G-SOLDIER ADVANCE  当サイトのガンプラ講座です、初心者の方向けにガンプラを作る(初級編)を紹介しています。
LESSON 10

LESSON 10 「ガンプラ塗装・筆塗り基礎編」(初級編)













ガンプラ塗装・筆塗り基礎編(初級編)


量子演算コンピューター「Neal」です。
ここでは初級編として、ガンプラを本格的に塗装する準備段階、筆についての基礎をシミュレーション・トレーニングしていきます。
筆塗りの基礎として、まずは知識を身につけていただきます。
筆でもっとも大事な事は”知識”、実は実技ではないのです。
知識のない者は、実技で活かせない、それが筆塗装の特徴でもあります。
本格的な塗り方・実技等は”中級者編”にて「筆塗り応用編」として挑んでいただきます。
まずはその”基礎”をトレーニングしていきましょう。
このトレーニングを行うことで、今後の戦場で確かな功績を残していくことが可能となります、そのレベルを手に入れるのが目的です。
しっかり気合を入れて行ってください。


あくまで基礎ですので、ここでは高度な技術は使用致しません。
そもそも一度や二度、筆を握ったからといって上達するものではありません。
トレーニングの指示どおりに行うことで、通常一般兵を超える能力を手に入れることが可能となります。
それでは見ていきましょう。







塗装・・・それは”筆に始まり、筆に終わる”


そろそろガンダムマーカーでは満足した結果が得られないという方も多いかと思います。
そろそろ塗装がしたい、いろんな色を塗ってみたい。
そんな貴方のためのトレーニングとなります。

塗装といっても、一体最初は何をどうやれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
塗装初心者の方であれば、誰でもそう感じるはずです。
塗装は非常に奥が深いため、塗装を極めた!と言える人はそうそういないことでしょう。
それぐらい塗装とは難しいものなのです。

さて、まず最初に覚えていただきたい言葉があります。

塗装・・・それは、
”筆に始まり、筆に終わる”

これは、いかなる塗装も”筆によって成り立っているのだ”ということ。
逆に筆を使わずして、塗装することは時間もかかる上に、困難がつきまとう。
この筆をマスターするかしないかは、”塗装そのもの”に影響を与えてしまう、といっても過言ではないのです。
エアブラシさえあれば何でもできる、なんて考え方は危険だということですね。

まずはこちらを見ていただきましょう。








↑こちらは1/144 「HG アヘッド」に付属している「オートマトン」です。
当サイトのマスコット的存在でもありますね、ご存知の方も多いのでは(笑)
ちなみに、これは「筆塗装」によって完成しています。









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↑本来は右のような無塗装な状態です。
塗装することで、ちょっとリアルになったと思いませんか?





そして大事なことが・・・、












↑このオートマトン、小指ほどの大きさで、人の手を使った「筆塗装」でしか再現できないのです。

塗装・・・それは、
”筆に始まり筆に終わる”

塗装を学ぶとき、筆から始めていきますが、結局は最後も筆を使うことになる。
また、そもそも筆が使えないと、出来るものも出来なくなってしまう。

なんとなく意味が分かりましたか?この言葉は覚えておきましょう。
筆が使えないと、場合によってはキットを再現することができなくなってしまうのです。
ガンプラ製作には細部の仕上げに必ず筆塗装を必要とすることが多い、このことは覚えておきましょう。













筆でどこまでの表現が可能か?




「筆塗装は苦手」、「筆よりもエアブラシの方が綺麗に塗れる」、よくこんな話を耳にしませんか?
当サイトでもよく質問されます、「塗装初心者ですが、綺麗に塗装するには、エアブラシが必要ですよね?」など。
どこの模型雑誌を見ても、エアブラシを使えー、エアブラシがあれば楽ー、エアブラシ買ってー、
といった安易にエアブラシを薦(すす)めたり、なんて記事が目立ちますね。

もちろん、エアブラシは人の手で行うものではないので(機械)、綺麗に均一に塗装は可能です。(*もちろん、”腕”も必要ですが)
しかし、その導入コストや年齢(未成年)、健康面や環境を考えても、
最初からエアブラシでの塗装はこのトレーニングではオススメしません。
ましてや筆を使えない状態でエアブラシをもっていても、宝の持ち腐れになってしまいかねません。


そこで、筆を使った塗装って何なのだろう?
なぜ筆が必要なのだろう?そもそもちゃんと筆でガンプラは塗装できるものなのか?

