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■「G-SOLDIER ADVANCE( ジーソルジャーアドバンス)」です。当サイトのガンプラ講座、中級者向けにオススメの「薄刃ニッパー」を紹介しています。

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Lesson 13「薄刃ニッパー」(中級者編)

Lesson 13「薄刃ニッパー」(中級者編)









「薄刃ニッパー」(中級者編)


Lesson13では「薄刃ニッパー」(中級者編)について見ていきます。
既に初級編でニッパーについてはやってきたかと思いますが、
昨今のガンプラのランナーに対応したニッパーを手に入れて欲しいという思いから構成させていただきました。
中級者なら持っていて欲しいニッパーについてです。
あくまで管理人のNealが推奨する程度のもので、どのようなゲートカットの仕方をしていただいても結構です。

あくまで中級者向けの目線であるものとなります。

それでは見ていきましょう。
量子演算型コンピューターNeal






■なぜ薄刃ニッパー?



既に初級編でタミヤのモデラーズニッパーを使ったゲートカットの仕方は学んできたかと思います。
ここからはより高度な作業が可能になる中級者に相応しい「薄刃ニッパー」を見ていこうというものです。







Nealの個人的評価 タミヤ「モデラーズニッパー」
切れ味★★★   
耐久性★★★★★ 
値段★★★★ 
取回し★★★   
切断跡★★★   

↑もう一つは何かしらのニッパー持っていますよね?
汎用性の高い
タミヤ「モデラーズニッパー」はオススメ、基本のニッパーです。
既に何度もモデラーズニッパーについてはお話しているので、これ以上は不要ですね。







それではまずはこちらのパーツランナーをご覧下さい。




↑最近のガンプラのランナーの一部です。「HGBF ライトニングガンダム」(2015年 現在)
これはシールドのパーツです、ゲートカットする部分(ゲート部分)に注目して下さい。
ゲート部分の太さが極端に違っているのが分かりますか?
画面正面から見て左側は太く、右側は小さく細いのがお分かりいただけるかと思います。









↑他のパーツも見てみましょう。
やはり非常に太いゲート部分と、細く小さいゲート部分が混在していますね。

かつての太いゲートから、最近は細くて▲状のゲート部分が顕著に見られます。

HGサイズではVガンダムやクロスボーンガンダムなどの小型のMSがキット化されてきており、
非常に小さなパーツやゲート部分自体が細く短いものが出てきています。
今まではタミヤのモデラーズニッパーで良かったのですが・・・最近ではそれだけでは対応出来ないというわけです。










↑こちらはSDレジェンドBB「魔竜剣士ゼロガンダム」のパーツです。
ゲート部分をご覧いただきましょう。
・・・は?( ゚д゚ )
というくらいゲート部に隙間がないのがお分かりいただけるかと思います。
もはや従来のニッパーでは入りきらない、対応出来ない隙間といっても良いでしょう。
当然、無理に切り取ろうとすると穴が空いたように千切った状態になってしまいます。

子供でも切り取りやすいように、と、数年前からSDガンダムにはこのようなゲート部が多く採用されていたのですが、
ここまで極端ではないにせよ、小型のキットであるHGも確実に小さく細いゲート部分になってきています。

そこで、これらに対応するニッパーを中級者である今のうちに一つは手に入れて欲しいのです。
小型なものには小型のツールで対応するのが一番です。









■「薄刃ニッパー」を手に入れろ!




ゲート部分を綺麗に切り取ることはプラモデルを作る上でもっとも大事な作業。
あとからヤスリをかけるにしろ、パチ組や素組でもその完成度に違いが出てしまいます。
まして無理にカットすると穴が空いたように引きちぎった跡が出てしまいます。
穴をパテで塞いでいては、時間もかかるし余計な苦労になります。

そこで、これらを防ぐには薄刃のニッパーを早いとこ手に入れることです。
タミヤのモデラーズニッパー+
薄刃のニッパーがあると今後は有利に模型展開が出来るかと思います。
実は以前にも
タミヤ「薄刃ニッパー」について述べている箇所もあったのですが・・・あの時点では任意。

ここからは中級者としてしっかり購入を前提として考えていただきたいところです。

それではさらに詳しくみていきましょう。









↑王道、代表的な
タミヤ「薄刃ニッパー」です。
モデラーズニッパーの上位ニッパーでもあります。
コストパフォーマンスに優れ、耐久性と切れ味を備えた万能タイプのニッパーです。








