G-SOLDIER ADVANCE  当サイトのガンプラ講座です、初心者の方向けにガンプラを作る(初級編)を紹介しています。
MISSION 2

MISSION2 「A-LAWSの自動戦闘マシン”オートマトンを撃退せよ”(初級卒業編)」













”自動戦闘マシン「オートマトン」を撃退せよ”
(初級、卒業編)



量子演算コンピューター「Neal」です。
ここでは今までの技術・成果を発揮し、初級編を脱する(卒業する)特殊ミッションプランです。

既に
オペレーター兼メカニック フェルト・グレイスの称号を得ている(Lesson11)をクリアーした方の講座となります。
このミッションプランを行うことで、ガンプラ初級編レベルを超越するのが目的です。
初級編の最終項目となります、しっかり気合を入れて行ってください。


さあ、今までの過酷な試練を乗り越えて、エースへの一歩を踏み出しましょう!


ここではLesson11までの技術(主に塗料・塗装の技術)を使っていきます。

それではミッション開始です。







HG アヘッド(オートマトン×2付属)


さて、今回はこのキットHG アヘッドに付属するオートマトンを使用します。




HG「アヘッド(*オートマトン×2付属)」です。
価格も安いお店であれば800円前後で購入することができるAーLAWSの量産型MSです。
今回はこのHG アヘッドに付属している小さなキット「オートマトン」を使用します。






(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)









オートマトン

「(´・ω・`)」










↑自動戦闘マシン「オートマトン」です。(*左は塗装済み、右は塗装前)
このオートマトンを全塗装していただきます。
通常のキットとは違い、非常に小さいキットですが、やることは通常のガンプラ塗装とさほど変わりません。
むしろ1パーツに集約されたこのキットだからこそ、筆塗装の基本(習得レベル)が試されます。

とはいえオートマトンは非常に危険な存在です。
今までに培った基礎を怠り、集中力を欠いてしまうと即死に繋がります。

そこで、今回はミッション項目ではありますが、量子演算コンピューターNealが、直接戦術的サポートに入ります。
Nealの指示に従い適切に行動して下さい。











対オートマトン戦の準備








↑戦闘開始!

オートマトン「(´・ω・`)?」

量子演算コンピューターNeal 「オートマトンが現れました、正面からの白兵戦及び接近戦は避けて下さい。」

さあ、オートマトン戦が開始されました。
非常に小さなキットです、だからこそ筆で塗装することが可能なキットでもあります。
キットは2つ付属しているので、練習用としても十分。

MSならともかく、こんなやつを相手にどうやって戦えばいいんだ!
こんなの罰ゲームだ!鬼畜じゃないか!

と嘆いていても始まりません、多くの戦士は実践で強くなっていったものです、さあ立ち上がりましょう!
今のあなたであれば、決して出来ないものではありません。

戦うのです!
(*今回は塗装の出来はカラーなど問いません、とにかく全塗装してみましょう!)

むしろ、初級編の総括にはもってこいのキットです。



それではまず、こういう小さなパーツを相手に塗装する場合はどうすれば良いでしょうか?













↑このように手に持って塗装することも可能ですが、やはり手の脂や指紋などがしっかりついてしまいます。
塗装した箇所を汚してしまう、またパーツによっては不用意に力が入って破損してしまう危険性もつきまといます。
それどころか、手の脂や汗がついたままその上から塗装すると塗膜剥がれに繋がってしまいます。(*塗料が定着しにくい)










そこで、塗装する際にはまず、
”パーツを洗浄すること”そして”持ち手”を用意しましょう。












↑少し見にくいですが、先ほど持ったためか手の脂や汗がびっしりついていますね。
また工業製品のため何らかの汚れや塗料が付着していることもある(*一見綺麗だが、完全に綺麗な状態ではない)。
そこでまず塗装する前には、出来る限りパーツを洗いましょう。(*パーツを洗浄する)















↑Lesson9にも出て来ました、パーツを洗浄する容器ですね。(*百均に売ってます。)
二重になっているため、小さなパーツでも紛失しにくいです。これを使ってジャブジャブと洗ってしまいます。

