G-SOLDIER ADVANCE  当サイトのガンプラ講座です、初心者の方向けにガンプラを作る(初級編)を紹介しています。
LESSON 9

LESSON 9 「ヤスリで削る・磨く」(ヤスリ工作編)













(ヤスリ工作編)


量子演算コンピューター「Neal」です。
ここでは初級編として、ガンプラを加工するための工程(ヤスリ知識)をシミュレーション・トレーニング致します。
既に
模擬戦のエース・国境なき医師団の称号を得ている(Lesson8)をクリアーした方の講座となります。
このLesson9で、今後の戦いに備えた基礎知識を培(つちか)っていきます。

さて、ここでは
ヤスリ工作について学んでいきます。

それではガンプラ製作の上でも最重要項目の一つである
”ヤスリ工作”始めていきましょう。








ヤスリとは工作活動の基礎である



ヤスリで磨く、削る・・・そう、それはまさに”工作員活動”のようなもの。
己の手で磨く削る、誰の力を借りるわけでもない
孤独な戦いでもあります。
要求される忍耐力・精神力は半端ではありません。
一つでも間違えれば部隊が窮地に陥ることもあれば、成功させれば後の戦闘が大きく有利に展開できる。

何もMS戦だけが戦闘ではありません。

時には潜入工作や人質奪還・施設破壊工作など、己の力自身(人間)で切り開いていく必要があります。
見えない部分にこそ、多くのエネルギーと力が注がれていることを学んでいただきます。
派手さもなければ、誰にも知られることもない孤独な戦いとなることでしょう。

この工作活動を正しく行うことで、戦術の幅も広がりその効果は後に絶大なものとなる。
まずは多くの情報を集め、今後の任務を成功へと導いて下さい。

初心者編の山場が
デカール貼りでした、初級編の山場がこのヤスリ工作となります。

塗装の前にこのトレーニングを習得しておくことで、後に飛躍的な能力の向上が期待できます。
厳しいトレーニングとなりますが、気合を入れて行ってください。

それではマスターしていきましょう。














なぜヤスリを使うのか?


今回はヤスリの使い方を学んでいきます。
このトレーニング通りにやれば、なんら難しいことはありません。

通常、ガンプラを作るだけであればヤスリは必要ありません。
*現在のHGやMG等のガンプラはそのように出来ています。
しかし、ヤスリ工作をマスターしておくと、より一層ガンプラを引き立てることが可能です。

またこのヤスリの知識を得ておくことで、日曜大工(DIY)や他の趣味に活かすことも可能です。

それでは、どのような工作工程があるのか、なぜヤスリが必要なのか、詳しく見ていきましょう。









■本来の形に近づける

↑画像のようにヤスリ工作を行うことで、ガンダムタイプの頭部にあるブレード等をシャープにすることができます。
同様にソード類を尖らせて鋭利な形にすることも可能になります。
現在のガンプラは安全規格上(ケガをしないよう)、あえて尖った部分は丸くなるように加工されています。
そのため、このようなヤスリ工作で本来の機体の姿に近付けることができるのです。
頭部ブレード部や刀剣類をシャープにする定番の工作となります。












■綺麗なパーツを作る

↑こちらはよくあるビームサーベルの柄の部分となります。
”真ん中にまっすぐ盛り上がったライン”があることが確認できますか?
これを
パーティングライン(*)といいます。

*パーティングライン・・・ガンプラのパーツを生成する際に盛り上がってしまう金型の構造上どうしても出来てしまう部分。

このパーティングライン部分をフラットに処理することで、より綺麗な姿をしたパーツを作り出すことが可能です。
パーティングラインはキットの見栄えを左右するため、こちらもヤスリ工作で処理する定番の工作方法となります。













■様々な効果を作り出す・次の工作へのステップ

↑こちらはMSの上腕部分に当たるパーツです、複数の面によって構成されていることがわかりますね。
これらの面を
”全てしっかり研磨する”ことで下記の効果が表れます。(↑の画像は研磨後です。)

*バリ処理 *ヒケ処理、*面出し、*エッジを出す、*表面処理(下地作り)、*塗料の食いつき(バインダー効果) 等。


*バリ処理・・・パーツの縁(ふち)部分に、綺麗に切り取られずに薄くはみ出したまま残ってしまっている部分の処理をいいます。

*ヒケ処理・・・一見フラットに見えるパーツの表面は実は凸凹している(窪んでいる)、これをフラットにすることをヒケ処理といいます。

*面出し・・・面出しとは、一つ一つのパーツの面を綺麗に磨いて整えること。ガンプラのパーツは安全規格上少し丸くなっている。

*エッジを出す・・・エッジはパーツの角などをしっかりと尖らせる(鋭角にする)こと。

*表面処理(下地作り)・・・主に塗装をする際、あらかじめしっかりとした下地(綺麗なパーツ面)を作っておくことをいいます。

*塗料の食いつき(バインダー効果)・・ヤスリで磨いた部分に塗料やサーフェイサー等が染み込み、塗料の吸着を安定させる。



それぞれの名称(模型用語)については決まった定義もないので、こういった用語があるのだと理解しておけば十分です。
*例、面出しも表面処理も同じようなもの(*ヤスリで磨いて面を整えること)
*例、バインダー効果は厳密にはサーフェイサーなどを使うことで塗料を吸着させて安定させること。(*塗料の食いつき)

しっかりと表面を磨くだけでこれらの効果を生み出す事ができます、これがヤスリ工作の重要な部分でもあります。
そして、これらは主に”塗装作業をする前に行う作業”となります。
塗装する前に行うことで、塗装後にも綺麗な表面パーツを維持し、塗膜も丈夫(塗装剥げ防止)に仕上げることが可能となります。














■ツヤを消す効果・ツヤ(光沢)を出す効果

↑ヤスリでパーツを磨くことでツヤを消す効果もあります、通常のパーツは光沢(ツヤ)や半光沢(ツヤ)で出来ている。
画像はクリアーサーベルをヤスリで磨き、ツヤを消した状態です。
ヤスリで磨くと表面に傷が付きますよね?
この傷が付くということ自体が、”ツヤを消す”ということになります。