↑モデラーズニッパーよりも細く鋭い切れ味をもつ、そして細くなった刃先でありながらも耐久性は抜群です。
よほどのことがない限り折れるようなこともないでしょう。
(*薄刃ニッパーは太いランナーなどは切らないように!刃の耐久性が一気に落ちます!注意!)
この画像のニッパー、実は4年くらい使っていますがまだまだ現役ですw
新品の紹介でなくて申し訳ないのですが・・・

この王道の薄刃ニッパーを持っておけば、最近の小型化されたHGキットでも問題なく対応することが可能です。







それでは他にもう一つ、突如として模型業界に現れた脅威のニッパーです。








↑数年前に突如として現れたメーカー、
ゴッドハンド「アルティメットニッパー」です。
マスコットキャラの”ニパ子”を知っている人も多いのでは?w
究極と名付けられたそのニッパーは、鮮やかなブルーの持ち手に鋭利すぎる刃、切りすぎないようにストッパーまで備えた高級品。
入手もしにくく、値段は今や定価5,000円を軽く超える・・・まさに究極!











↑タミヤの薄刃ニッパーでもかなり薄いイメージがあったのですが、これを見るとさらに薄い刃であることがわかる。
そして、この刃・・・なんと片刃なのだ!
通常のニッパーは両刃で切り取るものなのだが、このアルティメットニッパーは片刃で切り取るように出来ている。
そうすることで通常のニッパーと違い極めて綺麗に切り取ることができるのだ。

値段は高い・・・が、使ってみる価値もありますよ♪






現状ではこの2つのどれかを持っていれば、間違いはないかと思います。









■王道ニッパーの比較(*あくまで個人の感想です。)




さて、じゃどっち買えばいいの?(´・ω・`)
ということになるのですが、正直どっちでも良いです♪←
・・・というだけでは怒られるので、少しだけNealの感想をば。。。
(*あくまで個人の感想です、ご了承願います。)






↑オススメはダントツでタミヤ「薄刃ニッパー」です。
理由は値段、そこそこの切れ味と手軽に使える耐久性は安心の一言。






Nealの個人的評価 タミヤ「薄刃ニッパー」
切れ味★★★★ 
耐久性★★★★ 
値段★★★ 
取回し★★★☆ 
切断跡★★★★ 

こんな感じです、耐久性もよく、タミヤのモデラーズニッパーと併用して使っていけば数年は軽くもちます。
そして値段も2,000円〜3000円前後で買える点。
太いゲートはタミヤのモデラーズニッパー、細いゲートはタミヤの薄刃ニッパーで対応していこう。
当然、ニッパーも使っていれば刃の耐久性は落ちていくので如何に耐久性を維持しながら使っていくかも考慮しておくこと。
割りと耐久性があるので、バシバシカットしてもそれほど使い方を気にする必要がないのも良い。
刃が欠けることはあれど、刃が折れた、という報告は私は聞いたことがないです。

ただ、新品の切れ味はおお〜っと思いましたが、そのうちすぐに切れ味を維持することができなくなった気がします。←









↑さらなるタミヤ薄刃ニッパーの新型ニッパーも出てきています。
其の名もタミヤ「先細薄刃ニッパー」
(試していないためまだ評価できてません。。。)








↑そして興味があったら買ってみても良いかな〜、というのがゴッドハンド「アルティメットニッパー」です。
一部のモデラーには絶大な人気を誇るニッパーですが・・・切れ味以上にやはりその値段と耐久性に躊躇してしまう。
購入したい方はAmazonと楽天のどちらも常にチェックしておきましょう!




 

Nealの個人的評価「アルティメットニッパー」
切れ味★★★★☆
耐久性★★   
値段★   
取回し★★★★ 
切断跡★★★★★

切れ味や切断跡はさすがといったところ!
切れ味はタミヤの薄刃ニッパーの新品と比べると同じかな・・・うん?ちょい上かな〜?というくらいですが、
切った跡、その切断跡は他のニッパーでは見ることができないような綺麗なカット跡である。
が、しかし、この値段で切れないなんて話もないわけで。。。
国産手作業で作っているニッパーなので、そりゃこの値段でも納得なので応援してあげたい気持ちもあるのですが・・・、
冷静に考えればタミヤの薄刃ニッパーが二つは買えてお釣りが来る値段であることも言及しておきます。