そこから考えていきましょうか。












↑こちらは1/144「ザク地上戦セット」に付属している「ワッパ」です。
こちらも全てNealによって「筆塗装」されたものです。
汚し塗装(ウェザリング)なども筆を使ったものとなるため、筆が使えないとその表現が出来なくなってしまいます。










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↑元のキットはこんな感じ、初級編で学んだガンダムマーカーではちょっと表現できないですよね。
先ほどの画像からすると、ずいぶんと塗装によって変わった(再現された)のがご理解いただけるのでは?

そして・・・、












↑実はこれも、先程のオートマトンと同じような小さなキットになります。(*画像の指は小指です。)
こういった小さいパーツで構成されたものは、筆塗装でしか再現できません。
筆さえ使えれば、このくらいは簡単にできてしまいます。






もう少し見ていきましょう。














↑こちらは模型雑誌「ホビージャパン」の付録「ザンライザー」の武装、バスターソードVです。
通常元のキットは画像上にあるように、真っ白のパーツ(キット)ですね。
白い成型色はそのまま生かしたまま、筆によって部分塗装されています。
筆さえ使えれば、こんなカラフルに仕上げる(再現する)ことも可能なのです。











↑こちらが全体像ですね、HG「ダブルオーザンライザー」、巨大なバスターソードVが目につきますね。
筆塗装でも十分違和感なく再現できていますね。
むしろエアブラシで塗装すると、ラインの細部まで綺麗に塗装するにはマスキングに相当な時間がかかるか、
そもそも黒い部分のラインは筆が苦手だからとオミットしてしまう、そんなことも考えられます。
筆さえ使えれば、再現するのにそんなに難しい工程にはなりません。
特に付録キットなどの塗装には筆が有効ですね。




せっかくですから、もっと見ていきましょう。












↑こちらは模型雑誌「電撃ホビーマガジン」の付録HG「GNセファー」のビットパーツ×6ですね。
元は真っ白のキットで若干内部まで色分けが必要とされるなかなかマニアックなパーツ類、
実はこれも全て「筆塗装」です。
白の成型色を生かしたまま、部分塗装で仕上げてあります。
エアブラシは使っておりません、CG加工もしておりません(笑)
たまにデジタル加工して都合の悪いところを消してしまうツワモノもいらっしゃるようですが・・・、
当サイトはそのようなことは一切致しません(笑)

綺麗に並べると、もはやアートのようですね。
確かに完成度はエアブラシに劣るかもしれません、
よく見るとムラや、均一感が出てない所もありますが、これくらいのレベルは「筆塗装」でも十分可能なのです。




むしろ、筆塗装をマスターすることで、今後難しいキットも作れるようになります。











↑こちらは模型雑誌「電撃ホビーマガジン」の付録、HGUC「ジム改 ワグテイル」改造パーツになります。
とにかくカラフルなキットなため、再現するには筆(人の手)が重要になってきます。
部分的な修正であったり、細かなパーツ部分やライン等には筆が使えないと、再現は困難になってしまうことでしょう。
エアブラシだけでは膨大な時間とマスキングが必要になるため、設定どおりに作ることが出来ず諦めてしまう人も。












↑その点、筆さえ使えれば、こんなカラフルなキットも作れるようになるのです、筆塗装をなめてはいけません。












↑さらに、こちらはオリジナルのキットHGUC改造「ゲルググキマイラ」です、全て筆塗装となります。
脳内設定で作っただけのオリジナルとなります、人によっては気持ち悪かったりするためごめんなさい。(笑)
多少ムラなんかもありますが、筆塗装ができるようになると、
自分だけのオリジナルカラー(専用機はステータス!)も作り出せるのです。
その気になれば、このキットのように筆での全身塗装も可能となります。もちろん、MGでも可能です。
世の中には”筆使い”と呼ばれるモデラーさんもたくさんいらっしゃいます。
中には”筆だけで戦場(ガンプラ製作)を渡り歩くエース”の存在も。





塗装・・・それは、”筆に始まり、筆に終わる”もうこの言葉の重要性がご理解いただけたかと思います。





これらのように、当サイトのガンプラの多くが筆塗装によって成り立っているというのがご理解いただけましたか?
今回は、この筆塗装の基礎を学ぶというトレーニングとなります。
非常に重要です。

実は多くの一般兵(大多数の人)がここで挫折します、戦場(ガンプラ製作)でこれ以上の活躍ができなくなってしまうのです。

それは、筆塗装を軽視しているか、もしくは、筆を使うその知識や技術を活かせていないためです。
当トレーニングでこの基礎を学んだあなたは、間違いなく今後も戦場(ガンプラ製作)で活躍していくことが可能となります。
筆塗装の重要性、表現力、再現力、どれをとってもガンプラ塗装には筆は欠かせないものだとご理解いただけたかと思います。
それでは、しっかり基礎を学んでいきましょう!