もう少し分かりやすく説明しましょうか(笑)

ツヤがあるかないかは、人間の目が錯覚を起こして見ている(光が反射しない等で認識している)。













■表面が綺麗でフラットなものを見ると、”ツヤがあるのだ(光沢)・光が反射する”と思って見ます。
(右画像のカラーは、灰=パーツ 黒=パーツの表面、と思って下さい。)









逆に、












■表面に傷がついていると、たとえパーツがフラットであっても、”ツヤがないのだ(つや消し)・光が反射しない”と思って見るのです。
(右画像のカラーは、灰=パーツ 黒=パーツの表面、と思って下さい。)










さらに分かりやすく説明してみましょうか(笑)













↑通常のガンプラパーツは少しテカテカしていますよね?(上の画像は未加工のパーツ。)
これにツヤ消しスプレーを吹きかけると、ツヤが消えますね。

パーツは無加工、ヤスリで磨いて表面に傷をつけているわけでもないのに、なぜつや消しスプレーでツヤが消えるのか・・・。



















それでは、上の画像を見てみましょう。
つや消しスプレーの
目に見えないほどの細かい粒子がパーツに付着することでパーツの表面をあえてデコボコとさせます。
デコボコしている→傷がついている(光が反射しにくい)=”ツヤがないのだ”、と目が認識するのです。

ヤスリで磨くのも、つや消しスプレーでツヤを消すのも、実は同じような効果(目の錯覚を利用したもの)なのです。

では、ツヤを出すにはどうすれば良いでしょう?

















こちらも先ほどのツヤのある画像と同じこと。
(灰色=パーツ 黒色=パーツの表面・・・ヤスリで磨き傷(段差)を極力なくすor光沢スプレーの塗料でコーティング。)

傷のある部分やデコボコしている部分を極力なくせば良いのです(傷を埋める・コーティングするなど)。

光沢スプレーなどでコーティングすると、なぜ何もしていないパーツが光沢(ツヤが出る)になるのか。

波々とした塗料が傷やデコボコした部分を覆い(コーティング)するため、ツヤ(光沢)を出したように見せているのです。
よって、
■ツヤを出したければ・・・極力表面がフラットになるように傷を埋める(なくす)・光が反射するようコーティングして覆うこと。
■ツヤを消したければ・・・表面に傷をつけてやる・デコボコとさせる・光が反射しないようにする。

結局、何が言いたいのかと申しますと、
ヤスリで磨くことで”ツヤの状態を調節することができる”ということです。

















↑ヤスリでツヤを消したクリアーサーベルとは逆に、こちらを見ていただきましょうか。
こちらはガンプラではありませんが(エアーガンですね)、トリガーの部分を見てください。
*トリガーとは3つの穴が開いているパーツ(銀色のパーツ)のことです。
もともとマットな(ツヤのない)金属パーツですが、私がこれをヤスリで磨くことでツヤ(光沢)を出したものです。
”鏡面仕上げ”といいます。(後に↓で紹介します。)
このように、ヤスリでツヤの調節をすることも可能なのです。
(*コンパウンドは使っていません、ヤスリのみ。)








少し難しかったかもしれませんが、
@ツヤのあるなしは、光の反射や人間の目の錯覚を利用した効果のものである、
Aヤスリでツヤの調節が可能である、
この2つをなんとなく覚えておけば十分です。
他にもゲート処理した部分(白化しやすい部分)を綺麗にヤスリで消す、
ウェザリング(汚し塗装)などでリアル感やダメージ表現をヤスリで削って出す、

などなど、その効果は多種多様です。
ヤスリ工作を行うことで、より様々な表現を生み出すことができます。
特に綺麗に作りたいと思うのであれば、このヤスリ工作を事前に学んでおくことが必要となります。
















↑もちろん、当サイトのギャラリーの多くがこのような工作を経て作られています。

パーツ(ブレードなど)をシャープにするには・・・ヤスリで整える、が必要です。
綺麗に塗装をするには・・・ヤスリで綺麗な表面処理、が必要です。
合わせ目を処理するには・・・ヤスリで接着部分を綺麗に磨く、が必要です。

多くの作業がヤスリの工程を経ていることが分かりますね。
ヤスリの重要性も理解していただけるかと思います。

*画像は「旧キット+HGUC改造 1/144 ガンダムXディバイダー」。
もちろん、改造する場合(パーツを切ったり貼ったり)にもヤスリは必須となりますよ。









ヤスリの種類を知る(基本編)


それでは、実際にこれから使用するヤスリにはどんなものがあるのか。
ヤスリってペーパーのやつでしょ?それだけでなんとかなるんじゃないの?
なんて思っていませんか?(笑)
ここではしっかりシミュレーショントレーニングして、その種類をマスターしていきましょう。









↑まず定番なヤスリのツールといえば、こちらの
「タミヤ フィニッシングペーパー」
比較的どこのお店(スーパーのおもちゃコーナー)でも売っている安価なペーパーヤスリです。
「水研ぎ(*)」をすることもできるため、このフィニッシングペーパーだけでも十分すぎる戦力となります。

*「水研ぎ」・・・パーツを水に浸すなどして(文字どおり”水をつけて”)研磨作業をすること、削りカス(粉)が飛び散らないのがメリット。

「番手(*)」は様々あるため、400番〜1000番くらいまで一通り揃えてしまうと良いでしょう。

*「番手」・・・400番(荒い)、1000番(細かい)などのヤスリの目(粒子)のこと、数字が大きくなるほど細かい目となる。
粗い・細かいというのは、傷をつける効果が(粗い=大きくギザギザ 細かい=小さいザラザラ)、と理解しておくと分かりやすいです。

この「水砥ぎ」と「番手」の意味は、ここで理解しておきましょう。






     

(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)

