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■「G-SOLDIER ADVANCE( ジーソルジャーアドバンス)」です。当サイトのガンプラ講座です、ガンプラ塗装・塗料基礎編(初級編)を紹介しています。

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LESSON 11「ガンプラ塗装・塗料基礎編(初級編)」

LESSON 11 「ガンプラ塗装・塗料基礎編(初級編)」









ガンプラ塗装・塗料基礎編(初級編)


量子演算コンピューター「Neal」です。
ここでは初級編として、ガンプラを本格的に塗装する準備段階、塗料についての基礎をシミュレーション・トレーニングしていきます。
塗装の基礎として、まずは数ある塗料の知識を身につけていただきます。
塗料の扱い方を学ぶことは、塗装の第一歩となります。
本格的な塗り方・実技等は”中級者編”にて「塗装応用編」として挑んでいただきます。
前回の筆同様、まずはその”基礎”をトレーニングしていきましょう。
このトレーニングを行うことで、今後頻繁に使うであろう塗料の知識・扱い方を手に入れるのが目的です。
しっかり気合を入れて行ってください。

あくまで基礎ですので、ここでは高度な技術は使用致しません。
まずは塗装の第一段階である”塗料”についてマスターしていきましょう。
トレーニングの指示どおりに行うことで、戦略の幅が広がり、戦場での行動範囲が一気に広がります。
それでは見ていきましょう。







■塗料のほとんどが人体に有害




筆の知識もなんとか理解できた、次は塗料を使って塗装に挑戦したい。
そんな貴方のためのトレーニングとなります。

模型用の塗料にはどういったものを選べば良いか、どういった役割があるのか、このトレーニングで学んでいきましょう。
まず、覚えて欲しいことは、塗料のほとんどが人体に悪影響を及ぼす”有害なもの”であること。

くどいようですが、よく分からない方はLesson8に戻ってやり直して下さい、このトレーニングを受ける資格がございません。
(*ここでは有害性については詳しく説明致しません、各自で予めクリーンな環境の構築・配慮を行って下さい。)
次世代を担うモデラーには必須です、模型の戦士(ソルジャー)として当然求められるもの(そういう時代)と認識して下さい。

汚い、臭い、周りに迷惑をかけてまで自己の趣味に没頭することは”ただの迷惑行為=テロリスト”となります。
模型の戦士(ソルジャー)として失格。


誇り高き模型の戦士(ソルジャー)が”テロリスト”にならないよう、この点は注意してください。

綺麗に作る・上手に作るだけのモデラーの時代は既に終わった、環境に配慮した模型の楽しみ方も問われる時代なのです。

環境(周囲への気配り)に配慮することができないようでは、それはモデラーではない、ただの”テロリスト”です。


このトレーニングは戦士としての”養成・あり方”にもこだわっていきます。
臭いのは模型では当たり前だから、完成することが何より大事だから、という間違った考え方を周りに押し付けないでください。
残念なことですが、こういった指摘をしてくれる人(物・本・媒体)が模型の世界(或いはネット上)でもほとんどいない。

作ることが何より大事、完成させることが重要・・・さあ、エアブラシを買おう!
さあ、何日もかけて塗装しよう!この溶剤とこの溶剤を混ぜれば時短になるぞ!
マスクなんてしなくても大丈夫だって!一気にやっちまおうぜ!
・・・趣味として楽しむことは結構ですが、何か大事なことを忘れていませんか?

引き際や撤退の時期も分からないようでは、戦士として失格ですよ?



■もう夜か、今日はここまでだな。
■今塗装中だから、この部屋には入ってはいけないよ。
■今日は塗装するのやめておこう、換気とはいえ、臭気はお隣さんにも迷惑だからね。

何が言いたいのかは、もうお分かりですね?



  
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神風である「換気」と、三種の神器「マスク・ゴーグル・手袋」を忘れずに。
(どのようなマスク・ゴーグル・手袋でも構いません、必ず、各自で用意すること!)

それでは始めていきましょう。








■主力の塗料は3種類




まず、主力となる模型用の塗料には大きく分けて3種類あることを知りましょう。

@水性塗料
Aラッカー系塗料
Bエナメル塗料

だいたい、ガンプラ塗装(模型の塗装)ではこの3つの塗料を使うことがほとんどです。
この3つを把握していれば、塗装という戦場(ガンプラ製作)において困ることはありません。
詳しく順に見ていきますので、3種類の違いをしっかり把握していきましょう。








■@水性塗料を知る




戦士の心得などを理解したならば、まずは塗料の種類(3つ)を知っていきましょう。
一度に覚えるのは大変ですので、まずは概要を知っておきましょう。





↑こちらは
GSIクレオス(MR HOBBY)「水性ホビーカラー ブラック(光沢)」となります。
*GSIクレオスは、ボトルに”水性”と書かれているものが水性塗料となります、書かれていない場合はラッカー系塗料。
このトレーニングでもよく登場するメーカー、
”GSIクレオス”は国内の塗料メーカーとしては有名(トップクラス)。
よく模型屋さんやガンプラコーナーでこのような塗料瓶を見かける人も多いのではないでしょうか。
よくプラモデルに付属している説明書に参考カラーが記載されていますが、
これもGSIクレオスのものがほとんど。
発売されている水性塗料だけでも、ざっと100種類以上ある。(*今現在もどんどん種類は増えている。)
最近ではグレードアップした
「水性塗料 アクリジョン」なども発売され、水性塗料も進化してきています。
まずは押さえておきたい塗料メーカーです、覚えておいて下さい。


