[GUNDAM WEBSITE]
http://g-soldier.com
「ガンプラの撮影(撮影スタジオ・撮影ブース編)」
EXTRA 2です。ここでは「ガンプラの撮影(撮影スタジオ・撮影ブース)」等について見ていきます。
前回のEXTRA 1に続き、ガンプラ撮影に必要な撮影スタジオ(撮影ブース)に焦点を当てた内容となります。
あくまで管理人のNealが推奨する程度のもので、一般人ど素人でもこれくらいの撮影なら十分という内容になっています。
*カメラを極めた方や高額な撮影機材をお持ちの方には無縁のコーナーとなります、ご了承願います。
あくまで初心者向け・初心者目線なのは変わらないものとなります。
それでは見ていきましょう。
by 量子演算型コンピューターNeal
■撮影スタジオ(撮影ブース)
綺麗に撮影するには、カメラが大事だということは既にご理解いただけたかと思います。
また、カメラの性能だけが全てでもないというのもご理解いただけたかと思います。
画素数が全てではありませんし、コンデジだから綺麗に撮影が出来ないというものでもありません。
では、綺麗に撮影するには何がもっとも大事なのか?
それは、”撮影する環境”なんですね。
せっかく良いカメラを持っていても、この環境がしっかりしていないと、綺麗なガンプラの画像は撮れません。
カメラの性能が悪いのであれば、尚の事です。
そこで、このEXTRA 2では、撮影の環境を構築していきます。
撮影ブース・撮影スタジオ(意味はどちらも同じ)について詳しく見ていくことにしましょう。
世の中にはプロが使用する高額な機材やカメラもあります。
ガンプラ撮影と言っても、素人でも20万円以上かけて撮影している人も中にはいらっしゃいます。
それらを使って撮影すればそれはそれは素晴らしい環境ですので、綺麗に撮れるかと思います。
ですが、当然そんな高額なものは持ちあわせていない人がほとんどかと思います。
そこで、なるべくコストをかけずに、Nealが自作の撮影スタジオ・撮影ブースを提供していこうと思います。
学生さんでも、女性の方でも、小市民の方でも対応できるような目線でやっていきます。←
それでは、詳しく見ていきましょう。
■またしても特別講師に管理人Nealさんを招待致しました。
それでは様々なカメラでガンプラを撮影してきた管理人のNealさんを今回はまた講師としてご招待致しました。
たいしたカメラも持たない一般人、小市民である管理人のNealさんから撮影ブースのお話を伺ってみましょう。
それではNealさん、今回も宜しくお願いします。
はい、皆さん、こんにちはこんばんは(´・ω・`)←管理人Neal
今回、わたくしが担当致します内容は「撮影ブース」でございます。
ガンプラの撮影に多大な影響を与えるこの撮影ブースを、なんと今回わざわざ皆さんのために開発致しました(`・ω・´)
名付けて「Nealスペシャル」(`・ω・´)
この開発にどれだけの時間を費やしたでしょうか・・・
あれは・・・そうですね、苦節・・・45分。←ナニ
これをご覧いただいている皆さんが、これでガンプラを綺麗に撮影できるように・・・
いや、ゆくゆくはこれで世界に平和が訪れるよう私は・・・(`・ω・´)
管理人のNealさん、ありがとうございました。
えっ?ちょ、おまっ・・・まだ何も(`・ω・´;)←管理人Neal
それでは、面倒くさくなりそうなので進めていこうと思います。
■綺麗なガンプラ撮影・画像とは?
綺麗な画像、上手に撮れている画像とは一体どういうものなのでしょう?