そして、このニッパーの本当にすごいところは切れ味よりも”切断跡”であると思います。
通常のニッパーだと挟み込んで切るため、切断跡は少々盛り上がってしまう。
だが、このニッパーでも切断跡は少々盛り上がってしまうのですが、その盛り上がってしまう部分も非常にフラットで綺麗。

「このニッパー使ったらデザインナイフが必要なくなりました!」
なんて声が出るのも分かるくらい。
(*パーツ箇所にもよりますが、実際にはデザインナイフ使わなくていいなんてことはありません・・・必要だと思います。。。)
まぁガシガシとヤスリがけする人なら特に必要ないかもしれませんがw

また刃先が細いためか使い方も独特で、刃先で切らずに真ん中で切るようにと記載されていたり使い方にも注意が必要。
バシバシカットしていくには少し慣れが必要で、刃が非常に細いため使い方を間違えると折れてしまいます。





どちらも優秀なニッパーなので、貴殿のお好みで。



↑またゴッドハンドのニッパーは他にもたくさんのニッパーの種類があるので(左手用とか)、
いろいろ探してみるのも良いでしょう、今回は代表格の片刃アルティメットニッパーで見ていきました。


今後も気になった新しいニッパーが出たら、ここで追加報告とさせていただきます(`・ω・´)









■ニッパーメンテナンス



せっかく購入した高価なニッパーをすぐにダメにしてはもったいないですよね?
そんなときには、しっかりと掃除とメンテナンスをしましょう。
ニッパーのメンテナンス?(´・ω・`)?
と思われるかもしれませんが、刃物や工具はメンテナンスをすることで耐久性を維持し、長持ちさせることが可能です。

使い方は簡単です、使い終わったらゴミやホコリを払い潤滑油(オイル)を塗布してあげるだけ。
まずはこちらをご覧いただきましょう。






↑こちらはKURE(呉)「5−56」となります。(金属用)
お世話になっている方も多いのではないでしょうか?
一家に一缶といってよいくらいの万能ツール(オイル)です。

金属を侵さないで耐久性を維持・サビを防ぐ・サビを落とす・動きを滑らかにする

これらの作用があります。
付属のノズルを使ってぷしゅーっと可動部や刃先に軽くスプレーしてあげるだけです。
吹きすぎたら拭いてあげましょう。
たったこれだけで、サビを防いでくれて耐久性を維持してくれます。






↑国産でもあり多くの企業で工業用の必須アイテムとして使用されています、安心して使用できますね。
隣の呉「シリコンスプレー」は金属やプラスチックなど問わず使用できる潤滑油(オイル)。(*先の5−56は基本的に金属用)
(シリコンスプレーはエアーガンなどプラスチックや金属などが併用されている可動箇所に塗布したりします。刃物もOK)
汎用性が高いので自転車や窓のサッシ、家中いろんなものに使えるので、どちらか一つ持っておくと良いでしょう♪







↑こちらはPanasonicの電気カミソリ(髭剃りシェーバー)の刃に塗布するオイル
(*Panasonicの電気シェーバー「ラムダッシュ」のもの、小さいボトルのが付属していたオイル。)
当然、刃物のオイルですから使用することも可能です。
代替品として使用しても問題ありません。

そういえば、髭剃りの電気シェーバーうちにもあるな・・・という方もいらっしゃるかとw




刃物や工具を使用した後にゴミやホコリを取り除きオイルを塗布してあげるだけ。
工具も消耗品ではありますが、貴殿の気持ちしだいでその耐久性を維持させることも可能なのです。
このTRAININGを受けている方は工具も大事に使ってあげましょう。








↑おっと、ゴッドハンドのアルティメットニッパーには専用のオイルも販売されています。
通称「ニパ子汁」・・・高いですがニッパー専用のオイル?とのことw










■終わりに



今回は「薄刃ニッパー」について簡単に見ていきました。
新しい装備が増えるたびに模型の技術も上がっていくものです、日々いろんなツールを使ってみましょう♪
一度ご自身の使っているニッパーについて考え、触れてみるのも良いかと思います。


ご感想などありましたら「G-SOLDIER ADVANCE」のBBSやアンケートなどに書き込んでやって下さい。
量子演算コンピューターのNealが喜びます(笑)















■「Lesson 13」をクリアしたら、次の「Lesson 14」へ進みましょう。
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