■水性塗料

主成分に水を使って構成してある塗料で、ラッカー系塗料に比べるとシャビシャビ(水っぽい)している。
匂いはきつくなく、水で希釈したり塗膜を剥がしたりすることできるのが特徴。
比較的伸びが良くサラリとしており、筆塗装などに最適。

ただし乾燥に時間がかかる、塗膜が弱いというデメリットがある。

水を使った環境に優しい塗料であるが
、完全に乾燥した後は水で希釈や剥がしたりはできない点に注意(耐性ができる)。
筆・エアブラシ、どちらでも使用可能です。

*現在、バンダイ(ガンプラ)は、環境に優しい水性塗料を使用して塗装することを推奨しています。




 
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それでは、瓶の蓋を開けてみましょう。




↑こちらが一般的なGSIクレオスの”瓶の蓋(ふた)”となります、どの塗料にも言える大事な部分があります。
それは、蓋に装着されている”二重蓋(二重になっている蓋)”です。*画像で言うと、中央の盛り上がっている部分のこと。
このプラスチックの二重蓋があることで、塗料が揮発(”きはつ”と言います。)することを防いでくれています(長期保存)。
よって、この部分がなくなると塗料の成分が空気に触れ続け揮発し、やがてはガビガビに干からびてしまいます。
この二重蓋の存在を忘れないで下さい。

現在GSIクレオスの塗料瓶は一体化して装着されている?(外れにくくなっている)ため、
まず失うことはないですが、他のメーカーは別パーツ化されていることも多いので、この二重蓋を失わないように。







↑揮発してしまった場合は、
GSIクレオス「真・溶媒液」というツールである程度回復させることができます。
もちろん頻繁に干からびてしまうことは通常ではないため、揮発させないように心がけましょう。
あまりにガビガビに干からびてしまうと、これでも元に戻せないため、新しく塗料を購入した方が良いでしょう。
*ラッカー系塗料用です、水性塗料には使用できません(水性塗料は水で希釈が可能です)。




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↑さて、少し話が反れましたが次はこちら、
GSIクレオス「水性ホビーカラー うすめ液」です。
各塗料は基本的には濃度が高いため”単体で使用することはできません”。
(*買ってきたばかりの新品の水性塗料はシャビシャビしているため、うすめ液が要らない場合もあります。)
水で希釈する(薄める)ことができるのが水性塗料の特徴ですが、水道水よりも専用のうすめ液を使う方がオススメです。
”シンナー”と記載されている以上、溶剤は強いものとなります、水性だから安心というわけではありません。
塗料自体は濃度が濃いため、筆で塗る場合にも、エアブラシで吹きつける場合にも希釈する(塗料を薄める)必要があります。
また、うすめ液は塗料を使用した後に掃除をする場合(道具の手入れ)にも使われます。

うすめ液には「希釈(塗料をうすめる)」と「掃除(道具の手入れ)」をする役割があることを覚えておきましょう。



 
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*必ず塗料とセットで「うすめ液」も購入して下さい。


各メーカーが「塗料」と「うすめ液」を発売していますので、基本的には同一メーカーのものを使用して下さい。
例 GSIクレオス「水性塗料」& GSIクレオス「水性塗料用 うすめ液」
例 GSIクレオス「水性塗料アクリジョン」& GSIクレオス「水性アクリジョン用 うすめ液」


中には他社の「うすめ液」と併用が可能なものもありますが、
基本的にメーカーは自社の塗料を前提に開発しているため、同一メーカーの塗料+うすめ液がもっとも相性が良いです。
通常の「水性塗料」と「水性塗料アクリジョン」は別モノなので、塗料とうすめ液の併用は出来ないので要注意。


塗料の詳しい使い方などは下記の”塗料の扱い方”で説明致します。
まずは”塗料とうすめ液がある”、使う場合は”セットで購入する”、これを覚えておきましょう。








■Aラッカー系塗料を知る




水性塗料を理解したら、次はラッカー系塗料を理解しましょう。
*ラッカー”系”となっているのは、厳密にはラッカー塗料ではないから、”ラッカー系の塗料”。





↑こちらは
GSIクレオス「Mrカラー キャラクターホワイト」です。
模型の世界、特にガンプラ塗装のメインウェポンとして使用される塗料となります。
発売されている種類も約500種類以上はある、これは模型用の塗料としては圧倒的な数。
*GSIクレオスの塗料の中で、”水性”と記載のないものがラッカー系塗料となります、間違えないように。

あれ?バンダイは水性塗料を推奨しているのではないの?
それなのに、ガンプラ塗装のメインウェポンってどういうこと?
と、思われる方もいらっしゃるかと。

まずはラッカー系塗料について知っていきましょう。


■ラッカー系塗料

模型用(プラモデル用)の塗料として開発された塗料で、各メーカー種類も多く水性塗料に比べて塗料はドロッとしている。

匂いはきつく、溶剤も強いため環境に配慮された塗料ではない、専用の溶剤などを使って希釈したり塗膜を剥がしたりする。
乾燥時間が早いことと、塗膜が比較的丈夫なことにメリットがあり、そのため多くのモデラーが使用しているのが特徴。
筆・エアブラシ、どちらでも使用可能です。