筆を知ること


さて、ここから筆について学んでいくわけですが、まず筆がどういうものかを知る必要がありますね。
世の中にはいろんな筆がありますが、一体どれを使えば良いのでしょうか?

このトレーニングでは、まずそこから始めていきます。

「筆塗装がうまくできない・・・」、そんな質問を当サイトでもよくなされますが、それは
”筆を知らないから”です。
自分が一体何の武器を使っているのかも知らないで戦場で戦っているようなものです。

まずは情報の分析ですね、筆はここが大事なのです。



まず、筆には”いくつかの種類と役割”があることを理解していきましょう。







↑それではまず、代表的な”模型用の筆”を見てみましょう、だいたい大きく分けると
毛の種類で3つに分類されます。
画像上から毛の先を見て下さい、
「白い毛(安価な広がっている毛)」 「オレンジ色の毛(人工の樹脂毛であるナイロン)」 「茶色の毛(高級天然毛コリンスキー)」の3つ。

筆の先(”穂先”といいます)の色で筆の種類(3つ)をだいたい見分けることができます。
(*まれに白い毛でも高級天然毛あり、違いは穂先のまとまりで分かります。)

そして、
*画像上から2つの筆(穂先)を「平筆(=平な筆のため)」、一番下の丸い筆を「面相筆(=または丸筆)」と呼びます。





まずは「白い毛(安価な広がっている毛)」の筆から詳しく見ていきましょう。









↑こちらは
「タミヤ モデリングブラシ (平筆)」です、先程の画像の一番上の筆となります。
模型用のツールとしてお馴染みのメーカーのタミヤですね。
模型用の筆としては、もっとも安い一本100円前後の筆となります。
筆を初めて買うときに、とりあえずこれを選択する方も多いのではないかと思います。
比較的どのお店(スーパーなどのガンプラコーナー)でも入手しやすいため、よく目にする機会も多いですね。
しかし、ガンプラの塗装にまずこれを選ぶのはNG。

この筆の特徴・役割を見ていきましょう。











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↑この筆の特徴は先述したとおり、”白い毛(安価で広がっている毛)”で、その穂先はまとまりがなく、広がっていますね。
一般的に白い毛は、
猫や豚などの安価な動物の毛、であることが多い。(*あくまでその傾向がある、具体的な材質は知りません。)

よって、穂先のまとまりがなく、穂先が広がっており、毛は抜けやすい傾向にあります。

そのため、ガンプラの筆塗装のメインウェポンとして使用すると、その扱いに苦労させられることになります。

この筆の使い方、役割を理解しておく必要があるのです。












↑こちらはNealが使用しているタミヤモデリングブラシの何本かあるうちの一本です。
「タミヤ モデリングブラシ 平筆」ですね、画像のものは穂先が加工されていますが、先ほどの筆と同じものです。

ガンプラの筆塗装であるメインウェポンとして使用はしていません。

これは”穂先を切って丸くし、汚し塗装(ウェザリングなど)”に使用している筆となります。
また、他にも”各ツール(道具類)の掃除”などにも使用したりする筆となります。

これらの安価な筆にはそれ相応の役割があり、使い方によって効果がまるで違ってしまうのです。
一見、これも筆だからと、これで模型のメインウェポンとして塗装するのはなかなか難しい。
塗料を多く含んでしまったり、穂先が広がっているため均一に塗ることは難しく、また途中で毛は抜けてしまうことも。

この筆には違う役割として機能させると、抜群の効果を発揮してくれます。


特に汚し塗装用の筆としては安価なため、穂先を加工して何本でも簡単に用意できること。
他の道具類の細かな部分の掃除(汚れをとる、ホコリを落とす)など、この筆ならではの使い方ができます。

