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■「G-SOLDIER ADVANCE( ジーソルジャーアドバンス)」です。当サイトのガンプラ講座です、ガンプラのヤスリ工作(後編)を紹介しています。

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LESSON 9.5「ヤスリ工作(後編)」

LESSON 9.5 「ガンプラのヤスリ工作(後編)」








(ガンプラのヤスリ工作 後編)


量子演算コンピューター「Neal」です。
ここでは初級編として、ガンプラを加工するための工程(ヤスリ知識)をシミュレーション・トレーニング致します。
既にLESSON8をクリアーした方の講座となります。
このLESSON9.5 (後編)で、今後の戦いに備えた基礎知識を培(つちか)っていきます。

さて、ここでは
ヤスリ工作について学んでいきます。

それではガンプラ製作の上でも最重要項目の一つである
”ヤスリ工作”を再び始めていきましょう。







■ヤスリを使ってみよう(実践編)



それでは、後編です。
ここからは
”ヤスリの使い方”を学んでいきましょう。

おっと、
人間の体は消耗品である。

いきなり何を言っているのかよく分からない・・・という方はLesson8に戻ってやり直して下さい。
ここから先を読む資格がありません。
何の対策も施さなければ、”肺機能”を失う、晩年はとても苦しむことになりますよ。
何が言いたいのか、分かった、という方はそのまま進んで下さい。





換気とマスク(場合によってはゴーグル)対策しましたか?当サイトでは厳しくいきますよ(笑)
それでは先ほど紹介したツール
「タミヤ フィニッシングペーパー」を使って、シミュレーショントレーニングしていきましょう。
まずガンプラで使用するヤスリといえば、ちょうどプラモデルを削るのに適している番手400番(600番でも可)程度を使います。
それでは400番~600番のヤスリを用意して下さい。







↑上の画像を見てみましょう、初心者によくありがちなミスですね。
ヤスリはペーパーでもあるため、手で千切ることもできます。
しかし、上の画像のようにチギってしまうと端の部分(茶色の部分)の強度やヤスリの粒子等を低下させてしまいます。
もちろん、
端の茶色くなってしまった部分は磨く能力がない(粒子がない)ため、使用することもできなくなります。

ペーパータイプのヤスリの特徴は、
”削れなくなったら使い捨て” ”角を使う” ”ある程度の強度を作る” が基本になります。
ペーパータイプのヤスリはすぐに使い捨て(削れなくなったら使い捨て)が前提なので、
そもそも削れない部分があると、それこそ効率も悪くなります(コストがかかる)。






↑そしてこちらの画像が正しいヤスリの切り出しになります。
しっかりと端の部分まで使用できるようになっていますね。
茶色くなった部分(粒子の付いていないペーパーが露出した部分)はありません。
このようにしっかりとハサミやデザインナイフで切り出して下さい。
大きなパーツを磨く場合は大きく、小さなパーツを磨く場合はそれなりの大きさでカットします。
またペーパーとはいえヤスリを切るわけですから、切った刃に負担がかかります。
大事にしたいハサミやナイフであるなら使用するのはやめておきましょう、ヤスリを切る専用のハサミ等を用意して対応させます。






↑使う分をハサミ等でしっかりカットしたら、今度は
”ペーパーを2つ折り”にします。
なぜ2つ折りにするかと申しますと、
あくまでペーパー(紙)なため、それよりも硬いプラスチックのパーツを削っていくにはそのままでは強度が足りないため。
2つ折り程度にしないと、ペラペラとした状態で指の形(半円)をかたどったように削れていってしまいます。
それを防ぐために、
ちょうど良い強度をつくりだしているということです。
また2つ折りにすることで、折った部分の端に”角が出来ます。”
この角を作り出すことで、狭い隙間やモールドを磨いていくときにはこの角を使用して磨いていきます。
まずは
”2つ折り(強度が作れる・角が使用できる)”が基本となります。
そして2つに折ることで、できる役割も覚えておきましょう。
もちろん、もっと強度が欲しい場合には”4つ折り”していただいても結構です。