中性洗剤を数滴入れて、よく水洗いしてください。

基本的には、乾かすときには新聞紙を敷いて、その上にパーツを置いて自然乾燥させます。
HGやMGのパーツであれば12時間〜24時間放置しておくと良いでしょう。(*時間は季節・環境にもよります。)

*今回はオートマトン1パーツのみなので、大きな容器を使ったり、長い乾燥時間をおかなくとも良いです(笑)






せっかく洗浄したパーツをまた触れて汚してしまうと意味がないため、今度は
”持ち手”を用意します。












↑ガンプラを塗装する際に使用する
”持ち手”をいくつか紹介しておきましょう。
各メーカーから
”持ち手”はたくさんの種類が販売されています。
どれを選択していただいても結構です、実際に市販品や自作した持ち手などをモデラーは使用しています。
とりあえず持っておいて損はしない、てっとり早いのが↑の画像にある
Satellite「ペイントベース」です。
コンパクトで場所を取らない、再利用も可能、ガンプラ用とも言える持ち手も便利、なので私もよく使用しています。
ガンプラの関節(ポリキャップの口径)に合わせたいくつかの持ち手と、持ち手を差し込む小型のベースが付属しています。









(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)

















↑わざわざ持ち手を自作したりする必要もないので、買ってきてすぐに使うことが可能です。
またベース(台)もコンパクトで軽いため、収納する場合も便利で部屋の外観を汚すこともありません。
立てて本棚に収納してしまうことも可能です。


が、しかし・・・w
値段が高いのがネックで、複数買いとなるとモデラーなら誰でも悩む値段であるのも特徴。(*HG1個分の値段に相当する)

持ち手は
「爪楊枝」「竹串」を、台は「粘土」「発泡スチロール」で代用するモデラーも多いです。
実に安価ですが、持ち手は自作しなければいけない、台は粘土であれば臭う、発泡スチロールもボロボロとゴミが出ます。










   

(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)

実は、
「猫の爪とぎ」に使用されるものでも台として代用が効きます(笑)
稀にホームセンターで格安で売っている場合も、当然模型用と違うので口径の違いなど使い勝手まで要求しないように。

どれも一長一短ですので、上層部と相談の上、好きなものを選んでいただいて結構です(笑)

















↑さて次に持ち手の候補となるのが
「目玉クリップ」です。
比較的どこでも手に入る安価な商品でもあります百均でも手に入りますが精度と数からすると割高です。
精度は日本製のものが一番安心ですが、中国製(稀に歪んでいることあり)でもさほど問題ありません。

ただ挟み込む力が強いので、パーツの破損や塗膜破壊(塗装後に使用すると塗装部を傷める)には気をつけましょう。










   

(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)
















しっかりと挟み込んでくれるため、使い勝手は抜群です。
そのまま立てかけるように置けるため、差し込み式の台も必要ありません。

よく
合わせ目消しなどにも使用されるため、万能ツールの一つでもある。












↑そして次にまたまた万能ツールの一つでもある
「竹串」「爪楊枝」もほぼ同じ)です。(*百均で十分な性能です。)
パーツや台の口径が合えば、そのまま使用することも可能、
ですが、何らかの加工(自作)を必要とすることが多いです。
ほぼ持ち手を自作するためにあるものと言っても良いでしょう。
どこにでも売っているため、愛用しているモデラーも多いです。
私もよく使っています。















↑この
「竹串」Satellite「ペイントベース」とも相性が良いので尖った先であればぴったり装着が可能です。
また、反対側もデザインナイフで加工してしまえば台に装着させることも可能です。
まさかのオートマトンにも装着させることが可能です(笑)















↑他にも
「マスキングテープ」を使って、一時的に”持ち手”にしてしまう方法もあります。
この場合、どんなものでも
”持ち手”にしてしまうことが可能です。(*プラ板でも何の棒でも、持ち手になる。)
ただ、粘着力でひっつけているだけなので、今回のような筆塗装にはあまり向きません。
どちらかと言うと、スプレー塗装やエアブラシ塗装などに適した使い方となります。












