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ガンプラ塗装・筆塗装(基礎・前編)
量子演算コンピューター「Neal」です。
ここでは初級編として、ガンプラを本格的に塗装する準備段階、筆についての基礎をシミュレーション・トレーニングしていきます。
筆塗りの基礎として、まずは知識を身につけていただきます。
筆でもっとも大事な事は”知識”、実は実技ではないのです。
知識のない者は実技で活かせない、それが筆塗装の特徴でもあります。
本格的な塗り方・実技等は”中級者編”にて「筆塗り応用編」として挑んでいただきます。
まずはその”基礎”をトレーニングしていきましょう。
このトレーニングを行うことで、今後の戦場で確かな功績を残していくことが可能となります、そのレベルを手に入れるのが目的です。
しっかり気合を入れて行ってください。
あくまで基礎ですので、ここでは高度な技術は使用致しません。
そもそも一度や二度、筆を握ったからといって上達するものではありません。
トレーニングの指示どおりに行うことで、通常一般兵を超える能力を手に入れることが可能となります。
それでは見ていきましょう。
■塗装は”筆に始まり、筆に終わる”
そろそろガンダムマーカーでは満足した結果が得られないという方も多いかと思います。
そろそろ塗装がしたい、いろんな色を塗ってみたい。
そんな貴方のためのトレーニングとなります。
塗装といっても、最初は何をどうやれば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
塗装初心者の方であれば誰でもそう感じるはずです。
塗装は非常に奥が深いため、塗装を極めた!と言える人はそうそういないことでしょう。
それぐらい塗装とは難しいものなのです。
さて、まず最初に覚えていただきたい言葉があります。
塗装・・・それは、”筆に始まり、筆に終わる”
これは、いかなる塗装も”筆によって成り立っているのだ”ということ。
逆に筆を使わずして、塗装することは時間もかかる上に困難がつきまとう。
この筆をマスターするかしないかは、”塗装そのもの”に影響を与えてしまう、といっても過言ではないのです。
エアブラシさえあれば何でもできる、なんて考え方は危険だということですね。
まずはこちらを見ていただきましょう。
↑こちらは1/144 「HG アヘッド」に付属している「オートマトン」です。
当サイトのマスコット的存在でもありますね、ご存知の方も多いのでは(笑)
ちなみに、これは「筆塗装」です。
(↑Amazon店であれば2,000円以上で、プライム会員ならいつでも送料無料です。”LESSON 3”)
↑本来は右のような無塗装な状態です。
塗装することで、ちょっとリアルになったと思いませんか?
そして大事なことが・・・、
↑このオートマトン、小指ほどの大きさで、人の手を使った「筆塗装」でしか再現できないのです。
塗装・・・それは、”筆に始まり筆に終わる”
塗装を学ぶとき、筆から始めていきますが、結局は最後も筆を使うことになる。
また、そもそも筆が使えないと出来るものも出来なくなってしまう。
なんとなく意味が分かりましたか?この言葉は覚えておきましょう。
筆が使えないと、場合によってはキットを再現することができなくなってしまうのです。
ガンプラ製作には細部の仕上げに必ず筆塗装を必要とすることが多い、このことは覚えておきましょう。
■筆でどこまでの表現が可能か?
「筆塗装は苦手」、「筆よりもエアブラシの方が綺麗に塗れる」、よくこんな話を耳にしませんか?
当サイトでもよく質問されます。
「塗装初心者ですが、綺麗に塗装するには、エアブラシが必要ですよね?」など。
どこの模型雑誌を見ても、はいエアブラシを使え〜、エアブラシがあれば楽〜、エアブラシ買って〜、
といった安易にエアブラシを薦(すす)めたり、なんて記事が目立ちますね。
もちろん、エアブラシは人の手で行うものではないので(機械)、綺麗に均一に塗装は可能です。
(*もちろん、ある程度の”腕”や”知識”も必要ですが)
しかし、その導入コストや年齢(未成年)、健康面や環境を考えても、
最初からエアブラシでの塗装はこのトレーニングではオススメしません。
ましてや筆を使えない状態でエアブラシをもっていても、宝の持ち腐れになってしまいかねません。
そこで、筆を使った塗装って何なのだろう?
なぜ筆が必要なのだろう?
そもそもちゃんと筆でガンプラは塗装できるものなのか?