*現在、バンダイ(ガンプラ)は、環境に優しい水性塗料を使用して塗装することを推奨しています。





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↑このトレーニングでも何度か登場している
GSIクレオス「うすめ液(シンナー)」ですね。(ボトル容量は各サイズあり)
ラッカー系塗料は比較的強い溶剤なため、これに使われる「うすめ液」も”シンナー”と記載されています。

内容は水性塗料と同じ、「希釈する(塗料を薄める)」のと「掃除(道具の手入れ)」に使用します。



 
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Lesson6のガンダムマーカーを掃除する際、また比較的強い溶剤なためLesson8の人体に有害について、にも出てきましたね。

何度も申し上げますが、人間の身体は消耗品です。
危険物(強い有機溶剤)なため、換気とマスク、手袋などは各自でちゃんと用意しておくこと。



 
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上の画像のように、「うすめ液」を使う場合には、スポイトなんかがあると便利ですね。
GSIクレオス「Mrスポイト」が出ていますので、スポイトを探しているなら安いためオススメです。
ロングタイプが欲しいなら、
タミヤ「スポイトセット」が出ています。



*必ず塗料とセットで「うすめ液」も購入して下さい、水性塗料用と間違えないように。

各メーカーが「塗料」と「うすめ液」を発売していますので、基本的には同一メーカーのものを使用して下さい。
例 GSIクレオス「ラッカー系塗料」&GSIクレオス「うすめ液 シンナー」

こちらも覚えておきましょう。








■Bエナメル塗料を知る




水性塗料・ラッカー系塗料を理解したら、次は「エナメル塗料」を理解しましょう。





↑こちらが
タミヤ「エナメル塗料 フラットブラック」です。クレオスじゃないですよ?タミヤです。
エナメル塗料の種類はタミヤがもっとも豊富、エナメルというとテカテカとした光沢のあるものをイメージしますが、そのとおりです。
男性には馴染みが少ないかもしれませんが、女性にはエナメルの靴やバッグ、ネイル(爪)など馴染みのある方もいらっしゃるかと。
女性モデラーでは、ネイル用のエナメルカラーを塗装に使用する方もいらっしゃいます。

このエナメル塗料はガンプラの塗装の中でも、ガンダムマーカーに代わる”スミイレ”として使用されることが多い。
それは水性塗料・ラッカー系塗料の下地を侵さない(混ざらない)ため、上から塗装しても綺麗に拭きとることができるから。

ただし、エナメル塗料は浸透性が高いため、特定の部位のパーツ(特に関節パーツのABSなど)を壊すことがあるのも有名。
便利な分、使う頻度と、使う場所などを選ぶ塗料でもあるのです。
やみくもに使うとパーツを破壊する”諸刃の剣”と化します。


■エナメル塗料

模型用(プラモデル用)の塗料として使用されるエナメル塗料の中ではタミヤがダントツの種類を誇る。
基本的に塗料は非常に伸びが良く、綺麗な光沢の質感が特徴で、ムラになりにくいため筆塗装には最適。
ただし独特の匂いはきつく、やたら乾燥に時間がかかるのがデメリット。

また、先に述べたとおり、浸透性が高い(溶剤が強い)ため、特定の部位(負担のかかる部分・関節パーツ・ABS)など、
これらの部位に浸透することで
パーツを壊してしまうことがあるのも特徴(厳密にはエナメル塗料以外でも壊れる)。
筆・エアブラシ、どちらでも使用可能です。

*そのためバンダイ(ガンプラ)は、ABS(関節パーツ)の塗装を一切推奨していない。(エナメル塗料に限らず)





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↑当然、エナメル塗料も希釈と掃除を必要とします、こちらは
タミヤ「エナメル塗料溶剤 シンナー」です。(*「うすめ液」のこと)
シンナーと英語で記載されていますね、
”溶剤は強い”ということです。
*危険物でもあるため・・・もう何を言いたいのか理解できていますね?

何言ってんのか、さっぱり分からんぞ・・・という方はLesson8に戻って、トレーニングをやり直して下さい。




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各メーカーが「塗料」と「うすめ液」を発売していますので、基本的には同一メーカーのものを使用して下さい。
例 タミヤ「エナメル塗料」&タミヤ「エナメル塗料溶剤 シンナー」

*こちらも使用する場合は、塗料とうすめ液のセットで用意して下さい。



以上が3つの種類、@水性塗料、Aラッカー系塗料、Bエナメル塗料、の特徴となります。
一度に覚えるのは大変なので、何度も読み返して理解しましょう。








■さらなる塗料の違いを知る




塗料といっても各メーカーが発売している塗料にはいろんなカラーがあります。
例えば、ただの「黒色」を買いに行くとしましょう。
そこには「ブラック」だけではなく、「フラットブラック」、「ピュアブラック」、「スーパーブラック」など、

全部「黒色」なのに、一体どれを選べば良いのやら・・・。
クリアーって何?半ツヤ?フラットベース?