また、ガンプラで製作する際に使用されるヤスリの番手は400番〜1000番が一般的です。
その他の番手(200番や2000番など)は特に必要ありません。

















先ほども述べたように、ガンプラで使用するヤスリであれば400番〜1000番が一般的。
200番(かなり荒い)や2000番(かなり細かい)などは特に必要ありません。
↑の画像のように1200番〜2000番のヤスリは、よほどの作業
「鏡面仕上げ*」等をしない限りほぼ必要ありません。

*「鏡面仕上げ」・・・金属やクリアーパーツの磨き出し、カー(車)プラモに見られる非常に綺麗なツヤ(表面)を出す工作方法。









   


(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)

















↑先ほどにも出てきましたね、もう一度見てみましょう。
こちらは私が愛用(カスタム)しているエアーガンです。(*法を遵守した外観のみのカスタムです。)
(東京マルイ ハイキャパ5.1 → ハイキャパNealカスタム)
私はガンプラだけでなくいろんな物をいじるのが好きでして・・・、トリガーが綺麗に光っているのがお分かりいただけますか?
本来はマット仕上げ(ツヤを消した状態)の金属パーツをヤスリで磨き出したもの
「鏡面仕上げ」となります。
ガンプラではあまり使う機会がありませんが、
「鏡面仕上げ」とは”鏡のごとく光らせる”こういった工作方法をいいます。
パーツをピッカピカにしたい場合に使う(これもヤスリで出来る表現方法の一つ)と認識しておけば良いでしょう。
このように極度のツヤ(光沢)を出したい場合には、
細かい目のヤスリ(1200番〜2000番、それこそ3000番や4000番以上)を使って磨くことが必要となります。


















↑さらに細かい目のヤスリ、
「クレオス Mr.研ぎ出しクロス」もあります。
タミヤのようにペーパータイプではなく、メッシュタイプの(布などの生地に近い)ものとなります。
3000番まであるため、ある程度の磨き出しに使用することができます。
またカットもしやすいのが特徴。
ガンプラ製作には特に必要ありませんが、何か磨き出したい時にオススメです。







(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)
















「鏡面仕上げ」を目指したい方、また金属パーツを光らせたい方にオススメなのがこちら。
「クレオス Mr.ラプロス」です。
2400番・4000番・6000番・脅威の8000番まであります。
使い方はペーパータイプに近いので特に扱いには困ることもないでしょう。
徹底的に磨きたい、そんな時にチョイスしてみると良いでしょう。

またこれ以上を目指す場合は、細かい傷を消す
「コンパウンド*」による磨き出しをしても良いです。

*コンパウンド・・・クリーム状の液体で細かい傷を磨き傷を消す、光沢を出す、磨き出しの最終仕上げに使用されます。

コンパウンドにもヤスリと同様、番手と同じような扱いですので、粗目や細目、仕上げ目などがラインナップされています。
ただ、コンパウンドは扱いが面倒(クリーム状の液体を付けるため、後に付着した油分の徹底した洗浄が必要。)なため、
あくまでヤスリと同じようなものがあるのだ、とここでは理解しておけば十分です。









(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)













さて、番手やペーパーヤスリについてはもう理解できたかと思います。
それでは他の種類のヤスリも学んでいきましょう。


















↑こちらは
「3M スポンジヤスリ」です。
スポンジヤスリでは3Mが有名です、”MADE IN ENGLAND” なんて書いてありますね(笑)。
何もヤスリはペーパータイプのヤスリだけではありません。
スポンジで出来たヤスリもあるのです。
このスポンジヤスリにも番手があります。

↑の画像では「SUPERFINE(赤文字)」と書かれていますね、こちらは320番〜600番となります。
他にも「ULTRAFINE(青文字)」で書かれた、800番〜1000番もあります。
また「MICROFINE(緑文字)」と書かれた、1200番〜1500番なんかもあります。
スポンジヤスリも番手をひと通り揃えておくと何かと便利です。

1枚のヤスリに320番〜600番となっていますが、スポンジヤスリは磨く強さ(程度)で番手を調整します。
*軽く磨くと600番程度、強く磨くと320番程度の磨きになる、と理解しておけば良いでしょう。

*あらかじめ伝えておきますが、近所のホームセンターへ行けば一枚250円前後で安く手に入ります。
















↑このスポンジヤスリの特徴は、画像のように柔らかいため、パーツにフィットしながら磨くことができるのがメリット。
特に、曲面や丸いパーツなどにはスポンジヤスリが大活躍します。
ペーパータイプでも磨けなくはないのですが、曲面パーツであれば余分な力や指の形に合わせて削れてしまうので、
スポンジタイプの方が力が分散し、パーツにフィットしながら磨けるため、綺麗な曲面を出してあげることが可能。

例えるなら・・・キュベレイの肩アーマーやジオン系MSのザクなどにはスポンジヤスリがもっとも効率が良いですね。
丸いパーツ=バーニア類もそうです。


逆に、平面で構成されている連邦系ガンダムなどにスポンジヤスリを使うと、どんどん角が丸くなって削れるので使用しないこと。
この場合はペーパーヤスリなどで磨き、エッジ(角など)を殺さないものを使用します。









(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)

ヤスリはとりあえずただ磨くもの・・・と決めつけている人はいませんか?
ヤスリにも適材適所がある、ということを理解しておきましょう。





















↑続いて、こちらは金属ヤスリ
「タミヤ エッチングヤスリ」となります。
金属ヤスリの特徴は
”比較的粗い目のものが多い(200番〜400番など)”
また
”耐久性が高いため使い捨てにならない”といった特徴があります。
ペーパーヤスリなどは粒子の目が詰まってしまうと交換(使い捨て)になります。
しかし、金属ヤスリは目が詰まってもあくまで金属なので、ブラシ(金属ヤスリ用のブラシなど)で掃除すれば、
何度でも使用することができるというものです。
また当然金属なため、ガシガシと削る役割ももっています。