そこから見て考えていきましょうか。
↑こちらは1/144「ザク地上戦セット」に付属している「ワッパ」です。
こちらも全てNealによって「筆塗装」されたものです。
汚し塗装(ウェザリング)なども筆を使ったものとなるため、筆が使えないとその表現が出来なくなってしまいます。
(↑Amazon店であれば2,000円以上で、プライム会員ならいつでも送料無料です。”LESSON 3”)
↑元のキットはこんな感じ、初級編で学んだガンダムマーカーではちょっと表現できないですよね。
先ほどの画像からすると、ずいぶんと塗装によって変わった(再現された)のがご理解いただけるのでは?
そして・・・、
↑実はこれも、先程のオートマトンと同じような小さなキットになります。(*画像の指は小指です。)
こういった小さいパーツで構成されたものは、筆塗装でしか再現できません。
筆さえ使えれば、このくらいは簡単にできてしまいます。
↑こちらは模型雑誌「ホビージャパン」付録の「ザンライザー」の武装、バスターソードVです。
通常元のキットは画像上にあるように、真っ白のパーツ(キット)ですね。
白い成型色はそのまま生かしたまま、筆によって部分塗装されています。
筆さえ使えれば、こんなカラフルに仕上げる(再現する)ことも可能なのです。
↑こちらが全体像ですね、HG「ダブルオーザンライザー」、巨大なバスターソードVが目につきますね。
筆塗装でも十分違和感なく再現できていますね。
むしろエアブラシで塗装すると、ラインの細部まで綺麗に塗装するにはマスキングに相当な時間がかかる。
そもそも黒い部分のラインは筆が苦手だからとオミットしてしまう、そんなことも考えられます。
筆さえ使えれば、再現するのにそんなに難しい工程にはなりません。
特に付録キットなどの塗装には筆が有効ですね。
せっかくですから、もっといろんな筆塗装を見ていきましょう。
↑こちらは模型雑誌「電撃ホビーマガジン」の付録HG「GNセファー」のビットパーツ×6ですね。
元は真っ白のキットで若干内部まで色分けが必要とされるなかなかマニアックなパーツ類。
実はこれも全て「筆塗装」です。
白の成型色を生かしたまま、部分塗装で仕上げてあります。
エアブラシは使っておりません、CG加工もしておりません(笑)
たまにデジタル加工して都合の悪いところを消してしまうツワモノもいらっしゃるようですが・・・、
当サイトはそのようなことは一切致しません(笑)
綺麗に並べると、もはやアートのようですね。
確かに完成度はエアブラシに劣るかもしれません、
よく見るとムラや均一感が出てない所もありますが、これくらいのレベルは「筆塗装」でも十分可能なのです。
むしろ、筆塗装をマスターすることで、
皆が難しくて諦めてしまうような難しいキットも作れるようになります。
↑こちらは模型雑誌「電撃ホビーマガジン」の付録、HGUC「ジム改 ワグテイル」改造パーツになります。
とにかくカラフルなキットなため、再現するには筆(人の手)が重要になってきます。
部分的な修正であったり、細かなパーツ部分やライン等には、筆が使えないと再現は困難になってしまうことでしょう。
エアブラシだけでは膨大な時間とマスキングが必要になるため、設定どおりに作ることが出来ず諦めてしまう人も。
↑その点、筆さえ使えれば、こんなカラフルなキットも作れるようになるのです、筆塗装をなめてはいけません。
カラフルな機体ほど筆塗装が必要になってきます。
↑さらに、こちらはオリジナルのキットHGUC改造「ゲルググキマイラ」です、全て筆塗装となります。
脳内設定で作っただけのオリジナルとなります、人によっては気持ち悪かったりするためごめんなさい。(笑)
多少ムラなんかもありますが、筆塗装ができるようになると、
自分だけのオリジナルカラー(専用機はステータス!)も作り出せるのです。
その気になれば、このキットのように筆での全塗装も可能となります。
もちろん、MGでも可能です(時間はかかりますが)。
世の中には”筆使い”と呼ばれるモデラーさんもたくさんいらっしゃいます。
中には”筆だけで戦場(ガンプラ製作)を渡り歩くエース”の存在も。
↑こちらも見ておきましょう、これはボードゲームのパーツ。
いわゆる「公園」ですね。
”ジオラマ”のような表現も基本的には筆で行っていく作業です。
こちらも全て筆塗装。
画像↑もとは緑のパーツ一色という・・・。
↑先ほどの公園パーツですが、ひたすら筆で塗り重ねて表現しています。
何色も使用しているのがわかりますね?