それでは、塗料の内容をざっと押さえてみましょう。
まずはもっとも基本となる
GSIクレオスの塗料を参考に見ていきます。





↑先ほども登場した、
GSIクレオス「キャラクターホワイト」(ラッカー系塗料)ですね。
先に述べたとおり、クレオスのMrカラーは約400〜500種類の塗料がある、そのため自分の好みの色を選ぶことができます。
難しい調色をするよりも、それに近い色を購入してしまえばそれだけで足りてしまいます。
目安はボトルの蓋の色でだいたいのカラーイメージが想像できます。
ただし、蓋の色が塗料とまったく同じ色になるわけではないのでご注意を、あくまでその色に近い”イメージカラー”なだけ。
塗装してみたら「思ったより色が違ったな・・・」ということもあります。
(*色の指定「キャラクターホワイト」など、撮影に使用しただけで、特に深い意味はありません。)

もう少し寄ってみましょう。







↑カラー名の横に”半光沢”と記載されていますね。これはそのまま塗装すると、完成した質感は”半光沢”だということ。
他にも”光沢”、”メタリック”、”つや消し”、”パールコート”など、それぞれの質感が最初から設定してあることを覚えておきましょう。

でも、つや消しの塗料が欲しいのに・・・つや消しの塗料が売っていない、、、
という方は、こちら↓。







↑こちら
GSIクレオス「フラットベース スタンダード(つや消し用添加剤)」です。
それぞれで設定してある塗料に、この塗料(フラットベース)を加えることで、
光沢や半光沢を→徐々に
”つや消し”に変えることができる。
よく”つやを整える”とか”フラットベースを加える”とか言います。
このように塗料は、他の塗料を加えて自分で質感を変えれるように出来ています。
(これは水性塗料・ラッカー系塗料・エナメル塗料、どの塗料にも共通します。)

逆に・・・、







↑つや消しとある塗料を、
光沢や半光沢にしたい場合には、こちらのGSIクレオス「スーパークリアーV」を加えて質感を変えます。
よく
”クリアーを加える”などと言います。(これも水性塗料・ラッカー系塗料・エナメル塗料のどれも共通のもの)

そういえば以前、”トップコート”やりましたね?
ガンプラが完成した後に、つや消しや半光沢のスプレーで完成キットの質感を変えたものです。
実はこれと同じことを
”塗料の段階でやっている”ことと同じです。
スプレーの中に入っている塗料もこれとほぼ同じようなものです。(厳密にはスプレー用として濃度が違う。)

*質感の違いについては、トップコートの箇所(初心者編)でやったので、ここでは省きます。
こういう調整が塗料でもできることを覚えておきましょう。



 
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↑お次はこちら
GSIクレオス「Mrメタルカラー ステンレス」です。
ボトルのデザインが変わっているので、すぐに分かるかと思います。
この塗料は塗装後(乾燥後)に磨き出すと、その質感が金属的な表現になるという塗料です。
バーニアや金属的なメカ表現がしたい、ウェザリングなどリアルな表現をしたい場合に有効です。
ただし、匂いが極めてキツイ・・・のが特徴。




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↑こちらはヒートホークの一部分に
メタルカラー「アイアン」を使用しています。
磨き出すとちょっとリアルな表現が可能。




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↑こちらはアプサラスVの下部に
メタルカラー「アイアン」を使用しています。
乱雑に磨くと金属やメカ表現、ウェザリング等にもってこいです。

こういった塗料があることも覚えておきましょう。







↑こちらは
GSIクレオス「クリアーブルー」(ラッカー系塗料)です。
非常にクリアー感(透明感)のある塗料で、ガンプラなどの特定のパーツには欠かせない塗料の一つ。
クリアーパーツやセンサーカメラなどを塗装するときに使用されることが多い。




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↑こちらは00ガンダムセブンソードの剣の一つ、センサー部分のクリアーパーツを
「クリアーグリーン」で塗装しています。
一部のキットにはクリアーパーツに色がついていない、そのためこのようなクリアーカラーの塗料を使用して塗装します。




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*筆ではクリアーカラーの塗装は不向き(ムラになりやすい)ので、エアブラシを持っていない人はスプレー塗装がオススメです。
またクリアーパーツをうすめ液などに浸すと溶け出してしまうため、クリアーパーツの塗装は繊細なものと認識しておくように。







↑こちらは
GSIクレオス「GX クールホワイト」です、ボトルが一回り大きい上級塗料”GX”という名の塗料となります。
通常のMrカラーよりも強い塗膜、綺麗な発色、高い隠蔽力を備えたワンランク上の塗料です。
先に言ってしまいますが、ガンプラ塗装のメインウェポンとなる塗料の一つでもある。




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↑通常の塗料(左)と比較してもボトルの大きさが違うことと、”GX”という記載でその違いが分かるかと思います。
GXのカラーは数種類しか(10種類も)ないため、他のカラーよりも見つけやすいかと思います。

何か基本色を購入したい、でも何を買っていいか分からないと思ったら、まず”GXシリーズ”で構成すると良いでしょう。




■クールホワイト
 ■ウィノーブラック
■ハーマンレッド
■キアライエロー
■スージーブルー
 ■モウリーグリーン
*スーパークリアーV(先述してあります、これはクリアー塗料)


  
  
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なかなか聞き慣れない色の名前ですが、これらがGXシリーズに該当します。
これらは今後のガンプラ塗装でも主力として活躍してくれるので、このGXシリーズは覚えておきましょう。
使い方は通常のMrカラー(ラッカー系)と同じですので、混色や希釈についてもほぼ同じ扱い方です。