まずはそれを定義づけしておかないと、果てがない・終わりがない話になってしまいます。
そこで、独断と偏見になりますが、とりあえず勝手に定義づけてしまいます。
これだけできていれば十分であろうという程度のものです。
@十分な明るさが確保できている。(画像は明るくないと、当然見ている人は”見にくい”です。)
A影を少なくするよう努力している。(あまりにも影があると、見栄えも悪くみっともない。半分近く影なら×)
B被写体(ここではガンプラ)がしっかりと写っている。(ピントが合っている、ボヤけていない。*特に顔など)
以上、この3つの最低限どうにかすれば、十分まともな画像になっているであろうと思います。
これらの3つはどうにかできるように説明していきたいと思います。
↑理想はこちらです。(*あくまで理想です、これでなければいけないわけではありません。)
被写体は前回のEXTRA1で使用した旧キットの1/144改造「ターンX」となります。
@明るさは確保できているか?(見やすく十分な明るさをもっていると思います。)
A影を少なくするよう努力しているか?(影も必要最低限なレベルだと思います。)
B被写体がしっかりと写っているか?(ピントがズレまくりやボヤケているといったことはありませんね。)
このように、これからやる”撮影環境の構築”で、これくらいは出来てしまいます。
使用しているカメラはCanonのミラーレス一眼「EOS M」(3万円台のカメラ)となりますが、
高価なカメラや高価なレンズは一切使わず、付属しているキットレンズ(標準ズームレンズ)でやりました。
要するに普通のカメラ性能です。
前回よりも少し気合を入れていますので、割りと綺麗な画像といえるのではないでしょうか?
当然、カメラの性能にもよりますが、やろうと思えば出来ると思います。
今回はカメラの性能やデジタル処理でどうこうではなく、”撮影の環境を構築”し、綺麗な画像を目指す。
というのが目的ですので、以前に貴殿が撮影したガンプラよりも綺麗な画像になっていれば合格としましょう。
*↑の画像は縮小しましたがデジタル処理はしておりません、コンデジの場合はデジタル処理しても結構です。
難しいことは一切しません、それでは恐れず私と共に進んでいきましょう。
■まずは机を用意して下さい。
ここからは実際に撮影していくため分かりやすく段階的に見ていこうと思います。
他のサイトなんかではなかなか見れない教えてくれないものではないかと思いますので、
誰でも分かるよう、ゆっくり分かりやすく説明していきます。
まずは机を用意して下さい。
↑こちらが今回撮影で使用する机となります、1/144サイズのターンXを置くとこんな感じです。
”クリップの挟める天板がある机”が良いです、スペースは40cmもあれば十分です。
(*画像は私の作業部屋です。左にPCがあり、机を2つ置いて、右に塗装ブースなどが置いてあります。)
一般的な机(学習机、ちゃぶ台、カラーボックスの上)なんでも良いですが、”クリップが挟める天板”というのが理想です。
天板にクリップライトを取り付けるので、天板がないと困るということになります。ここだけは注意して下さい。
地面や床に置いて撮影していただいても良いですが、せっかくの撮影ブースの使い勝手が悪くなってしまいます。
どの机やテーブルにもクリップライトを挟めるくらいの天板はあるはずなので、
そこまで選ぶものではないと思いますがもし無かったら申し訳ございません。。。
↑そして、デスクの上にはだいたい照明(ライトスタンド・デスクスタンド)があると思います。
なるべく大きい物が良いのですが、もし無かったら、これに準ずるものを何かしら用意して下さい。
上から照らす照明(ライト)が必要になります。上から照らすことができれば、どの照明でも可とします。
なるべく家にあるものを使っていき、おかしいなと思ったら、買い換えるなどしていただければ結構です。
↑の画像で使用しているデスクスタンドです。(Amazon店なら2,000円以上で送料無料!)
非常に剛性が高く、スウィング機構や可動範囲はかなりのものなので手元の作業に便利でよく使っています。
価格もそこまで高くないので、オススメです。ただ、天板がないと取り付けられないのと、ちょいとデカイです。
口金は26です。
■撮影ブースを自作していきます。
机とデスクスタンドが必要なのはわかりましたね?
それでは、次に肝心な撮影ブースを自作していきます。
↑こちらはホームセンターなどでバラ売りされている金属棚「スチールラック」のL字型の支柱約45cmとなります。
長さのサイズはいくつかあり、価格は1本300円程度です。
(ひょっとしたら100均でも売っているかもしれません・・・私の近所にはありませんでした。)
なぜなら、販売メーカーの名前が”ダイソー”でした(笑)
さて、支柱になるものはL字型が好ましいです(*理由は後で説明します。)
そしてある程度の強度が欲しいので、人の手で簡単に曲がらない程度のものを選びましょう。
そして撮影するモノの大きさに合わせて購入しましょう。
HGサイズだと約20cm程度、MGサイズですと40cmくらいは見ておいた方が無難です。
要するに40cm以上あれば、汎用性は高いと思います。(当然、撮影するガンプラのサイズにもよります。)
今回使用しているのは45cmくらいのものになります。
↑Amazonですと、これかな?(Amazon店なら2,000円以上で送料無料!)