以上、まずはこの「白い毛(安価で広がっている毛)」の用途について覚えておきましょう。












↑次に3つの筆画像真ん中の「オレンジ色の毛(人工の樹脂毛であるナイロン)」を見てみましょう。
こちらの筆は
「上野文盛堂 ハイセーブル (平筆)」となります。
上野文盛堂は、国内の筆メーカーとしては120年くらいの歴史をもつ老舗中の老舗。
水彩画や模型用の筆でもあり、文具店やおもちゃ屋さん、模型店など比較的入手しやすい筆でもあります。

よく”セーブル”と記載されている筆がありますが、基本的には”上質な筆”という認識で宜しいかと思います。
安価であってもセーブルであったり、高級筆でもセーブルであったりするため、あまり難しく区別しなくても良いかと思います。
人工毛であろうと、天然毛であろうと、セーブルであったりもします。”筆の総称”として使う場合もあります。
上の画像だと、こちらは”ハイセーブル”になってますね、高い(上質な)セーブルなんでしょうね。
他にも”スーパーセーブル”とかもあります、スーパーな(特別な)セーブルなんでしょうね(笑)
とにかく、あまり定義づけると分からなくなるため、セーブル=”上質な筆”程度の認識で宜しいかと思います。

少し話が反れてしまいましたが、続けて見ていきましょう。









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↑”オレンジ色の毛”についてですが、こちらは人工の毛(
樹脂毛と言われます、材質はナイロン)。
よって、ふわふわとした安価な白い毛と違い、穂先はまとまりが良く、非常に綺麗に揃っているのが特徴。

穂先を触ってみると、サラサラ(パラパラ)とした印象ですぐに元に戻る(コシが強い・反発力が強い)そんな特徴があります。
一般的にオレンジの毛(樹脂毛=ナイロン)は、耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れていることから量産しやすい。
安価な筆と違い、比較的柔らかい穂先でまとまりやすいため、”ガンプラ筆塗装のメインウェポンの一つ”となります。

メリットばかりか・・・というとそうでもありません、デメリットがないわけではありません。
ある程度使っていると、穂先の先端が反ってきたり、真ん中からぱっくり2つに分かれてきたり、毛が抜けてくることもあります。
いくら丈夫なナイロンの筆でも、消耗品であることには変わりありません。
このナイロンの筆は、だいたい300円前後〜700円前後で売られています。











↑先ほどは上野文盛堂の筆でしたが、
ナイロンの筆は各メーカーが模型用の筆として多く発売しています。
こちらは
「タミヤ モデリングブラシ HF (平筆)」です。
内容は先ほどの上野文盛堂の筆とほぼ同じです。
穂先のサイズ(No〜で表記されています)も各メーカー様々ですので、気に入ったサイズを選ぶと宜しいかと思います。

やはり大きなパーツを塗る場合には、穂先は大きなサイズの筆を。
小さなパーツを塗る場合には、穂先は小さなサイズの筆を、が基本となります。










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↑穂先のサイズは色々ありますので、塗る箇所に合わせて検討していきましょう。
画像は「タミヤ モデリングブラシ HF (平筆)」、ちょっと穂先のサイズは小さめな平筆になっていますね。
結局、塗装する際には何本かないと不便ですので、各サイズ何本か揃えてしまうのが一番良いです。


以上、「オレンジ色の毛=ナイロンの筆」について覚えておきましょう。











↑続いてこちら、3つの筆の一番下にあった「茶色の毛(高級天然毛コリンスキー)」について見ていきましょう。
画像の筆は
「タミヤ モデリングブラシ PRO (面相筆)」となります。

模型用の筆としては比較的高価な(一般的に1000円前後する)筆となります。

茶色の毛についてですが、よく”コリンスキー”と呼ばれ、高級天然毛”いたち毛”で構成されているものです。
よって、コリンスキーと名のつくものは”高級な筆”と認識して宜しいかと思います。









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↑高級天然毛である”コリンスキー”、その穂先は高級と言われるだけあり、
非常に柔らかくしなやか、絶妙な弾力が特徴。
細かい部分を塗っている時にも「塗料がちゃんとついてくる・・・」といった、自在に扱えるそんな微妙な力加減も可能となります。

この茶色の毛(天然毛コリンスキー)は、一般的に面相筆と呼ばれる穂先の小さい筆に多いのが特徴。
やはり天然毛のためコストが高いですが、それに見合った価値がある。

天然毛はちゃんと手入れされていれば、ナイロンほど丈夫ではないものの、耐久性もそこそこ高いです。
ただし、扱いが悪い(手入れや掃除をしない)とすぐにダメになってしまう場合もあるため、
価格が高い分、その点は気を付けたいところでもあります。