例えるなら・・・パテを多く盛った箇所を一気に削りたい場合や、強度があるため平面のパーツを綺麗に磨ける。

といった使い方も可能、ただしメリットばかりかと言うと、そうでもありません。
金属ヤスリのデメリットは”サビやすい”ということ。
手で触ったりしている内にだんだんとサビてきてしまいます。

最近では防錆加工されたものなども販売されているので、機能的なものを選び、なるべく安価なものは避けた方が良いです。













もう少し詳しく見ていきましょう。
金属ヤスリを選ぶ基準は”刃がダイヤモンド”・”防錆加工(なんらかのコーティング)”されたものが基本。

ダイヤモンドは地球上でもっとも硬い金属(鉱脈)の一つと言われています。
当たり前になりますが、これで削れない模型工作(ガンプラ製作)はないに等しいです(笑)
もちろん、刃の耐久性もダイヤモンドですから言うまでもありませんね。
先ほども述べましたが、金属ヤスリはサビが天敵ですので、安価な金属ヤスリでは次第にサビてしまいます。
ちなみに金属のステンレス=錆びないと思っていらっしゃる方も多いようですが、ステンレスはサビますよ(笑)
あくまで”サビにくいもの”なだけです。










(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)

「タミヤ エッチングヤスリ」は価格も手頃な金属ヤスリ(ダイヤモンドコーティング)です。
本来はエッチングパーツ(細かい金属パーツ)を整えるヤスリですが、ヤスリとしての性能は高いです。
扱いやすく、取り回しも良いのでヤスリ初心者の方にもオススメです。









    

(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)

また他にもタミヤの金属ヤスリは優秀な物が多い。
「タミヤ クラフトヤスリPRO」「タミヤ ハードコートヤスリPRO」などはツールとしても有名。
ガシガシ削るような機会が出てきたら、これらのヤスリもオススメですね。
各種丸型や半丸型、平型などサイズも豊富なので、自分の用途に合ったヤスリを選択して下さい。











ヤスリの種類を知る(応用編)


それでは、ヤスリの応用編に入っていきましょう。
今までのは通常のヤスリ、これから見ていくものは模型用に開発されたヤスリ(ツール)です。
いろんなものが販売されているので、その一例を見ていきます。
いろんなものの中から、選別しています。
*特に使用する上でコストが高かったり、利用しづらい(購入しづらい)ものは省きました。












↑こちらはペーパーヤスリを模型用にアレンジした
「サテライトツールス タイラー」です。
一つで3個入り、それぞれ番手もラインナップされています。
このように台にヤスリが装着されているものを
「当て木(あて木)*」などといいます。

「当て木(あて木)*」・・・綺麗な平面パーツを作り出す(磨き出す)ために、木などの強度を活用してヤスリ台として使用すること。

昔は(現在でも)割り箸などにヤスリを巻きつけたりして使っていました。(*ツールを使用せず割り箸で代用することも可能。)

要するにペーパーヤスリを何かに巻きつけて使用すること、と認識していただいて結構です(笑)







   

(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)

最初から「当て木」=台になっているので、平面のパーツを削っていく場合や、角のエッジを出したりするのに適しています。
このように、模型用に開発されたヤスリのツールは多いです。
こういったものもあることを覚えておきましょう。














タイラーの特徴は、
安価であること(一つ300円もしない程度)、最初からヤスリがついていて「当て木=台」になっていることです。
各模型雑誌でも絶賛されているほどの有名ツール。
しかし、
ヤスリのついている部分は”完全な平面ではなく”若干反ったようなアーチ状になっているため、完全な平面を出す(磨く)には注意。
また、基本的に使い捨てなため、再利用を目的として構成されてはいない。
さらに、持ち手の部分が小さいため、手の大きな人(大人の男性)には持ちにくい、作業時間によっては苦痛。
よって、使えるツールではあるのですが、”若干惜しい作り”にもなっています。
上の画像のように、
ヤスリが付着している部分をしっかり剥がして、無理矢理両面テープを貼るなどして再利用することは可能(笑)















↑こちらは「WAVE ヤスリスティック(ソフトタイプ)」です。
他にもハードタイプ(台=芯が硬いもの)や、最近ではスティックの形状を変化させたものも発売されています。
ツールはどんどん新しいものが商品化されていますので、いろいろ探してみるとおもしろいですよ。

このヤスリスティックの特徴は、
最初から「当て木=台」(芯)になっており、両面にヤスリが取り付けられていること。
ソフトタイプは最終仕上げやスポンジヤスリに近い使い方に、ハードタイプは平面の磨きに適しています。
あえて使い捨てにすることで、安価な値段におさえているのも特徴。












また上の画像のように、
好きな形状にカットして使用できる画期的な商品でもあります。
メリットも多いのですが、やはりデメリットもあります。
せっかくのスティックなのですが、手で持って使用するためヤスリの部分が手の汗や脂が付着しヤスリの性能が落ちること、
また両面がヤスリなので、使い方(ヤスリの部分に触れ続けると)によっては性能を生かしきれない。

長時間使用する場合などは、適度にカットする、またヤスリの部分は極力触らない握り方を検討する等が良いですね。
*最近では最初からカットされていたり、様々な形状のものがラインナップされています。
どちらかというと、ハードタイプがおすすめ。







     

(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)















↑こちらは
「WAVE ヤスリホウダイ」です。
実は・・・もっとも使い勝手が良い「当て木=台」ツールの一つ。
その特徴は、

台が完全な平面で出来ていること、持ち手の部分が大きく握りやすい、粘着シートを使用した張替えが可能、先が鋭利なこと。

しかし、残念ながら先ほども紹介した「ヤスリスティック」のメーカーWAVEは、
新商品の「ヤスリスティック」に移行してしまったためか、現在ほぼ手に入らない状況に・・・。














やはり何度でも張替えが可能という点がもっとも評価できること、どの部分を使っても完全な平面で強度があること。
類似の商品はいくつかありますが、「当て木=台」ツールにおいて今現在でもこれに勝る商品はないのでは?と思えるくらい。
ただ、やはりデメリットも存在します。