ホームセンターで安くバラ売りされているので、そちらで一度ご確認下さい。
↑次に、L字型の支柱を支える「土台」が必要になります。
ちょうどこちらのパーツが使えそうなのでこちらを選びました、1つ200円となります。
こちらもホームセンターへ行けばバラ売りされているものです。
これらは「土台」として使用しますので、なるべく重いものの方が支える強度が強くなります。
重いものだと500円くらいのが売っています、今回はコストを考えてこちらの軽量なタイプを選択しています。
↑次に先ほどの「支柱」と「土台」を連結させるための「ネジ」が必要になります。
ネジは6mmタイプのものだったかな・・・そしてネジ受けに手で回すタイプのものがあるのでそちらを選択します。
これらも全部で250円くらいだった気がします。「6mmネジ×2」「6mmネジ受け×2、ワッシャー付属」
こちらもホームセンターで安く売っています。
では、組み立ててみましょう。
↑L字型の支柱を真ん中にして、土台の2つで挟み込むようにネジで止めます。
ネジ受け側は手で回せるタイプなので、ドライバーなどを使用することもありません。
簡単ですね♪
↑そうすると完成するのがこちらとなります。
「支柱」「土台」「ネジ」で構成されています。
ここまで、大丈夫ですかね?小学生でも非力な女性でも簡単に作れるようなものかと思います。
↑そして、もう一つ”左右対称”のものを作ります。要するに右と左の2つを作っていただきます。
5分〜10分ほどあれば組み立てられるものかと思います。
これで完成です、お疲れ様でした。←
■撮影ブースを設置します。
それでは完成した2つの支柱を使って撮影ブースを設置していこうと思います。
↑まずは撮影するガンプラや背景紙のサイズに合わせて支柱を置きます。
横に大きいサイズであれば、そのサイズに合わせて置きます。
スペースさえあれば、どのサイズの大きさにも対応が可能な可変タイプです。←
↑横に対する衝撃には少し不安ですが、前後に対する衝撃には少しは耐えてくれると思います。
心配でしたらもう少し土台を重くするなど、必要に応じてカスタムしていただいて結構です。
左右の支柱を連結するように使用しても良いですし、
この撮影ブースは拡張・汎用性に優れており、いわばこれは”素体”にすぎません。
貴殿の使用に合わせて構成(フルアーマー化)していただいて結構です。
設置完了です、お疲れ様でした。←
■背景紙をセットします。
撮影ブース(支柱)が設置できたら、次に背景紙をセットします。
↑背景紙です、こちらは100均に売っている「画用紙の白(6〜7枚入り)」となります。
使い勝手が良いので、サイズカットなども気軽にできるのが特徴です。
まず色はシンプルな白を選択、安いので汚れたり、要らなくなったら容易に捨てることも可能です。
*背景紙については次回の「撮影実践編」でまた詳しく説明していきます。
(背景紙はシンプルで強度もある「アクリサンデー」シリーズがオススメです、ホームセンターに売っています。)
とりあえず、何でも良いのでシンプルな「背景紙(白が好ましい)」を用意して下さい。
↑撮影ブースに「背景紙」をセットします。
撮影するガンプラの高さを考慮して十分な高さに背景紙をクリップで支柱に挟み込みます。
↑クリップは何でも良いです、画像では青色と黄色のがクリップ(100均)です。
あとは背景紙が前後しないよう前側の部分に「重石(ここではタミヤセメント)」を置いて完了です。
設置完了です、お疲れ様でした。←
■照明を用意していきます。1灯
撮影ブースと背景紙をセット出来たら、ライトを用意します。
ライトはデスクスタンドなどで上から照らせる環境が好ましいです。
どうしても上から照らせるライトが用意出来ない場合は、撮影ブースを強化(土台を重くし左右を連結させる)などして、
L字型支柱にクリップライトを取り付けても問題がないように改造して下さい。
(*ここでは推奨していません、改造は自己責任とコストがかかることをご了承願います。)
↑上からライトを照らしてみました。
1灯でもそこそこの光量はありますが、やはり上から左右の周りにかけて暗さが目立ちますね。
これは、光量が足りていないためです。
この場合はライトの本数を増やす、あるいはレフ板などを使って光りを集める(照らす・反射させる)必要があります。
↑この撮影ブースは”素体”にすぎません、左右にウィング(レフ板効果・ボックス効果)を追加することが可能です。
こうすることで、光りを逃さず反射させて光りを集めることも可能です。
*このウィングはサイズをカットした背景紙や廃材を使用しています。プラ板なんかでも良いです。
↑L字型の支柱を採用したのはこのためです、左右に設置することで効果的に光を集めることができます。
背景紙(なるべく厚みがあるとグッド)などをただ隙間に差し込むだけで設置が可能となります。
不安定な場合はL字型支柱にクリップをして止めて下さい。
またこれらのウィングの上に厚みのある背景紙を置いて完全な「ボックス型撮影ブース」にすることも可能です。
今回は蓋はせず、天井を開けています。
それでは撮影してみましょう。
↑部屋の天井についている照明をつけていると、上から照らすライトが影になっていることが分かりますね?