実はこちらもとても小さいパーツ、縁(ふち)の土台なんかも筆で塗装しています。
*手前の筆がソレです(アース色)
*慣れてしまえばマスキングテープすら不要になるくらい筆で塗装をコントロールできます。(筆使い)
筆塗装恐るべしですねw
↑また鮮やかな色だけでなく、雰囲気に合わせた色合い(ウェザリング=汚し塗装)にすることも可能です。
こちらも全て筆塗装。
こちらはいわゆる「工場」ですね、汚し塗装が非常に似合いますね。
これらも筆でひたすら表現していく塗装方法となります。
塗装・・・それは、”筆に始まり、筆に終わる”もうこの言葉の重要性がご理解いただけたかと思います。
これらのように、当サイトのガンプラの多くが筆塗装によって成り立っているというのがご理解いただけましたか?
今回は、この筆塗装の基礎を学ぶというトレーニングとなります。
非常に重要です。
実は多くの一般兵(大多数の人)がここで挫折します、戦場(ガンプラ製作)でこれ以上の活躍ができなくなってしまうのです。
それは筆塗装を軽視しているか、もしくは、筆を使うその知識や技術を活かせていないためです。
当トレーニングでこの基礎を学んだあなたは、間違いなく今後も戦場(ガンプラ製作)で活躍していくことが可能となります。
筆塗装の重要性、表現力、再現力、どれをとってもガンプラ塗装には筆は欠かせないものだとご理解いただけたかと思います。
それでは、しっかり基礎を学んでいきましょう!
■筆を知ること
さて、ここから筆について学んでいくわけですが、まず筆がどういうものかを知る必要がありますね。
世の中にはいろんな筆がありますが、一体どれを使えば良いのでしょうか?
このトレーニングでは、まずそこから始めていきます。
「筆塗装がうまくできない・・・」、そんな質問を当サイトでもよくなされますが、それは”筆を知らないから”です。
自分が一体何の武器を使っているのかも知らないで戦場で戦っているようなものです。
まずは情報の分析ですね、筆はここが大事なのです。
筆には”いくつかの種類と役割”があることを理解していきましょう。
↑それではまず、代表的な”模型用の筆”を見てみましょう、だいたい大きく分けると毛の種類で3つに分類されます。
画像上から毛の先を見て下さい、
「白い毛(安価な広がっている毛)」
「オレンジ色の毛(人工の樹脂毛であるナイロン)」
「茶色の毛(高級天然毛コリンスキー)」
の3つ。
筆の先(”穂先”といいます)の色で筆の種類(3つ)をだいたい見分けることができます。
(*まれに白い毛でも高級天然毛あり、違いは穂先のまとまりで分かります。)
そして、
*画像上から2つの筆(穂先)を「平筆(=平な筆のため)」、一番下の丸い筆を「面相筆(=または丸筆)」と呼びます。
まずは「白い毛(安価な広がっている毛)」の筆から詳しく見ていきましょう。
↑こちらは「タミヤ モデリングブラシ (平筆)」です、先程の画像の一番上の筆となります。
模型用のツールとしてお馴染みのメーカーのタミヤですね。
模型用の筆としては、もっとも安い一本100円前後の筆となります。
筆を初めて買うときに、とりあえずこれを選択する方も多いのではないかと思います。
比較的どのお店(スーパーなどのガンプラコーナー)でも入手しやすいため、よく目にする機会も多いですね。
しかし、ガンプラの塗装にまずこれを選ぶのはNG。
この筆の特徴・役割を見ていきましょう。
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↑この筆の特徴は先述したとおり、”白い毛(安価で広がっている毛)”で、その穂先はまとまりがなく、広がっていますね。
一般的に白い毛は、猫や豚や馬などの安価な動物の毛、であることが多い。
(*あくまでその傾向がある、具体的な材質は知りません、稀に高級天然毛の場合があるので注意。)
よって、穂先のまとまりがなく、穂先が広がっており、毛は抜けやすい傾向にあります。
そのため、ガンプラの筆塗装のメインウェポンとして使用すると、その扱いに苦労させられることになります。
この筆の使い方、役割を理解しておく必要があるのです。
↑こちらはNealが使用しているタミヤモデリングブラシの何本かあるうちの一本です。