粘着シートは水で洗うことで粘着力が元に戻るとされていますが、元には戻りません(笑)
ある程度の張替えを行うと、結局使い捨てになることです。


*こちらもタイラー同様、両面テープなどで無理やり再利用することは可能です(笑)











(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)















↑こちらは
「クレオス Mr.ポリッシャーPRO」です。
コードレスタイプで2本の単三乾電池で動かす”電動タイプのヤスリ”となります。
形状から見ても電動歯ブラシみたいなものですね、先端が回転することで、磨いていきます。

その最大の特徴は、
”楽”(笑)、ヘッドの取り替えで番手を変えることができる、番手は専用のシールで簡単に装着。

しかし、やはりデメリットも存在します。
結局は
機械なので細かい作業は苦手、エッジを殺してしまう(失敗)、ムラが出来る、平面は苦手、大きな面積も苦手。
どちらかと言うと、ペーパーヤスリ「当て木=台」とスポンジヤスリの中間的な用途になります。


よって、ヘッドに合ったパーツ面積で、曲面などを磨く時に力を発揮する(*使用する機会が限定される)。












(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)













しかし、ヘッドの交換や番手はシールで簡単に張替えが可能な点は大きなメリット。
エッジのない曲面パーツ、例えば、HGサイズのMSザクやジオン系のMSにはうってつけなので、
興味があったら購入してみるのも良いでしょう。
番手やヘッドなど、オプションも豊富です。









       

(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)









様々なヤスリ応用ツールを紹介いたしましたが、
”どれも性能は一長一短”です。
結局は、使い道を決めるのはあなた自身。
他にも類似のツールは存在しますが(私はだいたい知っています(笑))、定番のこれらを知っておけば十分です。
他のツールを購入しても、その性能はそれ以上でもそれ以下でもないものとなります。
正直言っても、これらヤスリの応用ツールはまだ発展途上なものが多いです。
もっと良いものが出てくる(なぜなら使い勝手がどれも満足度を満たしていないからw)。

これは絶対購入すると良い!と言える商品がないのが現状です(笑)

とはいえ、昔はこんなツールすらありませんでした(*割り箸にヤスリを巻いて・・・orz)。
それに比べれば、十分なラインナップです(笑)
購入して失敗した・・・ということはないので、↑で紹介した商品(応用ツール)等は参考程度に覚えておくと良いでしょう。






さて、今回は長いですよ(笑)
初級編の最大の山場ですから、疲れた場合は休憩を入れましょう。

頑張れる方は、頑張っていきましょう♪









ヤスリを使ってみよう(実践編)


それでは、”ヤスリの使い方”を学んでいきましょう。



おっと、

人間の体は消耗品である。

いきなり何を言っているのかよく分からない・・・という方はLesson8に戻ってやり直して下さい。
ここから先を読む資格がありません。
何の対策も施さなければ、”肺機能”を失う、晩年はとても苦しむことになりますよ。

何が言いたいのか、分かった、という方はそのまま進んで下さい(笑)









換気とマスク(場合によってはゴーグル)対策しましたか?当サイトでは厳しくいきますよ(笑)
それでは先ほど紹介したツール
「タミヤ フィニッシングペーパー」を使って、シミュレーショントレーニングしていきましょう。
まず、ガンプラで使用するヤスリといえば、ちょうどプラモデルを削るのに適している番手400番(600番でも可)程度を使います。
それでは400番のヤスリを用意して下さい。













上の画像を見てみましょう、初心者によくありがちなミスですね。
ヤスリはペーパーでもあるため、手で千切ることもできます。
しかし、上の画像のようにチギってしまうと端の部分(茶色の部分)の強度やヤスリの粒子等を低下させてしまいます。
もちろん、
端の茶色くなってしまった部分は磨く能力がない(粒子がない)ため、使用することもできなくなります。

ペーパータイプのヤスリの特徴は、
”削れなくなったら使い捨て” ”角を使う” ”ある程度の強度を作る” が基本になります。
ペーパータイプのヤスリはすぐに使い捨て(削れなくなったら使い捨て)が前提なので、
そもそも削れない部分があると、それこそ効率も悪くなります(コストがかかる)。













そしてこちらの画像が正しいヤスリの切り出しになります。
しっかりと端の部分まで使用できるようになっていますね。
茶色くなった部分(粒子の付いていないペーパーが露出した部分)はありません。

このようにしっかりとハサミやデザインナイフで切り出して下さい。
大きなパーツを磨く場合は大きく、小さなパーツを磨く場合はそれなりの大きさでカットします。

またペーパーとはいえヤスリを切るわけですから、切った刃に負担がかかります。
大事にしたいハサミやナイフであるなら使用するのはやめておきましょう、ヤスリを切る専用のハサミ等を用意して対応させます。














使う分をハサミ等でしっかりカットしたら、今度は
”ペーパーを2つ折り”にします。
なぜ2つ折りにするかと申しますと、
あくまでペーパー(紙)なため、それよりも硬いプラスチックのパーツを削っていくにはそのままでは強度が足りないため。
2つ折り程度にしないと、ペラペラとした状態で指の形(半円)をかたどったように削れていってしまいます。
それを防ぐために、
ちょうど良い強度をつくりだしているということです。
また2つ折りにすることで、折った部分の端に”角が出来ます。”
この角を作り出すことで、狭い隙間やモールドを磨いていくときにはこの角を使用して磨いていきます。
まずは
”2つ折り(強度が作れる・角が使用できる)”が基本となります。
そして2つに折ることで、できる役割も覚えておきましょう。
もちろん、もっと強度が欲しい場合には”4つ折り”していただいても結構です。













”2つ折り”した状態です。
表面を使って削ったり、縦にして溝を削ったり、角を使ってモールドなど奥まった部分を削ることができます。
このようにいろんな角度(部分)を使ってペーパーヤスリを使用していきます。
いろんな部分を使って磨いていくことは、覚えておきましょう。