”2つ折り”した状態です。
表面を使って削ったり、縦にして溝を削ったり、角を使ってモールドなど奥まった部分を削ることができます。
このようにいろんな角度(部分)を使ってペーパーヤスリを使用していきます。
いろんな部分を使って磨いていくことは、覚えておきましょう。







↑通常はこのようにヤスリの表面を使って削っていきます。
持ち方はお好みで(笑)






↑とりあえず、ゲート処理した無加工のパーツ(複雑な多面で構成されているパーツ)を用意致しました。
基本的なヤスリの使い方を学ぶためにも、ここではあえて難しい
「表面処理*」をしてみましょうか。

*表面処理(下地作り)・・・主に塗装する際、あらかじめしっかりとした下地(綺麗なパーツ表面等)を作っておくことをいいます。

表面処理は主に全塗装をする際、綺麗な下地パーツを作ることを目的に行われます。
*もちろん、パーツを磨くことで、ヒケ処理やバリ処理、塗料の食いつき効果、面出し効果も生まれます(冒頭でやりましたね)。
当然、まだ初心者の方は全塗装など難しいため、あくまでそういう工作があるのだとここでは理解していただければ結構です。
それよりも、ここでは”ヤスリの使い方・パーツの磨き方”を学んでいくことに重点を置いて下さい。

ヤスリの使い方?パーツの磨き方?
ペーパーを”2つ折り”にするのは分かったけど、ヤスリなんだからただ削るだけじゃないの?
と思っている方もいらっしゃるのでは?

当サイトのこのトレーニングは、貴殿を立派なガンプラマイスターに育て上げる養成訓練所です。
他のサイトなどにもある”擬似的”なサポートとは違い、当サイトは
Neal独自の”オリジナル”のサポートです。
このトレーニングを知らない人はともかく、受けているあなたは既に彼らよりも”一階級上”ですよ(笑)





それでは、”戦い方”を教えましょう






上の画像のように、まずパーツの一つの面を磨いていきます。

”一つの面ごとに磨いていく”ことを意識して下さい。
小さな面も”一つの面”です。

*決して、面倒くさいからと言って”面を繋げてしまうようなことはしない”で下さい。







↑それでは
磨き方(使い方)を詳しく学んでいきましょう。
上の画像(左側)のように、初心者やヤスリの使い方を知らない方は、とにかく前後に力を入れて磨きます。
このように前後に磨いていくのは×。(もちろん、時と場合によって前後も可。)
前後に磨くことで、力が入ってしまい、前後で削った部分だけがどんどん削れていき段差を生み出してしまいます。

綺麗に磨く・・・には程遠く、無用な力が加わっている状態といっても良いでしょう。

パーツの表面を磨くとは・・・まんべんなく端から端まで均等に綺麗に磨くことです。

よって、正しくは、上の画像(右側)にもありますが、
細かく(時には大きく)”円を描くよう”に磨いていきます。
円を描くように磨くことで、かかる力は分散し、まんべんなく(均等に)綺麗に磨いていくことが可能となります。
端の部分のエッジを殺すこともないので、端の端までしっかり円を描くように磨いていきましょう。
無駄に力を入れなくても良いです、”あまり力を入れず円を描くように”を心がけて下さい。

そういえば、先に紹介した
「クレオス Mr.ポリッシャーPRO」のヘッドは”回転して磨くもの”でしたよね?
そうです、
”円を描くように”というのは、ヤスリの使い方としては同じような原理と理解しておきましょう。

これが”ヤスリの使い方”です。







↑力を入れずに円を描くように磨いていくと、上の画像のようにパーツ表面真ん中よりも少し上に”白い部分”が発見できます。
これは、「ヒケ*」と呼ばれるもので、”窪(くぼ)んでいる部分”となります。
先述したとおり、
「ヒケ処理*」に該当します。