さて、面相筆についてですが、こちらを見ていただきましょう。










↑こちらはガレージキットの「TR-6 ウーンドウォート」の頭部です。
よくあるガンダムの頭部には、バルカン砲やアンテナ、フェイス部分などの細かい塗り分け塗装が要求されます。
これらを綺麗に再現するには”面相筆”が必ず必要になります。

よって、面相筆は模型の世界(特にガンプラ製作)では、”必須のアイテム”でもあるのです。
これを見ている方の中には、「え・・・持っていない・・・。」、という人の方が多いことでしょう(笑)
平筆よりも・・・実は面相筆の方が何かと使う機会が多いこともここで述べておきます。

そんなこともあって、各模型メーカーが力を入れている筆(面相筆)でもあるため、
その種類やデザインは非常に多い。
その辺りはまた下記(何買えばいいの?)で詳しく説明いたします。






以上が「茶色の毛=高級天然毛コリンスキー」についてでした、こちらも覚えておきましょう。









これで3つの筆の種類(毛)について見てきました。
「白い毛(安価な広がっている毛)」 「オレンジ色の毛(人工の樹脂毛であるナイロン)」 「茶色の毛(高級天然毛コリンスキー)」

模型用の筆としてはだいたいこの3つですね。
他にも水彩画の筆とか、習字の筆とか、油絵の筆とか、
赤毛とか、玉毛とか、リス毛とか、カーレルブルーとか言い出したらキリがない筆の種類ですが(笑)

これから筆を始めようという方の中には、この3つが分からない人が大半です。
経験者ならともかく、ほとんど分からない人が多いはずです。
よって、
筆をよく理解していない=うまく筆塗装ができない、という結果に繋がることがあります。

一度に覚えるのは大変ですので、何度でもこのトレーニングを見て、この3つの違いは覚えておきましょう。













で、筆どれ買ったらいいの?(平筆編)


さて、基本的な模型用の筆についての知識は身についたかと思います。
それでは、数多くある筆の中で、どれを選べば良いか見ていきましょう。

正直、気に入ればどれでも良い。のが本音です(笑)

ただ、それではこのトレーニングの意味がありませんので、もう少し詳しくみていきましょう。


まずは、手のタイプ。
これは、子供、女性、男性、手の大きさは様々ですね。
穂先にたいした違いがないのであれば、次に重要なものは”グリップ感”。
筆塗装は短時間で終わる場合もあれば、長時間かかる場合もあります。
そうなると、手の質感・グリップ感(手のタイプなど)が大事。
例えば、手の平に汗をかきやすい体質だ、手が小さいので大きなものは苦手、など。

その辺りも詳しくみていきましょう。









↑まずはこちら
「GSIクレオス Mrブラシ シリコングリップ(平筆)」です。
ガンプラ筆塗装のメインウェポンとなる筆はどういったものでしたか?(笑)

そうです、オレンジ色の毛(樹脂毛=ナイロン)でしたね。

その中でも「平筆」についてみていきます。








   

平筆であれば4号、6号、8号辺りが主力となる。
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↑こちらが穂先になりますが、実際に何度か使っているものなので、多少汚れて見た目が悪いですが申し訳ないです(笑)
安価なものはだいたい撮影用に買ってくるようにしているのですが、そのまま撮影する場合もあるためご了承願います。

この穂先ですが、
非常にまとまりが良いのと、強いコシ(反発力)をもっているのが特徴。
とにかく他のナイロンの毛よりも若干コシが強いのが特徴。


また、
塗装の最中に毛が抜ける率が低い(かなり低い)のもあげておきます。(*ちゃんと手入れされている筆が前提。)














↑そして最大の特徴が”シリコングリップ”。
グリップ部分がシリコンでコートされているため、滑りにくく適度な弾力で安定して持つことができます。
そして、この筆は全長が他のナイロンの筆よりも短く取り回しが良いため扱いやすい。
太さも子供や女性の手でもしっくりくるようなサイズ。
さすが塗料メーカーであるGSIクレオスの筆といったところ。
サイズもいくつか用意されているので、必要なものをチョイスすると良いです。