通常はこのようにヤスリの表面を使って削っていきます。
持ち方はお好みで(笑)















とりあえず、ゲート処理した無加工のパーツ(複雑な多面で構成されているパーツ)を用意致しました。
基本的なヤスリの使い方を学ぶためにも、ここではあえて難しい
「表面処理*」をしてみましょうか。

*表面処理(下地作り)・・・主に塗装をする際、あらかじめしっかりとした下地(綺麗なパーツ面等)を作っておくことをいいます。

表面処理は主に全塗装をする際、綺麗な下地パーツを作ることを目的に行われます。
*もちろん、パーツを磨くことで、ヒケ処理やバリ処理、塗料の食いつき効果、面出し効果も生まれます(冒頭でやりましたね)。
当然、まだ初心者の方は全塗装など難しいため、あくまでそういう工作があるのだとここでは理解していただければ結構です。

それよりも、ここでは”ヤスリの使い方・パーツの磨き方”を学んでいくことに重点を置いて下さい。

ヤスリの使い方?パーツの磨き方?
ペーパーを”2つ折り”にするのは分かったけど、ヤスリなんだからただ削るだけじゃないの?
と思っている方もいらっしゃるのでは?

当サイトのこのトレーニングは、貴殿を立派なガンプラマイスターに育て上げる養成訓練所です。
他のサイトなどにもある”擬似的”なサポートとは違い、当サイトは
Neal独自の”オリジナル”のサポートです。
このトレーニングを知らない人はともかく、受けているあなたは既に彼らよりも”一階級上”ですよ(笑)







それでは、”戦い方”を教えてあげましょう









上の画像のように、まずパーツの一つの面を磨いていきます。

”一つの面ごとに磨いていく”ことを意識して下さい。
小さな面も”一つの面”です。

*決して、面倒くさいからと言って”面を繋げてしまうようなことはしない”で下さい。














それでは
磨き方(使い方)を学んでいきましょう。
上の画像(左側)のように、初心者やヤスリの使い方を知らない方は、とにかく前後に力を入れて磨きます。
このように前後に磨いていくのは×。(もちろん、時と場合によって前後も可。)
前後に磨くことで、力が入ってしまい、
前後で削った部分だけがどんどん削れていき段差を生み出してしまいます
綺麗に磨く・・・には程遠く、無用な力が加わっている状態といっても良いでしょう。

パーツの表面を磨くとは・・・まんべんなく端から端まで均等に綺麗に磨くことです。

よって、正しくは、上の画像(右側)にもありますが、
細かく(時には大きく)”円を描くよう”に磨いていきます。
円を描くように磨くことで、かかる力は分散し、まんべんなく(均等に)綺麗に磨いていくことが可能となります。
また、人の手(*)であれば端の部分のエッジを殺すこともないので、端の端までしっかり円を描くように磨いていきましょう。
無駄に力を入れなくても良いです、”あまり力を入れず円を描くように”を心がけて下さい。

(人の手*)そういえば、先に紹介した
「クレオス Mr.ポリッシャーPRO」のヘッドは”回転して磨くもの”でしたよね?
そうです、
”円を描くように”というのは、ヤスリの使い方としては同じような原理と理解しておきましょう。


これが”ヤスリの使い方”です。















力を入れずに円を描くように磨いていくと、上の画像のようにパーツ表面真ん中よりも少し上に”白い部分”が発見できます。
これは、「ヒケ*」と呼ばれるもので、”窪(くぼ)んでいる部分”となります。
先述したとおり、
「ヒケ処理*」に該当します。

*ヒケ処理・・・一見フラットに見えるパーツの表面は実は凸凹している(窪んでいる)、これをフラットにすることをヒケ処理といいます。

一見、綺麗でフラットな表面のパーツですが、実はガンプラのパーツは凸凹しているのです。















この「ヒケ」というものは、通常その裏側になんらかの突起部分があることで、表面が引っ張られ窪(くぼ)んでしまうもの。
だいたい大きな突起物が裏側にあると、先ほどのような”白い窪み=ヒケ”として現れます。

今回はパーツの表面を綺麗に磨くこと(表面処理)が目的ですので、このヒケはしっかり処理します。
このヒケが消えるまで、また円を描くようにして磨いていきます。














そうこうしていると、ご覧のとおり、綺麗に消えていますね。
これでこの面は終了です。

もう一度言います、”一つの面ごと”に磨いていきます。

続けて、違う面も磨いていきましょう。















ヤスリの使い方は分かった、では・・・
”磨く面の順番”は?

それでは、”戦い方”を教えてあげましょう(笑)

”まず大きな面を磨き、小さな面は後回しにして挟みこむ”

小さな面は後回しにして、大きな面と大きな面を磨き、その間の小さな面を”挟みこむ”ように磨いていきましょう。
(*挟み込めない場合は無理に挟まなくても結構です。)

上の画像ですと、手前と上部の大きな面を磨き、ちょうど角の部分(小さい面)を後回しにしています。わかりますか?(笑)

これは、
”エッジ(角)を殺さないように確認しながら”行うため。

実際にはどこから磨いても良いのですが、このように挟みこむことで小さな面の状態を把握しやすいのです。
軽く角を磨けるように、
最小限の力で整えることができる・確認しやすい・角を殺さない・失敗が少ないなどの利点があります。
こうした小さな面は最初に削っていくと、力が入り思わぬほど削れてしまいます。
こういったことを避けるためにも、一番最後に必要最小限の力で磨くと良い、ということです。















そして、ここからは角を殺さない(角を出せる)ように、平面の部分を磨くことに特化した「当て木=台」ツールを使用します。
「タイラー」を使っていきます。
先ほどの大きな面は平面ではなく、ゆるい平面ですので、手でペーパーヤスリを使用しました。
完全な平面にしたい場合は、最初からこのような「当て木=台」ツールを使用しても良いです。