*ヒケ処理・・・一見フラットに見えるパーツの表面は実は凸凹している(窪んでいる)、これをフラットにすることをヒケ処理という。

一見、綺麗でフラットな表面のパーツですが、実はガンプラのパーツは凸凹しているのです。






↑この「ヒケ」というものは、通常その裏側になんらかの突起部分があることで、表面が引っ張られ窪(くぼ)んでしまうもの。
だいたい大きな突起物が裏側にあると、先ほどの画像のような
”白い窪み=ヒケ”として現れます。
ガンプラはこのように一見綺麗でフラットなパーツに見えますが、ヒケも多く存在します。
今回はパーツの表面を綺麗に磨くこと(表面処理)が目的ですので、このヒケはしっかり処理します。
このヒケが消えるまで、また円を描くようにして磨いていきます。






↑そうこうしていると、ご覧のとおり、綺麗に消えていますね。
これでこの面は終了です。

もう一度言います、”一つの面ごと”に磨いていきます。

続けて、違う面も磨いていきましょう。








↑ヤスリの使い方は分かった、では・・・
”磨く面の順番”は?

それでは、”戦い方”を教えましょう

”まず大きな面を磨き、小さな面は後回しにして挟みこむ”

小さな面は後回しにして、大きな面と大きな面を磨き、その間の小さな面を”挟みこむ”ように磨いていきましょう。
(*挟み込めない場合は無理に挟まなくても結構です。)
上の画像ですと、手前と上部の大きな面を磨き、ちょうど角の部分(小さい面)を後回しにしています。わかりますか?(笑)

これは、”エッジ(角)を殺さないように確認しながら行うため”。

実際にはどこから磨いても良いのですが、このように挟みこむことで小さな面の状態を把握しやすいのです。
軽く角を磨けるように、最小限の力で整えることができる・確認しやすい・角を殺さない・失敗が少ないなどの利点があります。
こうした小さな面は最初に削っていくと、力が入り思わぬほど削れてしまいます。
こういったことを避けるためにも、一番最後に必要最小限の力で磨くと良い、ということです。






↑そして、ここからは角を殺さない(角を出せる)ように、平面の部分を磨くことに特化した「当て木=台」ツールを使用します。
*なんのツールでも構いません、
ここでは「タイラー」を使っていきます。
先ほどの大きな面は平面ではなく、ゆるい平面ですので、手でペーパーヤスリを使用しました。
完全な平面にしたい場合は、最初からこのような「当て木=台」ツールを使用しても良いです。






↑小さいな面はペーパーヤスリ(手)で行うと、綺麗な平面が出ない場合がある、また角(エッジ)を殺してしまうため、
こうしたツールを使用していきます。






↑角は特に重要な部分ですので、その角の角度に合わせて”力を入れず”に軽く円を描くように均等に端から端を磨きます。
そうすることで、上の画像のように
他の面を攻撃せずにピンポイントに小さな面だけを磨くことができます。

角を殺すこともなく綺麗に磨けていますね。

そして、”挟み込む”利点は他にもあり、実は失敗した時に角(エッジ)の修正をしやすくするため。
小さな面を削りすぎてしまった(角=エッジを殺してしまった)場合は、
もう一度振り出しに戻ります。
大きな面2つをもう一度端から端まで磨き、小さな面をもう一度磨く。
こうすることで、削りすぎてしまった失敗箇所(角のエッジなど)を均等に修復することが可能です。
ヤスリの使い方を知らない方は、角=エッジを殺してしまうと、どうしてもその部分だけを磨いて修正しようとします。
もちろん、余計にその部分だけを削ることになりますので、パーツの形状やバランスはさらに悪くなる。
そうではなく、
他の面も一緒に磨くことで全体のバランスも考慮しながら角=エッジを修正していくことが重要(可能)になります。
(もちろん、何度も修正するとパーツが削れて薄くなりますのでご注意を。)







↑それでは全部の面を磨いていきましょう。
小さな面は後回し、大きな面を狙って、小さな面を挟みこむように・・・。
そうこうしていると、400番で磨きあげることができました。
*今回は裏側は特に磨く必要はないので、ここではオミット。場合によっては裏側を磨くこともあります。
それでは、番手を変えて今度は600番(800番でも可)で同じように磨いていきましょう。
番手は徐々に細かい目にしていきます。