綺麗に撮影したい場合にはこれらも影響してきますので、部屋の照明を切って撮影することも大事です。
特に影響がない場合はそのまま撮影していただいても結構です。
↑それでは撮影してみましょう。
↑一見綺麗に撮れてはいますが、やはり影と光量が気になりますね。
これでは各部が暗くて、”見づらい”と言えるでしょう。
これでは不合格です。
ここで学んでいただくことはライト1灯では撮影に向かないということです。
■照明を用意していきます。2灯
ライト1灯では不合格となりました、それでは2灯に増やしてみましょう。
↑クリップライトを一つ追加してみました。とりあえず右斜め正面に設置します。
(このクリップライトは昔から使っているもので、現在は絶版のようです。。。)
上から照らす光りは全体に照らしてくれますが、どうしても正面からの光りが弱くなります。
上の照明を前側にすると後ろが暗くなり、後ろにすると前が暗くなるので1灯ではバランス良く照らすことが困難です。
そこで、上の照明は上から全体を照らしてもらう役割に徹してもらい、正面からはこのクリップライトで光りを当てます。
クリップライトを真正面に設置すると、撮影するときにクリップライトがもれなく映り込んで撮れます。←
斜めに設置しているのはこのためです(笑)
↑それでは今度は2灯で撮影してみましょう。
↑おや?・・・思った以上に綺麗に撮影することができました。。。
正直、2灯ごときで・・・と言いたかったのですが(震え声)←
まだ言わなければならないことがたくさん残っているこの状況で・・・合格を出すわけには。。。(震え声)←
やはり両サイドに設置したウィング(レフ板・ボックス効果)が効いているのか、
光りを集めるのに十分なレベルとなりました。
が、しかし・・・
これは一眼レフ(ミラーレス)のカメラ性能でもあるので、コンデジではまだ暗いものかと思います。
また影が左側に強く残っているのも事実です、これは光量のバランスが悪いためです。
まだまだ改善できるものでもあります。
こんなものではいけません、ギリギリ不合格です。←(震え声)
もうこれで良くない?鬼かよ(´・ω・`;)←管理人Neal
また、左側に影ができています、これは右側に設置したライトのため左側に光量がないためです。
よって、左側にレフ板などを設置し、光りを反射させて上手く影を軽減させる方法もあります。
↑こちらはベルボンの「レフ板(アームセット)」となります。
こういった光を反射させるもの(レフ板)を用いて影を軽減する方法もあります。
ライトをたくさん用意出来ない方などはレフ板などを使って対応させることも可能です。
ただし、扱いも少し難しいですし、思った以上の効果を発揮しないこともあります。
ライトを設置して光量を集める方が簡単ではあります。
↑レフ板よりも、アームの保持力が高いのでそちらのが使えたりします。
(Amazon店なら2,000円以上で送料無料!)
2灯やレフ板を使ってもカメラの性能によっては暗く写ることがあります、もう少し煮詰めてみましょう。
■照明を用意していきます。3灯
あくまで綺麗な撮影を目指すため、努力を惜しんではいけません。(震え声)
それではライトをさらに追加し3灯で試してみます。
↑今度はライトを左斜め前に追加し、上から照らすライト、左右斜め正面から照らすライティングとしました。
↑今回3灯目に使用したクリップライトです、比較的新しいタイプのもので大光量を稼げるライト(40Wタイプ)。
蛇腹になったフレキシブルに動かせるものが良いです、こちらも2灯めに使用したライトも同じメーカー「ヤザワ」です。
少し重いですが、40W タイプのものでもかなり明るく値段も安いのでオススメです。
口金は17です。
(↑Amazon店なら2,000円以上で送料無料!)