(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)














↑とにかく、どんなものでも構いません、
”持ち手”を作る道具を手に入れておきましょう。
一つだけでなく、様々な道具を手に入れておくといろんなパーツに対応が可能です。
どれも複数あると便利ですので、各自で用意しておいて下さい。
















↑今回は分かりやすく、なるべくお金も使わない方法で
「竹串」を選択しました。
このように短くして装着部をデザインナイフなどで少し加工してあげる(自作する)と綺麗に装着することが可能です。
あとはこれを差し込む台のことも考えておきましょう、ずっと手に持っていただいてても構いません(笑)















それでは戦闘準備が整った方から先へ進んで下さい。













オートマトンに見つかるな!





オートマトン「o(゚Д゚ = ゚Д゚)o キョロキョロ」

量子演算コンピューターNeal 「オートマトンがあなた(対象)を探しています、センサーに映らないよう気をつけて下さい。」





↑オートマトンにはモノアイがありますが、キットでは再現されていません(よって、再現します)。
またその周辺にパーティングラインがありますので、ここをヤスリで磨いてパーティングラインを消します。
頭部?正面パーツの前後にパーティングラインがありますので、ヤスリなどで綺麗に表面処理を行います。

パーティングラインを消す方法は紙ヤスリ 600番〜1000番で十分です。
またはデザインナイフでのケガキでも可能です。(*なるべくヤスリの方が傷が残りにくい。)

いずれにしても綺麗に表面を整えて下さい。(*今回はサーフェイサーは使用しません)


ヤスリの使い方は既にLesson9 で学んでいるはずなので詳しくは申し上げませんが、
”磨くパーツは面ごと全体に!”よって、一つの面全体は必ず磨いて下さい。












↑次にモノアイを再現します。

オートマトン「じーー(´・ω・`)」

使用する道具は
「ピンバイス」(またはドリルとも言う。)で穴を空けます。
このとき、軽い力でクルクルと少し回しながらあまり深くまで回さないことがポイント。
貫通させるような力で回さないように。

あくまで丸い窪みができればそれでモノアイとなります。













「ピンバイス」を選ぶならタミヤもしくはクレオスのものをオススメします。
当然、ホームセンターや百均でも売っています。
百均のものは折れたり曲がったり錆びたり、すぐにスッポ抜けることもあるので×。
なるべく良いものを買っておくと耐久性も良く、ドリル交換すれば半永久的に使用できます。


(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)














↑こんな感じで、少し丸い窪みが出来ればOKです。


















↑ピンバイスで穴を開けた周辺は盛り上がり、傷なども付きます。
よって、使用後はもう一度ヤスリなどでこの面の表面処理をします。

そうすると↑の画像のように粉だらけになりますので、これらもしっかり洗浄して綺麗にしてやります。
洗浄の仕方は冒頭で述べているので省略させていただきます。

とにかく、窪みの中に粉が残らないように綺麗に洗浄して乾燥させて下さい。
歯ブラシ(電動音波歯ブラシが楽でオススメ)や筆などを使って、粉をしっかりかき出すように洗って下さい。









(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)
















↑洗浄後&乾燥後です、綺麗になっていますね。
この状態で塗装していきます、あくまで加工した面だけのヤスリがけで結構です。
今回は、全てのパーツを表面処理しなくても(磨かなくとも)良いです。














それでは、準備は整ったので筆塗装に入りましょう!










っと、疲れた人は一度ここで休憩を入れて下さい。

ここからは塗料を扱いますので、まとまった時間のない人は日を改めるなど調整していただければと思います。
筆塗りに慣れていない人は、このオートマトン戦は精神的に疲れます(笑)

基本的に1時間〜2時間程度が塗装に要する時間となります。
出来は問わないので、とにかくチャレンジしてみて下さい。







オートマトン「ヽ( ´ー)ノ フッ」










塗料と筆をマスターせよ!