↑番手が細かい目になることで、ギザギザしていた表面が綺麗になっていくことが分かりますか?(画像パーツ上部)
400番の時と同じように、どんどん磨いていきましょう。







↑600番(〜800番)がひと通り終わったら、最終仕上げの1000番を使って磨いていきます。
せっかくですので、今度は
「ヤスリスティック」を使用していきましょうか。






↑ヤスリスティックも使いやすいサイズにカットします。
こちらはソフトタイプなので、軽く磨くのに適しています。
もう1000番くらいの番手になると、ほとんど力を入れずに磨けてしまいます。
磨く・削るというよりも、綺麗にする、といった感じですね。







↑ということで、1000番まで磨きました、かなりザラつきが取れたかと思います。
これで表面処理は完了。
通常ですと、磨いたパーツを洗浄し、ここからサーフェイサーなり塗装なりを始めていきます。
*今回はヤスリの使い方・磨き方が主となりますので、ここで終了です。
2000番くらいまで磨けば、つや消しスプレーで塗装も必要としない成型色を活かした”簡易仕上げ”にすることも可能です。





おっと、400番から順にやるのが面倒だから、いきなり1000番からやっていい?
という怠け者な方もいらっしゃるかと(笑)

やっていただいても構いませんが、一つのパーツを磨くのに1000番の細かい目の粒子ではすぐに目が詰まります。
要するに、磨けなくはありませんが、時間はかかる上にペーパーはなくなる(コストがかかる)、しかも綺麗に磨けません。
何のメリットもないのです。
どうしても楽をしたいというのであれば、

400番→800番
600番→800番(1000番)

これくらいが限界だと思って下さい。
600番だけ、とか、800番だけ、でも出来なくはないですが、
このトレーニングの求める完成度(クオリティ)には到達しないので、怠けないで”ちゃんと磨く”ことを忘れずに。
ヤスリはちゃんと番手順に磨いていくことを前提に作られています。
*徐々に番手を変えて磨くことで、”綺麗なパーツを作ることが目的”です、この目的を忘れないように。
中途半端にやるのであれば、むしろヤスリなどかけなくても良いです(笑)






↑おっと、まだ終わりませんよ(笑)
表面処理やヤスリの使い方を理解したら、こちらも理解しておきましょう。
さて、上の画像にあるような曲面・丸いパーツなどは・・・何のヤスリで磨くと良かったでしょうか?







そうです、
「スポンジヤスリ」ですね。
綺麗な曲面を維持した磨き方が可能です、こちらも基本的には円を描くように磨いていきます。
ただ、スポンジヤスリの場合はパーツにフィットする場合はそのまま前後に磨いてしまっても構いません。
画像のサーベルなどは、形状からして円を描くなど無理ですからね(笑)
無理に円を描くようにする必要はありません。

もちろん、番手は徐々に細かい目にですよ。







ヤスリにはツヤを消す効果もある、ひどく削れてしまった部分などもありませんね、上出来です♪







↑それではこういった細くて小さいパーツ「サーベルの柄」などのパーティングラインなどはどうしましょうか?







答えはヤスリを使用しても構いませんが、
デザインナイフを使用する、という手もありますよ。
模型工作において「デザインナイフ」はもっとも使用頻度が高いといっても過言ではありません。
まさかとは思いますが・・・
ここに来て「デザインナイフ」を・・・いえ、大丈夫でしょう(笑)







(↑Amazon店であれば2,000円以上で送料無料になります。プライム会員なら送料無料!)
何らかのデザインナイフはそろそろ買ってね(´・ω・`;)←







↑上の画像のようにデザインナイフの刃を垂直にして
”カンナがけ”することで、ヤスリと同じように削ることも可能です。
ちょっとした部分であれば、デザインナイフがヤスリの代わりにもなってしまいます。







↑下の部分だけ
”カンナがけ”しました。
このように白いパーツ(傷が目立ちにくい)であれば、デザインナイフだけでも傷も目立つことなく仕上げることも可能です。
こういう使い方もあるのだと覚えておいて下さい。
そういえば、以前、デザインナイフを使って
”ケガキ”やりましたね(笑)
イナクトの”はみ出た塗料を削り取る”というものです。
これと同様のもの
(カンナがけ=ケガキ)だと思っていただいても結構です。