↑全体で見るとこういう感じになります、それでは撮影してみましょう。
↑これは綺麗に撮れていますね、光量も必要十分です、各部もそこまで見づらいといったこともありません。
合格・・・が、しかし( ゚д゚ )
ちょ、お前・・・鬼か(´・ω・`;)←管理人Neal
ライトを追加し、光量のUPを図ったまでは良いのですが、逆に一部明るすぎていることが分かります。
これも光量のバランスが悪いためです、2灯のときもそうでしたが影が若干気になりますね?
これは、左右正面の光量が強くなったことで、上から照らす1灯の力が弱くなってしまったから、
強い影が残ってしまっているのです。
↑実際に見てみると、下側に比べてやはり上側の光量が弱くなっていますね?
全体的に下側よりも上側の方が暗いです。
また、
↑先ほど追加した左側のクリップライトがやたらと明るいのが分かりますね?
ライトの性能や製造年によって、仕様や明るさが変わるのも正直仕方のないことでもあります。
右側のクリップライトは昔から使っているもので、新しく購入した最近のクリップライトよりも暗いのが分かります。
なるべく、同じライトを購入して光量のバランスをとることも重要になってきます。
*ここではあえていろんなライトを使っています、同じライトをたくさん持っている人のが少ないでしょうから。
こういったライトの光量が強すぎる、また影がどうしても強く出てきてしまうような状況に陥ったら、
それらを改善していかないといけません。
■必殺のトレーシングペーパー
光量の強さを軽減したい、光量のバランスを見直したい、影・・・なんとかならないの?
そう思ったら、こちらを手に入れて下さい。
↑こちらは「トレーシングペーパーA4サイズ」となります。B5だと小さいので、A4サイズがオススメです。
事務用品を売っているところでならどこでも売っていると思いますが、やはりAmazonが安いです。
このトレーシングペーパーは撮影の現場ではよく使われるもので、光量を柔らかくする・影を軽減する効果があります。
ディフューザーなどとも言われます。
(↑Amazon店なら2,000円以上で送料無料!)
↑このようにライトの上からペーパーを被せてマスキングテープで留めてあげます。
こうすることで、強すぎる光量を抑えたり、光りのギラつきを抑え柔らかい雰囲気にすることも可能です。
また影を軽減する効果も生まれます。
ただ巻くだけでも良いですし、クシャクシャにしても良いです(光量は落ちますが、光を拡散することが出来ます)。
ティッシュで代用することもできますが・・・やはりトレーシングペーパーをオススメします。
(↑Amazon店なら2,000円以上で送料無料!)
↑トレーシングペーパーを被せて撮影してみました、前回よりも光りのギラツキは収まったのが分かるかと思います。
光量も抑えられています、ただ、影に関してはあまり改善していませんね?
これは下側のライト2灯の光量が上から照らすライト1灯よりも明らかに強いからです。
そもそもの光量のバランス(ライティング)までは改善していないから、仕方がないですね。
それでは、光量のバランスを改善し、トレーシングペーパーを使って撮影してみましょう。
■照明を用意します。4灯
光りを柔らかくすることには成功、しかし、影がまだ散らかる・・・
光量のバランスを図ってみます。
↑今からずいぶん昔、こんな感じの蛍光灯を使用していませんでしたか?
