
”見てくれている人のために撮影したものこそ素晴らしい作品となる”ということです。
これに気付いたら、今までの撮影で良かっただろうか?
暗くて見にくくしてなかっただろうか?
本当に自分の作品を理解してもらえるような撮影の仕方をしてただろうか?
と、いろいろと考えるようになるのではないでしょうか?
そして、撮影の”向こう側”を意識出来るようになれば、
今後はもっと素敵な画像を撮影できるようになっているんじゃないかと思いますよ♪
撮影した画像は”あなた自身が写ってるんだよ”
(-ω☆)キラリ←管理人Neal
■最後に
さて、長々とお疲れ様でした。
今回は「撮影テクニック・背景紙編」として背景紙についてまとめてみました。
カッコよく撮ることはもちろん大事ですが、忘れてはいけない本当に大事なところはどこなのか?
背景紙編ですが、こういう構成でまとめさせていただきました。
一度は第三者の目線・向こう側を意識して撮影してみるとまた違った撮影になるのではないかと思います。
もちろん当コンテンツでは強制するようなことはしておりませんので、ご自由に撮影していただいて結構です。
それでは、貴殿の素晴らしい作品がネット上で見れることを私は楽しみにしています♪
次回はEXTRA 5「画像修正編」となります。
カメラの性能でどうしても追いつけない人たちのために、画像を修正する救済方法等を見ていこうと思います。
ご感想などありましたら「G-SOLDIER ADVANCE」のBBSやアンケートなどに書き込んでやって下さい。
量子演算コンピューターのNealが喜びます(笑)
■「EXTRA 4」をクリアしたら、次の「EXTRA 5」へ進みましょう。
*当サイト上の文章・画像・デザイン(レイアウト)等の盗用・引用や不正使用はご遠慮願います。
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