デザインナイフの
”カンナがけ”はガンダムのブレードアンテナ部分のシャープ化にも利用できます。
デザインナイフなので、力加減も調整できるため、ヤスリと同じ効果をもたせることも可能なのです。
”カンナがけ”をする場合は、力の加減に注意しましょう。
パーツが折れてしまうような力は必要ありません。

何度も薄く皮をむいていくような感じでやっていきます。

もちろん、ヤスリを使っても問題ありませんよ。







↑カンナがけとして使えるツールとしては
ガイアノーツ「マイクロセラブレード」もあります。
ペンタイプでセラミック刃を装着して使うタイプ。






 
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デザインナイフではどうにも削りすぎてしまう、怪我するのが嫌だ、などなど。
パーティングラインを削る程度であればこのセラミックブレードで安全に行えます。
セラミックタイプの刃なので、刺さったり、怪我をすることがありません。
デザインナイフで十分ですが、興味があったら購入してみるのも良いでしょう。








↑また極めて細かい作業がこれ一本で出来る万能ツールとして
ファンテック「超硬スクレーパー」があります。
非常に使い勝手が良いので、デザインナイフや紙ヤスリが入らないケガキ場所に使えます。
パーティングラインは奥まった箇所にもよくあります。(例、ライフルのトリガー周辺やバーニアなど)
これらに対応するにはそれ用のツールが必要です。
値段もそこそこなので、一つは購入しておくと便利です。







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↑スクレーパー部分のみなので、何らかの
「ピンバイスホルダー」が必要です。
将来的にもピンバイスホルダーはいくつか必要になってくるので、一つ購入しておくと良いでしょう。
ただし、各種自社製品に合わせた規格を採用しているため、他メーカーのものはサイズが合わないこともあります。
他社のものでも使えますが、基本的にファンテックはファンテック。
タミヤはタミヤといったように割り切った方が良いです。
(*画像のはタミヤのホルダーで装着しています)





  
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■ヤスリ工作後は洗浄してしっかり乾燥を



ヤスリ工作が終わったら、”洗浄”しましょう。




↑さて最後です、パーツをヤスリなどで磨いたら、
”洗浄して下さい。
これはヤスリの粉や手の脂などが、びっしりついているためです。
ヤスリ工作後は基本的に洗浄するものです。
洗浄せずにそのまま塗装やスプレーなんて厳禁ですよ。
軍法会議モノです(笑)
上の画像のように、洗浄には百円均一などで、ザルと一体化した桶(オケ)のようなものが売っているので、
そちらを使用しましょう。
ザルがあることで、パーツの紛失を避ける利点があります。

そして
洗浄の仕方ですが、
桶(おけ)に水を入れ中性洗剤(台所の食器洗いなど)を少量含ませます。
そして、パーツにこびりついたヤスリの粒子や手の脂などを歯ブラシ等でこすって取り除きます。
取り除くときに使用するのは”歯ブラシ(山切りカットや極細毛)”がスタンダードです。
細かいモールドに入り込んでいる場合もあるため、しっかり除去しなければならない場合もあります(パーツ裏側など)。








↑そこで、私は
”音波電動歯ブラシ”を使用しています。
画像は
オムロン「音波式電動歯ブラシ」です、ブラシは極細の毛がランダムに配置されています。
どうでも良い情報ですが、私は今まで電動歯ブラシを子供の頃から愛用していますが、
永久歯になって以来、虫歯になったことはありません(金歯や銀歯の詰め物、治療跡さえありません)。
そういう意味でも、よく磨けるということは確かだと思います、音波式なら尚のことw

また
”超音波洗浄機”も良いです、本来はアクセサリーや腕時計などを洗浄するものですね。
もちろん、通常の歯ブラシでも十分です(洗浄するパーツが多いと疲れますが・・・。)
音波系のものはこびりついたヤスリの粒子を落とすことや、洗浄する場合に効果が高いので覚えておきましょう。







(↑Amazon店であれば2,000円以上で送料無料になります。プライム会員なら送料無料!)