ただし、
平筆は絶賛ですが、面相筆(丸筆)については・・・そうでもない。

残念ながら面相筆を購入した後に2回使用した程度で穂先がすっぽり抜けてしまったことがありました。
一番細いタイプの面相筆のMrブラシでした。
もちろん、たまたまハズレの個体差だったのかもしれませんが、さすがに2回では耐久性に問題がある。
筆は大事に使えば(ちゃんと手入れすれば)1〜2年は十分持ちます。(*製作頻度にもよりますが)

また面相筆のような小さく細かな部分を塗装する場合には、コシが強い(弾力)・反発力のありすぎるナイロンの筆よりも、
しなやかな高級天然毛であるコリンスキーの方が扱いやすいこともその理由としてあげておきます。














とにかく、メインウェポンの平筆を何にしようかと迷ったら、「GSIクレオス Mrブラシ」を上層部にかけあって支給要請しておこう。
*もちろん、先に紹介してあるタミヤや文盛堂のナイロンの筆を選択しても問題ありません。














で、筆どれ買ったらいいの?(面相筆編)



では、次に面相筆について見ていきましょう。
面相筆についてですが、こちらは”高級天然毛コリンスキー”であればどれでも良いです。
面相筆は”穂先が命”なため、これにつきます。
しかし、面相筆はかなりの種類がある。
どれを上層部に支給要請するか、自身で検討してみてください。
それでは見ていきましょう。








↑まずはこちら、3つの筆で紹介されていた「タミヤ モデリングブラシ PRO (面相筆)」となります。
非常に高価な高級毛コリンスキーが使われていることと、なんといっても品質の良さ、これは折り紙つき。

特徴は穂先に絶妙な弾力があり、非常にしなやか。


さすが模型メーカーのタミヤ、多くのモデラーも使用している王道的な筆です。










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↑ただし、先端は持ちやすい形状に加工してあるが、全体的に比較的太いグリップ、そしてプラスチックなため、
手に汗をかきやすい人は滑りやすいのと、先端に向かって太いデザインなため女性には扱いづらいかもしれません。
太めのボールペンとか平気、という人であれば問題なくしっくりきます。

一般的に面相筆は太いグリップほど、手に馴染む(安定する)ため太い方が好まれています。
材質がプラスチックだと掃除は楽(汚れが落ちやすい)ですが、手に汗をかく人は滑りやすい。


この辺りが長時間などの作業に影響しないかどうか、が決め手になりそうですね。



”特に問題はない、やがてエースとなる私にこそふさわしい!”というのであれば、上層部にかけあって支給要請して下さい。
*今後の戦闘(ガンプラ製作)で使用する可能性が高いです、高級天然毛コリンスキーの面相筆は1〜2本は必ず用意して下さい。










↑こちらは一般的な面相筆によくある”木のグリップ”、
「上野文盛堂 ウッディフィット (玉毛・コリンスキー)」
画像は(玉毛=白い毛)になっていますが、同じタイプに(高級天然毛コリンスキー)があります、値段もほぼ同じ700円前後。
*玉毛(白い毛)はコリンスキー(茶色)よりも、もう少しふわりとした感じのもの。(玉毛は若干マニア向け)

これら文盛堂の(玉毛・コリンスキー)の穂先はタミヤよりも弾力はやや弱い(といっても些細なレベル、比較するほどでもない)、
穂先も一般的なコリンスキーとしては代表的な存在。

コリンスキーの面相筆としては、文盛堂はもっともスタンダードと言っても良い、安定した筆ですね。

最大の特徴は、グリップが”木”であること。











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長いこと使用した筆です、木のグリップは掃除しても一度汚れると二度と元に戻らない(綺麗にならない)のが特徴。
ただし、そのグリップ感はプラスチックと違い、滑ることもなく軽い適度な重量、長時間でも疲れにくい。
手に汗をかくタイプの人には、この手の”木のグリップ”がオススメです。
シリコングリップやプラスチックなど、様々なグリップがありますが、個人的には”木のグリップ”がもっとも扱いやすく最強。

太さの形状ももっともスタンダードな先端に向かって若干細くなるタイプなので、老若男女問わず使用できます。



”木のグリップこそ、まさしく愛だ!”というのであれば、上層部にかけあって支給要請して下さい。
*今後の戦闘で使用する可能性が高いです、高級天然毛コリンスキーの面相筆は1〜2本は必ず用意して下さい。