「タミヤ モデリングブラシ 平筆」ですね、画像のものは穂先が加工されていますが、先ほどの筆と同じものです。
*ガンプラの筆塗装であるメインウェポンとして使用はしていません。
これは”穂先を切って丸くし、汚し塗装(ウェザリングなど)”に使用している筆となります。
また、他にも”各ツール(道具類)の掃除用”などにも使用したりする筆となります。
これらの安価な筆にはそれ相応の役割があり、使い方によって効果がまるで違ってしまうのです。
一見、これも筆だからと、これで模型のメインウェポンとして塗装するのはなかなか難しい。
塗料を多く含んでしまったり、穂先が広がっているため均一に塗ることは難しく、
また途中で毛が抜けてしまうことも。
この筆には違う役割として機能させると、抜群の効果を発揮してくれます。
特に汚し塗装用の筆としては安価なため、穂先を加工して何本でも簡単に用意できること。
他の道具類の細かな部分の掃除(汚れをとる、ホコリを落とす)など、この筆ならではの使い方ができます。
以上、まずはこの「白い毛(安価で広がっている毛)」の用途について覚えておきましょう。
↑次に「オレンジ色の毛(人工の樹脂毛であるナイロン)」を見てみましょう。
こちらの筆は「上野文盛堂 ハイセーブル (平筆)」となります。
上野文盛堂は、国内の筆メーカーとしては120年くらいの歴史をもつ老舗中の老舗。
水彩画や模型用の筆でもあり、文具店やおもちゃ屋さん、模型店など比較的入手しやすい筆でもあります。
よく”セーブル”と記載されている筆がありますが、基本的には”上質な筆”という認識で宜しいかと思います。
安価であってもセーブルであったり、高級筆でもセーブルであったりするため、あまり難しく区別しなくても良いかと思います。
人工毛であろうと、天然毛であろうと、セーブルであったりもします。”筆の総称”として使う場合もあります。
上の画像だと、こちらは”ハイセーブル”になってますね、高い(上質な)セーブルなんでしょうね。
他にも”スーパーセーブル”とかもあります、スーパーな(特別な)セーブルなんでしょうね(笑)
とにかく、あまり定義づけると分からなくなるため、セーブル=”上質な筆”程度の認識で宜しいかと思います。
少し話が反れてしまいましたが、続けて見ていきましょう。
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↑”オレンジ色の毛”についてですが、こちらは人工の毛(樹脂毛と言われます、材質はナイロン)。
よって、ふわふわとした安価な白い毛と違い、穂先はまとまりが良く、非常に綺麗に揃っているのが特徴。
穂先を触ってみると、サラサラ(パラパラ)とした印象ですぐに元に戻る(コシが強い・反発力が強い)そんな特徴があります。
一般的にオレンジの毛(樹脂毛=ナイロン)は、耐久性が高く、コストパフォーマンスに優れていることから量産しやすい。
安価な筆と違い、比較的柔らかい穂先でまとまりやすいため、”ガンプラ筆塗装のメインウェポンの一つ”となります。
メリットばかりか・・・というとそうでもありません、デメリットがないわけではありません。
ある程度使っていると、穂先の先端が反ってきたり、真ん中からぱっくり2つに分かれてきたり、
毛が抜けてくることもあります。
いくら丈夫なナイロンの筆でも、消耗品であることには変わりありません。
このナイロンの筆は、だいたい300円前後〜700円前後で売られています。
↑先ほどは上野文盛堂の筆でしたが、ナイロンの筆は各メーカーが模型用の筆として多く発売しています。
こちらは「タミヤ モデリングブラシ HF (平筆)」です。
内容は先ほどの上野文盛堂のナイロンの筆とほぼ同じです。
穂先のサイズ(No〜で表記されています)も各メーカー様々ですので、気に入ったサイズを選ぶと宜しいかと思います。
やはり大きなパーツを塗る場合には、穂先は大きなサイズの筆を。
小さなパーツを塗る場合には、穂先は小さなサイズの筆を、が基本となります。
(↑Amazon店であれば2,000円以上で、プライム会員ならいつでも送料無料です。”LESSON 3”)
↑穂先のサイズは色々ありますので、塗る箇所に合わせて検討していきましょう。