↑こちらは当サイトで製作した
HG「ガンダムラジエル」です、こちらにGSIクレオス「GX クールホワイト」が使用されています。
非常に鮮やかな色をしているため、綺麗なガンダム(主に白い機体)の塗装等にアドバンテージをもつ。







↑何かと便利な、
GSIクレオス「ガンダムカラー グレー(用途 手・内部構造など)」です。
キット専用の3色セットで販売されているものもありますが、
これはわざわざガンプラ専用に、バンダイとGSIクレオスが共同開発した、ガンプラ用に調色してあるMrカラーのことです。
本来はプラモデル用として一般の模型用の塗料ですが、これはガンプラのために作ってある塗料ということです。
言ってしまえば、ガンダムマーカー(ペンタイプ)の塗料版といったところでしょうか。




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↑見たとおり、ガンダムのマニュピレーター(手)や、関節などの内部構造に使用されているカラーを再現する塗料です。
調色が難しい初心者の方にはオススメの塗料ですね。







↑特にグレー部分(関節等)が塗装されていないキットは結構あるので、何かグレーの色が欲しいなと思ったらオススメです。
ちょっと参考程度に見ていきましょう、画像は付録のHG「アストレア改造パーツ」ですが、左は無塗装で、右が塗装済みとなります。

よーく見ると、各部にグレーを塗るだけで、かなりリアルになっていくと。
足首周りや、胸部周り、フェイス部分、ショルダー周りなどなど、
特にガンダムタイプに多く、グレーで塗られていない部分はHGキットではよくある構造なんですね。
市販されているHG「エクシア」なども同じようなタイプですね。
どうしても関節色は一部必要になるため、グレーの色はガンプラ塗装では必須になるものでもあります。

最初からガンプラに合わせたカラーになっている”ガンダムカラー”と呼ばれる塗料があることも覚えておきましょう。







↑ついでなのでこちらも説明しておきましょう、やがて貴殿にも必要となるサーフェイサーです。
こちらは
GSIクレオス「Mrサーフェイサー1000」です。
サーフェイサーというものは、下地を均一にして下地の影響を受けずに発色をよくする塗料のこと。
他にも、塗料の吸着を安定させるなど様々な効果を持っています。(*バインダー効果。)

スプレータイプばかりが注目されるサーフェイサーですが、筆塗りでも可能です。
このように瓶で塗料としても発売されています。

サーフェイサーについては”中級者編”で行います、今はそういうものがあるのだと理解しておけば十分です。




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↑他にもウェザリング用の塗料(厳密には”粉”)
GSIクレオス「ウェザリングパステルセット2」なども発売されています。
少しマニアックですが、塗料には様々な種類があるのだと理解できますね。




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↑筆塗装編で見た1/144 HGUC「ワッパ」がGSIクレオス「ウェザリングパステルセット2」で出来ています。





以上、だいたい大まかに
GSIクレオスの塗料の種類を見てきました。
他にも高級塗料のスーパーメタリック(1000円前後する)や軍艦用・車両用の塗料などもありますが、
直ちに必要な塗料ではないため、ここでは省きました。
一般的にこういう塗料を使っていくという程度で理解しておけば宜しいかと思います。








■塗料の扱い方




さて、もっとも身近なGSIクレオスの模型用塗料についてはだいたい理解できたのではないかと思います。
それでは、実際に塗料をどうやって使えば良いのかを見て行きましょう。

見ていて疲れたら、休憩していただいても結構です。
時間のあるときに、何度でも見返していただければ宜しいので(笑)
無理せずにゆっくり見ていただければと思います。

それでは、頑張れる方は見ていきましょう♪







↑まずは水性塗料の扱い方を学んでおきましょう。







↑塗料を扱う場合には、こちらの
タミヤ「調色スティック(2本入り)」を使用します。
(*必ず2〜3個購入して下さい。)

この調色スティックは値段も300円もしないため、非常に経済的かつ耐久性の高いものとなります。





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このスティックは塗料を攪拌する際、また塗料を万年塗料皿に移す際に使用します。
スティックの両サイドは、スプーン型、ヘラ型になっているため、今後パテ等の盛り付けや調合にも使用できます。
ステンレス(錆びにくい)ですので、万年塗料皿同様、ちゃんと掃除をすれば半永久的に使用できる金属スティックです。
扱う塗料の分だけあると、わざわざ拭きとって使う必要がないため便利です。
そのため、6本ほどあるとスムーズに塗装準備が整います。







↑塗料は顔料成分が沈殿しやすいため、使う度に必ず攪拌(かき混ぜる)します。
その攪拌にこのスティックを使用します。
両サイドどちらでも構いませんので、塗料瓶に入れてかき混ぜて下さい。







↑塗料の成分は急がなくてもすぐに揮発してしまうことはないので、ゆっくりかき混ぜていけば良いです。
水性塗料は水を主成分としているため、模型用の塗料の中でも比較的シャビシャビ(水っぽい)しています。