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↑お次はこちら、面相筆でも高級天然毛コリンスキーとは限らない。
画像は
「上野文盛堂 スーパーセーブル インリターン(形状記憶)」
高級天然毛コリンスキーのしなやかさが嫌いな人や、もう少しコシの強さが欲しい人にオススメの面相筆(人工毛)となります。













↑その穂先は高級天然毛コリンスキーではなく、人工毛(しかも形状記憶を持たせてある)。
一度使って見ると、「おお〜戻る戻る・・・」、といったコシの強さ(反発力)が特徴。

穂先のしなやかさはコリンスキーには劣るものの、穂先のまとまりはなかなかのもの、
パーツの奥まった部分や細かなピンポイントで狙っていく部分にはコシがあった方が力を発揮してくれる。

少しマニア向けですが、記載しておきました。



”お前たちは歪んでいるっ!”という芯の強さを求めるのであれば、上層部にかけあって支給要請して下さい。
*高級天然毛コリンスキーのしなやかさが嫌いな人や、ナイロンの筆に慣れている人にオススメです。











↑お次はこちら
「アルテージュ キャムロンプロ プラタ 」です。
模型用としてはどちらかというとなかなか聞き慣れない筆ですが、水彩画やデザイン画などでは幅広く愛用者も多い。
一見高そうに感じるが、面相筆の中ではもっとも安い500円前後の筆。










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↑値段は安いのに、穂先はまとまりが良く、コシが比較的強いのが特徴。
どちらかというと、先程の「文盛堂 スーパーセーブル インリターン」に近い感覚。
毛の材質は人工毛のナイロンで、ナイロン筆とコリンスキー筆の中間のような感じを受ける。

また、グリップから先端にかけてシャープになっていく太さが特徴の珍しい筆で、手の小さい人や女性でも扱いやすい。
持ってみると・・・鉛筆もっているような気分に(笑)
若干マニアックな筆ですが、こちらもコリンスキーのようなしなやかさが苦手、という方にオススメの筆です。

*残念ながら、入手しにくいのも特徴で、一部の画材店かネットショップでないと見かけないことが多い。



”安くないと万死に値するっ!”というこだわりのあなたは、上層部にかけあって支給要請して下さい。
*高級天然毛コリンスキーのしなやかさが嫌いな人や、ナイロンの筆に慣れている人にオススメです。










↑最後に世界最高級と名高い
「ウィンザーアンドニュートン シリーズ7 ミニチュア」です。
もともと水彩筆としてよく知られている筆で、1866年にヴィクトリア女王に謹製された筆としても有名。
世界の老舗ブランド(英国メーカー)でもある。










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↑シリーズ7の中でも、もっとも小さいサイズなのに、この穂先のまとまり具合はさすが、伊達ではない。
ただし、これを使ったから他の人よりうまく塗れるかというレベルのものではないことも述べておこう(笑)

あくまで世界最高級という名の筆であるだけで、模型用として使う分には突出した性能差があるわけではない。

高級天然毛コリンスキーであれば、各メーカー多少の違いはあれど、大きく異なるほどの性能差はそこまでありません。
また全体的に非常に細い筆であるため、子供や女性はともかく、手の大きな人ほど苦痛な作業となる(笑)

確かな性能を求める方、または一階級上な気分を味わいたい方以外は、無理に選ばなくても結構です。
画材店や一部の模型店でしか入手しにくいのも特徴です。



”刮目せよ!人類が作りし最高級の筆を!”というあなたは、上層部に断わられても支給要請してみて下さい(笑)









以上、参考程度にいくつかの筆データをあげておきました。

ここで紹介されている筆であれば、問題なく活躍してくれると思います。
基本的には安価すぎる筆は避け、良い筆を選ぶことが重要です。










筆の手入れは”使ったその日のうちに”行うこと!