小さいな面はペーパーヤスリ(手)で行うと、綺麗な平面が出ない場合がある、また角(エッジ)を殺してしまうため、
こうしたツールを使用していきます。
*先ほど紹介したタイラーですね、実際には台は平面ではなく、ちょっとアーチがかっていますが平面にも対応できます。















角は特に重要な部分ですので、その角の角度に合わせて”力を入れず”に軽く円を描くように均等に端から端を磨きます。
そうすることで、上の画像のように
他の面を攻撃せずにピンポイントに小さな面だけを磨くことができます。

角を殺すこともなく綺麗に磨けていますね。

そして、”挟み込む”利点は他にもあり、実は失敗した時に角(エッジ)の修正をしやすくするため。
小さな面を削りすぎてしまった(角=エッジを殺してしまった)場合は、
もう一度振り出しに戻ります。
大きな面2つをもう一度端から端まで磨き、小さな面をもう一度磨く。
こうすることで、削りすぎてしまった失敗箇所(角のエッジなど)を均等に修復することが可能です。
ヤスリの使い方を知らない方は、角=エッジを殺してしまうと、どうしてもその部分だけを磨いて修正しようとします。
もちろん、余計にその部分だけを削ることになりますので、パーツの形状やバランスはさらに悪くなる。
そうではなく、
他の面も一緒に磨くことで全体のバランスも考慮しながら角=エッジを修正していくことが重要(可能)になります。
(もちろん、何度も修正するとパーツが削れて薄くなりますのでご注意を。)














それでは全部の面を磨いていきましょう。
小さな面は後回し、大きな面を狙って、小さな面を挟みこむように・・・。
そうこうしていると、400番で磨きあげることができました。
*今回は裏側は特に磨く必要はないので、ここではオミット。場合によっては裏側を磨くこともあります。
それでは、番手を変えて今度は600番(800番でも可)で同じように磨いていきましょう。
番手は徐々に細かい目にしていきます。














番手が細かい目になることで、ギザギザしていた表面が綺麗になっていくことが分かりますか?(画像パーツ上部)
400番の時と同じように、どんどん磨いていきましょう。
















600番〜800番がひと通り終わったら、最終仕上げの1000番を使って磨いていきます。
せっかくですので、今度は
「ヤスリスティック」を使用していきましょうか。















ヤスリスティックも使いやすいサイズにカットします。
こちらはソフトタイプなので、軽く磨くのに適しています。
もう1000番くらいの番手になると、ほとんど力を入れずに磨けてしまいます。
磨く・削るというよりも、綺麗にする、といった感じですね(笑)

















ということで、1000番まで磨きました、かなりザラつきが取れたかと思います。
これで表面処理は完了。
通常ですと、磨いたパーツを洗浄し、ここからサーフェイサーなり塗装なりを始めていきます。
*今回はヤスリの使い方・磨き方が主となりますので、ここで終了です。
2000番くらいまで磨けば、つや消しスプレーで塗装も必要としない成型色を活かした”簡易仕上げ”にすることも可能です。

















おっと、400番から順にやるのが面倒だから、いきなり1000番からやっていい?
という怠け者な方もいらっしゃるかと(笑)

やっていただいても構いませんが、一つのパーツを磨くのに1000番の細かい目の粒子ではすぐに目が詰まります。
要するに、磨けなくはありませんが、時間はかかる上に、ペーパーはなくなる(コストがかかる)、しかも綺麗に磨けません。
何のメリットもないのです(笑)
どうしても楽をしたいというのであれば、

400番→800番
600番→800番(1000番)

これくらいが限界だと思って下さい。
600番だけ、とか、800番だけ、でも出来なくはないですが、
このトレーニングの求める完成度(クオリティ)には到達しないので、怠けないで”ちゃんと磨く”ことを忘れずに。

ヤスリはちゃんと番手順に磨いていくことを前提に作られています。

*徐々に番手を変えて磨くことで、”綺麗なパーツを作ることが目的”です、この目的を忘れないように。

中途半端にやるのであれば、むしろヤスリなどかけなくても良いです(笑)














おっと、まだ終わりませんよ(笑)
表面処理やヤスリの使い方を理解したら、こちらも理解しておきましょう。
さて、上の画像にあるような曲面・丸いパーツなどは・・・何のヤスリで磨くと良かったでしょうか?















そうです、「スポンジヤスリ」ですね(笑)
綺麗な曲面を維持した磨き方が可能です、こちらも基本的には円を描くように磨いていきます。
ただ、スポンジヤスリの場合はパーツにフィットする場合はそのまま前後に磨いてしまっても構いません。
画像のサーベルなどは、形状からして円を描くなど無理ですからね(笑)
無理に円を描くようにする必要はありません。

もちろん、番手は徐々に細かい目にですよ♪















ヤスリにはツヤを消す効果もある、ひどく削れてしまった部分などもありませんね、上出来です♪

















それではこういった細くて小さいパーツ「サーベルの柄」などのパーティングラインなどはどうしましょうか?















答えはヤスリを使用しても構いませんが、
デザインナイフを使用する、という手もありますよ。
模型工作において「デザインナイフ」はもっとも使用頻度が高いといっても過言ではありません。
まさかとは思いますが・・・ここに来て
「デザインナイフ」を・・・(´・ω・`;)・・・いえ、大丈夫でしょう(笑)














(´・ω・`;)(笑)













上の画像のようにデザインナイフの刃を垂直にして
”カンナがけ”することで、ヤスリと同じように削ることも可能です。
ちょっとした部分であれば、デザインナイフがヤスリの代わりにもなってしまいます。
















下の部分だけ
”カンナがけ”しました。
このように白いパーツ(傷が目立ちにくい)であれば、デザインナイフだけでも傷も目立つことなく仕上げることも可能です。
こういう使い方もあるのだと覚えておいて下さい。
そういえば、以前、デザインナイフを使って
”ケガキ”やりましたね(笑)
イナクトの”はみ出た塗料を削り取る”というものです。
これと同様のもの
(カンナがけ=ケガキ)だと思っていただいても結構です。