このようにスティックに塗料を含ませて、よいしょっと、少しづつ横の万年塗料皿に必要な分だけ移してやります。
塗料瓶を持ち上げて皿の上でやっても良いです。(*両手を使うと撮影ができません(笑))
よほどタイミングが悪い状況でない限り、ボタボタと周りを汚しながらこぼれることもないでしょう。
こうすることで、塗料の蓋を閉める部分等が汚れにくくなります。
塗料瓶ごと万年塗料皿に直接移そうとすると、塗料が出すぎたりいろいろと汚れゴミが増える、あまりオススメ致しません。
机の上などにこぼすと後々面倒なので、塗料を扱う際には何か下に敷いておきましょう。(例 紙、新聞紙、古くなった下敷き、等)



 
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万年塗料皿は調色スティック同様、塗装には必須のものとなります、どちらも必ず購入しておいて下さい。







既に先述したとおり、塗料は基本的にそのままでは使用できません(濃度が濃いため)。
*水性塗料は比較的濃度が薄く、水っぽい。新品購入時はシャビシャビしすぎていることもあるため希釈がほぼ不要な場合あり。
そこで、塗料とセットで購入した「うすめ液」をスポイトなどで数滴垂らしてほんの少しサラサラする程度(シャビシャビは×)にします。
*ここでは筆塗装に必要な濃度で設定しています。

適度な濃度になったら、筆に含ませてパーツを塗装していきましょう。
この流れは覚えておいて下さい、さあ、筆につけて塗っていいですよ♪







↑次はラッカー系塗料の扱い方を学んでいきましょう。
基本的には水性塗料と扱い方は同じですが、ラッカー系塗料の特徴も分かりますのでレクチャー致します。







↑蓋を開けると、このように完全に顔料の成分が沈殿しています。
ラッカー系塗料は、水性塗料と違い水を主成分としていないため塗料の比重が重く、中身が沈殿しやすいのです。







↑水性塗料の時と同じように、調色スティックで攪拌しましょう。
こちらもゆっくりで構いませんので、しっかりと攪拌してあげましょう。
先ほどの画像と違い、しっかりと色が出てきましたね、これが”攪拌”で大事な部分です。







↑ラッカー系塗料の特徴でもあるのが、このドロッとした塗料、ボッタボッタという具合の濃度です。







↑こちらも水性塗料と同じように、よっこいしょっと、スティックを使って万年塗料皿に移していきましょう。
初心者は塗料を盛り過ぎるため、無駄のない分量を心がけましょう。
ちまちまやるのが嫌いなあなたは、調色スティックを万年塗料皿に挿し、調色スティックの上から塗料をつたわせても良いです。
どうやって塗料を移しても結構です、ただ私のやり方を参考程度に紹介しているに過ぎませんので(笑)

画像を見ていても、かなりドロっとしているのがお分かりいただけるかと。







↑そのため、水性塗料では数滴で良かったうすめ液も、ラッカー系塗料では塗料に対して0.5程度(希釈)加える必要があります。
瓶の裏を見ればだいたい希釈割合が書いてあったりもします。
希釈の割合については、各メーカーで異なる場合があるので注意しましょう。







↑先ほどの画像よりちょっと塗料を足したため多め(シャビシャビ)になっています。
多めに加えることをイメージして欲しかったのでこの画像ですが、筆塗装なら本来はもう少し濃くてもいいです。
水性塗料よりもラッカー系塗料には、うすめ液を多く加えることは覚えておきましょう。





エナメル塗料の説明については、ほぼラッカー系塗料と同じなためここではオミット。
*エナメル塗料を使ったスミイレの方法は後のLessonでやります、普通に塗る濃度と違うため注意。

また塗料は塗っている最中に(数十分くらい経つと)成分が揮発していくため、だんだん濃度が上がっていきます。
少しドロドロしてきたな・・・と思ったら、適度に「うすめ液」を足して調整しましょう。
これは水性塗料・ラッカー系塗料・エナメル塗料どれも揮発していきます。
特にラッカー系塗料は乾燥時間が早いため、適度な調整を忘れずに。


以上が塗料の扱い方です。








■筆塗装の希釈の割合




■水性塗料の場合は・・・水っぽいため、うすめ液を数滴加えるだけで筆塗装に適した濃度となります、ほぼ不要な場合もあり。

■ラッカー系塗料の場合は・・・モノにもよりますが割とドロドロ、一般的に塗料1に対して、うすめ液を0.5前後加えます。

■エナメル塗料の場合は・・・ほぼラッカー系塗料と同じ。スミイレする場合は5〜6倍(シャビシャビまで)薄めます。

*ここでは筆塗装の希釈割合についてです。





↑塗料の扱いに慣れてくると感覚で行なってしまうことがほとんどですので、細かい希釈割合については必要なくなります。
ですが、初心者ではよく分からないという方も多いことでしょう。

最初はしっかり測ってみるのもオススメです、だいたいこの程度なんだな・・・と覚えておくと良いでしょう。
画像のように
「計量カップ」も売っていますので、これらを使用して測ってみるのも良いでしょう。

あまり細かく希釈割合を設定する必要はありません、ドロドロしすぎていたり、シャビシャビしすぎていなければそれで結構です。



 
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↑また塗料を希釈して作りすぎてしまった場合、まだ使えるので次回まで取っておきたい場合もあるかと思います。
そういった場合には各メーカーから
「スペアボトル」が出ていますので、こちらを購入して下さい。

だんだん塗料に慣れてくると、作る量が増えたり、お気に入りの塗料などが出てくるため、このスペアボトルが役立ちます。
私は塗料を作るときにはいつも使ってます、後に塗膜が剥がれたりすることもあるので、すぐにリタッチしたりすることも可能。
余裕のある方はいくつか購入しておきましょう。