ちょっと穂先のサイズは小さめな平筆になっていますね。
結局、塗装する際には何本かないと不便ですので、一度に各サイズ何本か揃えてしまうのが一番良いです。
以上、「オレンジ色の毛=ナイロンの筆」について覚えておきましょう。
↑続いてこちら、「茶色の毛(高級天然毛コリンスキー)」について見ていきましょう。
画像の筆は「タミヤ モデリングブラシ PRO(面相筆)」となります。
*現在は廃盤、PROUにマイナーチェンジしています。愛用者も多かったため惜しむ声も。。。
模型用の筆としては比較的高価な(一般的に1000円前後する)筆となります。
茶色の毛についてですが、よく”コリンスキー”と呼ばれ、高級天然毛”いたち毛”で構成されているものです。
よって、コリンスキーと名のつくものは”高級な筆”と認識して宜しいかと思います。
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↑高級天然毛である”コリンスキー”、その穂先は高級と言われるだけあり、非常に柔らかくしなやか、絶妙な弾力が特徴。
細かい部分を塗っている時にも「塗料がちゃんとついてくる・・・」といった、自在に扱えるそんな微妙な力加減も可能となります。
この茶色の毛(天然毛コリンスキー)は、一般的に”面相筆”と呼ばれる穂先の小さい筆に多いのが特徴。
やはり天然毛のためコストが高いですが、それに見合った価値がある。
天然毛はちゃんと手入れされていれば、ナイロンほど固く丈夫ではないものの、耐久性もそこそこ高いです。
ただし、扱いが悪い(手入れや掃除をしない)とすぐにダメになってしまう場合もあるため、
価格が高い分、その点は気を付けたいところでもあります。
さて、面相筆についてですが、こちらを見ていただきましょう。
↑こちらはガレージキットの「TR-6 ウーンドウォート」の頭部です。
よくあるガンダムの頭部には、バルカン砲やアンテナ、フェイス部分などの細かい塗り分け塗装が要求されます。
これらを綺麗に再現するには”面相筆”が必ず必要になります。
よって、面相筆は模型の世界(特にガンプラ製作)では、”必須のアイテム”でもあるのです。
これを見ている方の中には、「え・・・持っていない・・・。」という人の方が多いことでしょう(笑)
平筆よりも・・・実は面相筆の方が何かと使う機会が多いこともここで述べておきます。
そんなこともあって、各模型メーカーが力を入れている筆(面相筆)でもあるため、その種類やデザインは非常に多い。
その辺りはまた下記(何買えばいいの?)で詳しく説明いたします。
以上が「茶色の毛=高級天然毛コリンスキー」についてでした、こちらも覚えておきましょう。
これで3つの筆の種類(毛)について見てきました。
「白い毛(安価な広がっている毛)」
「オレンジ色の毛(人工の樹脂毛であるナイロン)」
「茶色の毛(高級天然毛コリンスキー)」
模型用の筆としてはだいたいこの3つですね。
他にも水彩画の筆とか、習字の筆とか、油絵の筆とか、
赤毛とか、玉毛とか、リス毛とか、カーレルブルーとか言い出したらキリがない筆の種類ですが(笑)
これから筆を始めようという方の中には、この3つが分からない人が大半です。
経験者ならともかく、ほとんど分からない人が多いはずです。
よって、筆をよく理解していない=うまく筆塗装ができない、という結果に繋がることがあります。
一度に覚えるのは大変ですので、何度でもこのトレーニングを見て、この3つの違いは覚えておきましょう。
■小休止
さて、お疲れ様です。
まず筆について最低限知っておいて欲しい内容を「前編」としてまとめました。
「後編」で具体的にどんな筆があるのか、貴殿に合った筆を探していきます。
ここで一旦休憩して、頑張れるようでしたら次の「後編」も見ていきましょう。
筆は技術うんぬんではなく、まず”筆を知ること”、なんですね。
それでは後編も見ていきましょう!
「量子演算コンピュータのNeal」
■「LESSON 10(前編)」をクリアしたら、次の「LESSON 10.5(後編)」へ進みましょう。
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