デザインナイフの
”カンナがけ”はガンダムのブレードアンテナ部分のシャープ化にも利用できます。
デザインナイフなので、力加減も調整できるため、ヤスリと同じ効果をもたせることも可能なのです。
”カンナがけ”をする場合は、力の加減に注意しましょう。
パーツが折れてしまうような力は必要ありません。

何度も薄く皮をむいていくような感じでやっていきます。

もちろん、ヤスリを使っても問題ありませんよ♪















ヤスリ工作後


ヤスリ工作が終わったら、”洗浄”しましょう♪







さて最後です、パーツをヤスリなどで磨いたら、
”洗浄”して下さい。
これはヤスリの粉や手の脂などが、びっしりついているためです。
ヤスリ工作後は基本的に洗浄するものです。

洗浄せずにそのまま塗装やスプレーなんて、厳禁ですよ。
軍法会議モノです(笑)
ティエリアがこの場にいたら、「万死に値する・・・。」と言われることでしょう(笑)


上の画像のように、洗浄には百円均一などで、ザルと一体化した桶(オケ)のようなものが売っているので、
そちらを使用しましょう。
ザルがあることで、パーツの紛失を避ける利点があります。

そして
洗浄の仕方ですが、
桶(おけ)に水を入れ中性洗剤(台所の食器洗いなど)を少量含ませます。
そして、パーツにこびりついたヤスリの粒子や手の脂などを歯ブラシ等でこすって取り除きます。
取り除くときに使用するのは”歯ブラシ(山切りカットや極細毛)”がスタンダードです。

細かいモールドに入り込んでいる場合もあるため、しっかり除去しなければならない場合もあります(パーツ裏側など)。














そこで、私は
”音波電動歯ブラシ”を使用しています(笑)
画像は
「オムロン 音波式電動歯ブラシ」です、ブラシは極細の毛がランダムに配置されています。

実は、私は歯を磨くときにもこれを使っています、要するに2本持っています(笑)
自分の歯で使ってみて、これは良いな、と判断したためです(笑)
どうでも良い情報ですが、私は今まで電動歯ブラシを子供の頃から愛用していますが、
永久歯になって以来、虫歯になったことはありません(金歯や銀歯の詰め物、治療跡さえありません)。

そういう意味でも、よく磨けるということは確かだと思います(笑) 音波式なら尚のこと(笑)
*よく考えればヘッドを交換すれば、歯磨き用と模型洗浄用に交換使用することも可能ですね(笑)

また
”音波洗浄機”も良いです、本来はアクセサリーや腕時計などを洗浄するものですね。
ただ、模型用に使うだけにしては値段も値段なため、他に使用する用途がある場合の方が良いですね。
もちろん、歯ブラシでも十分です(洗浄するパーツが多いと疲れますが・・・。)
音波系のものはこびりついたヤスリの粒子を落とすことや洗浄する場合に結構使えるので、覚えておきましょう♪

ブラシ後は流水で綺麗に洗浄し、新聞紙などの紙を敷いて24時間かけて(1日おけば十分)、しっかり自然乾燥させましょう。

*ドライヤーなどで乾かすと熱でパーツに負担がかかります、やめてください。
自然乾燥がもっとも適しています。







       

(↑Amazon店であれば送料無料になります。”LESSON 3”)

「オムロン音波歯ブラシ」は比較的安価な上、駆動力も高くヘッドも豊富なため一つあると便利。
「音波洗浄機」は模型用だけでなく、使用する用途や興味があったら検討してみると良いでしょう。










さて、今回はここまでです。



削る・磨く・・・ただそれだけの作業ですが、
非常に奥が深いのがヤスリ工作です。
ヤスリの工作というと、破壊的な作業をイメージしていた方もいらっしゃるかと思いますが、
むしろこのヤスリ工作は
”いかに綺麗なパーツを作り出すか(繊細さ)”が要求されます。
初心者向けとしてヤスリの使い方についてここまで説明されたサイトも珍しいかと思います。
しかし、最近では無断転載やら盗用やらが多いので困っておりますが・・・おっと、話が反れましたね。

ヤスリ工作はたった一日で成せるものではありません。

日々の鍛錬がこのヤスリ工作を成功に導いてくれます。
鍛錬としては、一度ガンプラのパーツを全部ヤスリで磨いてみるのも良いでしょう。400番〜1000番まで。
”とてもつもない作業”(これが・・・ガンプラ製作か。。。)というのがお分かりいただけるかと思います(笑)
20時間、いえ、30時間くらいは普通にかかりますね(笑)
ヤスリでの作業を時間短縮したり、怠けてしまえば、完成度(クオリティ)に影響を与えてしまいます。
今後はそれらに対応できる判断能力・精神力・任務を遂行する体力なども要求されます。
もちろん、無理をしてでも・・・とは言いませんので、今はやれる範囲(自分の求める範囲)で結構です。

*ここではヤスリの使い方を学んでいただければ結構です。




さて、厳しいトレーニングだったかと思います、お疲れ様でした。




ご感想などありましたら「G-SOLDIER ADVANCE」のBBSやアンケートなどに書き込んでやって下さい。
量子演算コンピュータ 「Neal」が喜びます(笑)
このトレーニングはガンプラを作る最初の最初になってくれればと思っています。
当サイトのトレーニングがあなたのガンプラ製作のなんらかの”きっかけ”になっていただければ本望です。





<LESSON 9 工作員活動 ヤスリ工作編クリア!>

*おめでとうございます、この時点であなたはヤスリ工作(工作員活動)を習得しました。
あなたに
”エージェント 紅龍”の称号を与えます!「量子演算コンピュータ Neal」








「LESSON 9」をクリアしたら、次の「LESSON 10」へ進みましょう。

*当サイト上の文章・画像・デザイン(レイアウト)等の盗用・引用や不正使用はご遠慮願います。


[TRAININGへ戻る] ページTOPへ