  
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■塗料の扱い方(掃除編)




塗料の種類・違い・準備・希釈割合については理解していただけたかと思います。
それでは、使い終わった後についても説明していきましょう。
当トレーニングは、貴殿を立派なガンプラマイスターに仕上げる養成訓練所となります。
一人でも多く生還できるように説明致しますので、しっかりついてきて下さい。
塗料を扱ったら、その日のうちに必ず掃除をすること、日を改めると余計に掃除に時間がかかるようになります。
道具や機材がダメになり、せっかくのツールや道具も台無しに、コストも馬鹿になりません。

しっかりと掃除を行なって下さい、また当トレーニングでは環境に配慮した戦士の養成を前提としています。
それでは、Nealの指示に従って気合を入れて行なってください。







↑塗料をいくつか使用した場合は、これらを掃除しなければなりません(調色スティック・万年塗料皿など)。
掃除をせずにこれを放置してしまうと、溶剤が揮発し、あなたの部屋や他の部屋へ溶剤が漂います。
それは単純に匂いであったり、あるいは頭が痛くなったり、喉が痛くなったりすることでしょう。
人によっては目に違和感を感じる方もいらっしゃいます。(*Lesson8を参考に)
特にペットなどの犬や猫の嗅覚は人間の何百倍もあるため、強烈に刺激します、注意して下さい。
要するに、ちゃんと掃除してすぐに正常な状態に戻すこと。







↑まず掃除をする場合には、こちらの
「ビニールの手袋(使い捨て)」が有効です。(*Lesson8でも紹介済み。)
万年塗料皿を掃除する場合には、直接溶剤に触れる場合がほとんどなため手袋があると手も汚れず便利です。

「遊びじゃないんだよっ!、いちいち手袋なんてやっていられるかよっ!」
「塗装は力だっ!手が荒れる程度で模型なんざやっていられるか!」
「ふっ、乙女座の私には・・・(以下省略)」

という肉食系な方もいらっしゃるかと思いますが、とりあえず見ていきましょう。
女性の方であれば、手は荒れたくないと考えていらっしゃる方も多いかと思います。


 
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↑掃除で使用する溶剤は、何度も説明してきた
「うすめ液」と、道具を洗うための専用の「ツールクリーナー改」等があります。
これらは非常に強い溶剤なため、皮膚の弱い方であればすぐに荒れてしまいます。
また、強烈な匂いもあるため作業はスムーズに行いたいものです。




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*塗料の掃除には、結構な量を使うことがあるため、どちらか一つは購入しておきましょう。
オススメは洗浄能力の高い
GSIクレオス「ツールクリーナー改」







↑先ほどの「うすめ液」の注ぎ口に取り付ける
「専用キャップ」も販売されているので、手早く行いたい方にはオススメです。




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↑こんな感じになります、ただ注ぎ口を密着させて流さないとちょっとこぼれやすいですが・・・便利ではあります。
調色スティックを使って流す(つたわせる)のも有効です。







↑こちら
GSIクレオス「ツールクリーナー改」を使用していきます、通常のうすめ液よりも洗浄能力は高いのでオススメです。
ですが、溶剤としてはトップクラスに強力なため、取り扱いには要注意でもあります。
強力な分、すぐに汚れを落としていきます。
適量(少量すぎるとささっと落としきれないので、適度な量)万年塗料皿に落としてやります。







↑このように一気にサラっとなります、これを綺麗に拭き取ります。
やはり手袋がないと、溶剤に触れてしまうため、掃除をする際には手袋の装着をオススメ致します。







↑手袋があれば、特に恐れることもなくティッシュで拭き取れます。(*もったいない場合は、片方の手だけ装着でも良い。)
よほどの汚れがない限り、片方の手だけしか溶剤には触れないため、左右のどちらかだけの装着でも対処できます。







↑このように、どんな塗料でも綺麗に落としてしまいます、万年塗料皿は半永久的に繰り返し使えますよ。



おっと、拭き取る前に・・・こういう使い方もあることを学んでおきましょう。







↑先ほどの
GSIクレオス「ツールクリーナー改」を入れて、さらりと落ちている状態になったら、

拭きとらずに・・・







使い終わった「うすめ液」の瓶(他の瓶でも良い)に流します、これを”廃液”と言います。
初心者の方はよく小さな瓶を先に購入するかと思います、この瓶が今後さらなる活躍をみせます。
使い終わった場合捨てても構いませんが、他にも用途があることを知っておきましょう。




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↑廃液の主成分は
「うすめ液」「ツールクリーナー改」なため、色は汚いですが洗浄能力だけはあります。