今ではデスクライトとなると、スタイリッシュなLEDスタンドなんてものになっているかと思います。
せっかく家にあるのですから、これを使ってみましょう。
*光量は同じライトを使って撮ればバランスが良くなるので、わざわざ全て違うライトを使う必要はありません。
あえて失敗例も含めて構成してあることはご了承願います。
↑4灯です、設置完了・・・もはや光りから逃れられないオールレンジ攻撃ですね。
上から照らす力が弱かったので、上にライトを追加しています。
↑ピカーっ( ゚д゚ )
こ、これは・・・み、見える、私にも見えるぞ!(`・ω・´;)←管理人Neal
それでは撮影してみましょう。
↑そして実はこれが、最初に理想としてあげた画像となります。
4灯で撮影したものだったんですね♪
以上が、今回のEXTRA 2でもっとも大事となる、”撮影環境の構築”となります。
撮影ブースの自作から、光りの集め方、光りの抑え方、ライティングのバランスまでですね。
これらを一つ一つ抑えていくと、綺麗な画像を撮ることが可能です。
綺麗な画像すなわち、作品の良し悪しもおのずと分かるものになります。
例えば、この旧キットのターンXですが、合せ目も処理していますし、改造しプロポーションも変化させています。
もちろん、全塗装になるのでこれらも綺麗な画像の下に全てさらけ出してしまうことになります。
綺麗に撮影出来ても、ガンプラがしっかり作れていなければ本末転倒ですので、その点は十分気をつけていきましょう。
鬼かよ・・・おそるべしエクストラコンテンツ・・・(`・ω・´;)←管理人Neal
カメラの性能も大事ですが、撮ってあげる環境がもっとも大事なのは気付いていただけたかと思います。
■要点をおさらい(まとめ)
↑まずは「クリップが挟める机」を用意し、自作の「撮影スタジオ(撮影ブース)」を作りましょう。
今回ご紹介した撮影ブース「名状しがたい支柱のようなもの=Nealスペシャル」は、
誰でも簡単に低予算で作ることができるものとなります。
色は白と黒が売っていたような・・・。
また、”素体”にすぎないので各自で現地改修することも可能なものになっています。
世の中にはわざわざ据置き型の撮影ボックスを買ったり作ったりする方もいらっしゃいますが、
必要なときだけ取り出して、必要なときだけ撮る、こういう使い方もできるのでオススメです。
据置型ではないので、部屋のインテリアも損ないません。
撮影が終わったら、分解してどこかに収納するのも良いですし、立てかけておくのも良いかと思います。
倒れると困るので横にする方がベター、どれも邪魔になるほどの大きなものではないと思います。
↑デスクライトやクリップライトを用意しましょう。
明るさを確保するにはライトが複数必要です、最低でも2灯〜3灯、スペシャルで4灯となります。
光量や光りの当たり方など、バランスよく配置してあげましょう。
左右にレフ板効果を出すウィングを追加してあげるのも良いでしょう。
トレーシングペーパーも用意しておくと万全です。
今回使用しているライトの電球はLEDではなく、蛍光灯や蛍光球の自然な色(昼白色)となります。
LEDは光の色が白であったり黄色であったり(ただ眩しいものが多い)、撮影の現場では不向きです。
どちらかというと、ストロボのように強烈な光をバウンス(天井などに反射)させたりして使用することが多いです。
オススメは人間の見た目に近い柔らかい色をした「蛍光灯や蛍光球(昼白色)」が好まれます。
実際に多くの方がこれらの電球タイプを使用しています。
*追記、時代も変わってLED電球でも自然な色を演出することもできるようになりました。
蛍光球でなくとも現在ではLEDでもしっかり使用できますね♪
光がキツイ場合はトレーシングペーパーなどを使って調整しましょう。
(↑Amazon店なら2,000円以上で送料無料!)
↑今回はここまで、次回は「撮影実践編」としてさらにカメラの使い方なども含めて詳しく見ていきます。
なんだかんだで、
↑まーこんなめんどいもんよーやらんわ、という方はこちら。
(Amazon店なら2,000円以上で送料無料!)
■最後に
さて、長々とお疲れ様でした。
今回は「撮影環境の構築」を焦点とした撮影ブース編となりました。
撮影の仕方を教えて欲しいと以前からよく言われていたので・・・独自に構成してみました。
どれも比較的低予算で、かつ、どなたでも綺麗に撮影が出来るよう構成してみました。
休みの日や時間のある時に、ガンプラの撮影などしてみてはいかがでしょうか?
次回は「撮影実践編」となります。
ご感想などありましたら「G-SOLDIER ADVANCE」のBBSやアンケートなどに書き込んでやって下さい。
量子演算コンピューターのNealが喜びます(笑)
■「EXTRA 2」をクリアしたら、次の「EXTRA 3」へ進みましょう。
*当サイト上の文章・画像・デザイン(レイアウト)等の盗用・引用や不正使用はご遠慮願います。
「TRAININGに戻る」