東芝「超音波洗浄機」です。
よほどのことがない限り、これ一つで綺麗に汚れやカスを洗浄(落とすこと)が出来てしまいます。
多くのモデラーは歯ブラシでゴシゴシとはせず、これらを購入して楽をするものです←
超音波で細かくパーツを叩きつけるようにヤスリカスを落としてくれます。
問題なのは、MGのような大きなパーツ。
パーツによってはさすがに器に入らないので自分で洗浄しましょう。







 
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↑東芝の超音波洗浄機は上下で分かれるタイプなので、掃除も持ち運びも楽なのが特徴。
水を入れると意外と重かったり、水場が離れていたりする方はこちらの超音波洗浄機をオススメします。








洗浄したら、今度は当然パーツを乾かすわけです。
ブラシ後は流水で綺麗に洗浄し、紙などを敷いて12〜24時間かけて(1日おけば十分)しっかり自然乾燥させましょう。
何度も言いますが、ドライヤーなどで一気に乾かすと熱でパーツに負担がかかります、自然乾燥がもっとも適しています。
また、新聞紙だとインクが白いパーツ等に移ってしまうことがあるため使用する場合は注意です。








 
↑乾燥時間を減らすため、パーツの
「水切り」「食器乾燥機」を使用する方法もあります。
*特に「乾燥機」は今後塗装する場合、塗料の乾燥時間を減らす場合によく使われます。








↑私の場合ですが、クレオス「Mr.ドライブース」を使用しています。
(現在、まさかのプレミアついてますね・・・再販に期待しましょう。。。)







さて、いろいろ紹介してきましたが、洗浄&乾燥いずれの方法でも構いません。
貴殿の好きな環境、ツール、方法を選択して下さい。












■終わりに


さて、ヤスリ工作(前編・後編)はここまでです。
長いことお疲れ様でした。

削る・磨く・・・ただそれだけの作業ですが、
非常に奥が深いのがヤスリ工作です。
ヤスリの工作というと、破壊的な作業をイメージしていた方もいらっしゃるかと思いますが、
むしろこのヤスリ工作は
”いかに綺麗なパーツを作り出すか(繊細さ)”が要求されます。
初心者向けとしてヤスリの使い方についてここまで説明されたサイトも珍しいかと思います。
しかし、最近では無断転載やら盗用やらが多いので困っておりますが・・・おっと、話が反れましたね。

ヤスリ工作はたった一日で成せるものではありません。

日々の鍛錬がこのヤスリ工作を成功に導いてくれます。
鍛錬としては、一度ガンプラのパーツを全部ヤスリで磨いてみるのも良いでしょう。400番〜1000番まで。
”とてもつもない作業”(これが・・・ガンプラ製作か。。。)というのがお分かりいただけるかと思います。
20時間、いえ、30時間くらいは普通にかかりますね(笑)
ヤスリでの作業を時間短縮したり、怠けてしまえば、完成度(クオリティ)に影響を与えてしまいます。
今後はそれらに対応できる判断能力・精神力・任務を遂行する体力なども要求されます。
もちろん、無理をしてでも・・・とは言いませんので、今はやれる範囲(自分の求める範囲)で結構です。

*ここではヤスリの使い方を学んでいただければ結構です。

ご感想などありましたら「G-SOLDIER ADVANCE」のBBSやアンケートなどに書き込んでやって下さい。
量子演算コンピュータ 「Neal」が喜びます(笑)
このトレーニングはガンプラを作る最初の最初になってくれればと思っています。
当サイトのトレーニングがあなたのガンプラ製作のなんらかの”きっかけ”になっていただければ本望です。





<LESSON 9~9.5 工作員活動 ヤスリ工作(前編・後編)クリア!>

*おめでとうございます、この時点であなたはヤスリ工作(工作員活動)をマスターしました!
「量子演算コンピュータ Neal」













■「LESSON 9.5」をクリアしたら、次の「LESSON 10」へ進みましょう。
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