さて、筆は買った、塗った、面倒くさいから後で掃除する、結局やっぱり放置・・・。
よくある筆塗装初心者のパターンです。

もちろん、
”万死に値する”。
必ず塗ったらその日のうちに綺麗に掃除(手入れ)すること。

せっかくの高級な筆が"・・・orz”となります。
もはや自ら作戦を放棄したと言ってもいい状況になりかねません。
*敵前逃亡は銃殺刑に値します(笑)


そうならないように、筆の手入れの仕方も学んでおきましょう。








↑筆の手入れには、まず使った塗料を落とさなければなりません。
そこで、市販されている
「クレオス Mrカラー うすめ液」もしくは「クレオス Mrツールクリーナー改」を使います。
要するに塗料の掃除をする際に使用する「うすめ液」などで落としていきます。








 

(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)












↑万年塗料皿に液(画像は
「クレオス Mrツールクリーナー改」)を入れて、さっと筆の汚れを落とします。
*「ツールクリーナー改」の溶剤は比較的強い溶剤なため、筆を傷める場合がありますので、短時間ですすぐように。
*筆を傷めたくない場合には比較的弱い溶剤の「クレオス うすめ液」を使用しましょう。


筆を長く使いたい場合には、ちゃんと綺麗に手入れすることが重要です。
たまに廃液(再利用のうすめ液など)で洗う人もいらっしゃいますが、やはり廃液ではオススメしません(筆が余計汚れるため)。
綺麗な溶剤を万年塗料皿などに出して使って下さい。

*塗料の落とし方など、溶剤の詳しい使い方は lesson11「ガンプラ筆塗装・塗料基礎編」でやります、そちらもご覧下さい。











↑そして、塗料を落とした後に、こちらの
「シリウス ブラシエイド」を使用して筆をトリートメント(保護)します。
知らない人も多いかと思いますが、筆を使う場合には、”必ず購入して下さい。”(*必須です。)
いろんなメーカーから出ていますが、”ブラシエイド”という名であれば内容はほぼ同じです。
ブラシエイドがないと、筆がガビガビになり、筆の穂先の寿命が半分減ると思ってもいいくらいです。









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このブラシエイドの液は塗料を落とす役割もありますし、筆をトリートメントする役割もあります。
水性・ラッカー系・エナメル・油絵、どんな塗料を使った後でも使用して良いため、万能ツールと言えます。
ブラシエイドは環境にも優しく作られているのが特徴で、強い匂いなどもしない。

使い方は、筆をそのまま中に入れ、軽くこすって綺麗になるまで塗料を落とすだけ。
*塗料を落とす役割もありますが、あまり洗浄能力は高くないため、
事前にある程度(先ほどのように)「うすめ液」などで落としておくと良いでしょう。
どちらかというと、筆洗浄後のトリートメント剤だと思って良いかと思います。
筆の穂先が一通り綺麗になったら、流水(洗面所)でブラシエイドの溶剤を落とします。(*流水で洗うことも忘れないで下さい。)

これで、筆の手入れは完了です。
















筆は消耗品



最後に、”筆は消耗品”ですので、あまり神経質に使うのもどうかと思います。
安すぎる筆はいけませんが、なるべく良い筆を選んで、製作頻度にもよりますが、1〜2年くらいは使っていきたいですね。

平筆のナイロンの筆は割りと早い段階で傷んできますが、高級な面相筆をちゃんと手入れしていれば結構もってくれます。
面相筆であれば、3年くらいは使えるんじゃないかと思います。
しかし、やがて使っていると、穂先が広がってきたり、ナイロンの筆だと割りと早い段階で先が反ってきます。
無理に使い続けると次第に毛が抜けてくる場合もあるので、そろそろだな・・・と思ったら新しい筆に切り替えて下さい。










筆の基礎は”今後必ず生きる”




さて、長いこと見て参りました、お疲れ様です。
筆は技術うんぬんではなく、”筆の扱い方”まずこれ、なんですね。
まずはこれを知らないと、筆塗装がうまくいくわけがない。
基礎がいかに重要か、お分かりいただけたのではないでしょうか。


続けて lesson11「筆塗装・塗料基礎編」もご覧いただくと宜しいかと思います、筆と連動しております。


さて、今回の「ガンプラ塗装・筆塗り基礎編」はここまでです。
さらなるトレーニングはまたの機会に致しましょう。
分からない場合はもう一度読み返してみましょう、まずは筆について知ること(視察・情報の分析)が重要です。


ご感想などありましたら「G-SOLDIER ADVANCE」のBBSやアンケートなどに書き込んでやって下さい。
「量子演算コンピュータのNeal」が喜びます(笑)





<LESSON 10 ガンプラ塗装・筆塗り基礎編クリア!>

*おめでとうございます、あなたに
”戦況オペレーター クリスティナ・シエラ”の称号を与えます!「量子演算コンピュータのNeal」








「LESSON 10」をクリアしたら、次の「LESSON 11」へ進みましょう。

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