↑これを利用して、”廃液の入った瓶”を
「調色スティックを洗う専用のツール」にしてしまいます。







↑こちらの画像のように、そのまま突っ込みます。
長さはちょうどスティックの先を洗うがためのサイズになっている。







↑そして汚れた部分に”じゃすとふぃっと”、そして、すすいだ瞬間さらりと・・・







↑落ちてますね♪
廃液なので筆などを洗うと余計汚れてしまうため適しませんが、
金属の調色スティックを洗うにはこれで綺麗になります。
手も必要以上に汚れませんね。







↑後は万年塗料皿同様、ティッシュで先を拭き取れば良いだけ。







↑ティッシュで汚れる部分も最小限で無駄がない、ゴミはこれだけで済むことになります。
もちろん、廃液瓶はしっかりと蓋をしてちゃんと管理すること。

また、この”廃液”はウェザリングなどで灰やススなどの表現を作ることも可能です。(もちろん、塗料を剥がさない程度で。)
ティッシュで汚れている部分を見てください、”良い感じの汚さ”ですね。(日本語おかしいですね・・・。)
*使い終わった瓶や”廃液”は意外と使えるツールでもあるのです、いつでも作り出せるので覚えておきましょう。







↑そして塗装によって出たゴミはこちらの
「ビニール袋」に密閉して、各自治体の処理方法に従って処理していきましょう。
よく百均やコンビニなどで、店員のお姉さんが「袋はご利用になりますか?」と聞いてくれるので、

「*ご利用になります。(´・ω・`)」

と、返事をすると”99%の確率でくれる”ので、必ずビニール袋は取っておく(保管しておく)こと。
ガンプラを買った時、パーツを買ったとき、スーパー(食料品)以外はだいたいお金がかからないので貰っておこう。
*ビニール袋は、ガンプラ製作(特に塗装)における”最大の戦友”となることでしょう。

日常生活で手に入れたビニール袋は必ずとっておくこと、これは覚えておきましょう。




さらに・・・、






↑塗装によって出たゴミは
”匂いがする”、よく臭気を完全に絶ってから捨てるようにと言われているが、
臭気を完全に奪うには相当な時間が必要となります。
外(庭・ベランダ・玄関先など)で放置するにも集合住宅などでは周囲へ匂いを巻き散らしてしまう、
部屋で放置するにも自分が溶剤にやられてしまう。
そこで、







↑ゴミ(拭きとったティッシュ)をビニール手袋のまま、手の平で握り締めます。
そして手首の方からビニール手袋を指先に向かって一気にめくります。







↑すると、ゴミが手袋の中に収納されます。







あとは手首部分で縛ることで、ゴミと臭気を一度に密閉させることができます。
”戦いとは二手三手先のことを考えて行うもの”
と、”マスクを被った赤い人”が言っていましたね(笑)







そして周りのゴミと一緒に、ビニール袋でさらに二重に密閉します。
これで完全に臭気を断つ(密閉する)ことが可能です、よほどおかしなものを入れない限り爆発することもありません。
*あくまで拭きとったティッシュ類が前提ですので、廃液とか入れて水風船などは止めて下さい。
鼻を近づけても臭うことはありません。(*ちゃんと密閉されていれば)
こういった方法もあるのです。




ただ手が汚れるかどうかが問題ではないのです。
いかに気持よく、いかに効率よく、周りに配慮した形で模型を楽しむのか。
これが求められる時代(次世代のモデラー)なのです。
これら(環境に配慮しながら模型を楽しむ)を伝える人や物・媒体があまりにも少ないため取り上げました。
うまく作ることや、綺麗に塗装することばかりが取り上げられ、後のことは知らんぷり。
あいつは上手い、こいつは下手、それだけで評価され、
またお金や技術ばかりがちやほやされ、肝心なことは誰も伝えない。


そんな世界は”歪んでいる”と思いませんか?


そんな歪んだ模型の世界を今後は”あなたが伝え、その歪みを変えてあげて下さい。”
これを見ているあなたなら、その力を持っているはずです。

これができないと、模型を楽しむ時間が、ただの公害(テロリスト)と扱われてしまいます。

”趣味はプラモデル”
そんな自信を持って言えるようなモデラー(模型の戦士)になりたいですね。


あくまで私がやっているやり方(掃除方法)ですので、
他にもより良い方法があればそちらを参考にしていただいても結構です。
もっと良い方法もあるかと思います。







■終わりに




さて、長いこと見て参りました、お疲れ様です。
「塗料基礎編」でしたが、いかがでしたでしょうか。
塗料基礎だけでこのボリュームか〜というあなた、今回”最小限で構成してみました(笑)”
それだけ塗料の種類は多く、また使いどころや扱い方なども言い出せばキリがないほど。
まずは一般的な使い方、そして掃除の仕方(終わり方)これをマスターしなければなりません。
基礎がいかに重要か、お分かりいただけたのではないでしょうか。

さらなる塗装・塗料の応用編などは”中級者編”でシミュレーション・トレーニングしていきます。

とりあえず、ご自身で見て触って、塗料がどんなものかを分析してみてください。
このトレーニングの内容があなたの力になるかと思います。

さて、今回の「ガンプラ塗装・塗料基礎編」はここまでです。
さらなるトレーニングはまたの機会に致しましょう。
分からない場合はもう一度読み返してみましょう。
まずは塗料について知ること(視察・情報の分析)が重要です。

ご感想などありましたら「G-SOLDIER ADVANCE」のBBSやアンケートなどに書き込んでやって下さい。
「量子演算コンピュータのNeal」が喜びます(笑)


<LESSON 11 ガンプラ塗装・塗料基礎編クリア!>

*おめでとうございます!あなたは塗料の基礎、塗料の扱い方をマスターしました!
「量子演算コンピュータのNeal」















■「LESSON 11」をクリアしたら、次の「・・・」へ進みましょう。
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