「!」

オートマトン「( ゚д゚)ハッ!」

量子演算コンピューターNeal 「オートマトンに発見されました!様々な武器を駆使して直ちに攻撃を開始して下さい!」

↑さて、それでは筆塗装開始(戦闘開始!)です。

今までのLesson10〜11での復習も兼ねてサポートしていきますので、オートマトンに恐れずに立ち向かっていきましょう!
今回は↑の画像のように全て、
ラッカー系塗料を使用します。

ラッカー系塗料の特徴は塗膜が強固、乾燥が早い、匂いや毒性が強いこと、などはもうお分かりですね?
何言ってんだか全然分からない方は、塗料のLesson11 に戻ってやり直しましょう(笑)

そして、危険な塗料を扱う上で必要な三種の神器も各自で必ず用意・対策をして下さい。
はて?何言ってんだか全然分からない方は、有毒物の危険性Lesson8 に戻ってやり直しましょう( ゚д゚ )←





宜しいですか?




それでは、始めていきます。
*ラッカー系塗料でなく水性塗料が良い、という方は乾燥時間を多めに取って下さい。
多少扱いが違う程度で内容はさほど変わりません、ただラッカー系の方が扱いやすいので今回はラッカー系を選択しました。
今後はラッカー系を使用することが多くなります、ラッカー系塗料にも慣れておきましょう。
もちろん、ラッカー系でなければいけないわけではありません、各自で塗料の選択をしていただいて結構です。











↑それでは使用する主力の武器(筆)を選択しましょう。

一体、どれがいいと思いますか?
選んでみて下さい。
















↑まず、穂先を見てみましょう。
上から大きい穂先(平筆)、細い穂先(平筆)、さらに細い穂先(面相筆)となります。







答えは、細い穂先(平筆)と、さらに細い(面相筆)





答えられた人は優秀です♪
もし間違えて、大きい筆を選択してしまった方は・・・次へさっそく進みましょう♪(笑)














↑基本的に、塗装するパーツの大きさに合わせて筆を選択しましょう。
ちょうどオートマトンのサイズに適した穂先サイズ(平筆)ですね♪

塗るパーツの面積に合わせて、筆のサイズを決めていきましょう。
少し大きい、少し小さい程度ならそれでも可です。

逆に筆のサイズが大きすぎたり、小さすぎたりするだけで、上手く塗装することが困難になることでしょう。
また穂先はしっかり整っているか?まとまっているか?この穂先の状態も非常に重要です、傷んでいるなら取り替えましょう。


筆の選択を間違えると、そもそも綺麗に塗装出来ないことも覚えておこう!




複数の筆を持っているならばパーツの大きさに合わせて筆のサイズを変えて塗装しても構いません。
*今回は初級向けに、あえて筆をなるべく変えずに塗装しています。












(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)

筆に関しては、当サイトで取り上げている筆であればどれであっても模型的品質には問題ないと思います。
今回使用している筆に関して、特別に深い意味はありません。
筆の選び方は既にLesson10 でやっていますので、そちらを参考に選んでいただいて結構です。
ただ、筆はサイズの違うものを複数用意しておくとパーツの大きさやカラーに合わせていろいろ対応させることが可能です。
そして、必ず一本は面相筆(必須)を用意して下さい。
面相筆は必ず今後も使用します、今回のオートマトン戦でも必須になります。
















↑さてもう一度ラッカー系塗料に戻ります。
今回使用する塗料はこちらの3つです、当然手元にない方も多いでしょうから、好きな塗料を使っていただいて構いません。
*今回はオートマトンの全塗装が目的です、色やカラーリングはさほど重要視していません。好きなカラーで挑んで下さい。

右から
「ニュートラルグレー」 「ガンダムカラー ブルー(23)」 「ハーマンレッド」となります。


「ニュートラルグレー」は関節色として使用します、武器や関節等、非常に使い勝手に優れたグレーなのが特徴です。

「ガンダムカラーブルー(23)」は本体色として使用します、よくティターンズカラーとして使用される濃紺なブルーが特徴です。
(*ごめんなさい、このカラー最近絶版らしく、簡単に手に入らないみたいです、昔は定番だったのに・・・(´;ω;`))

「ハーマンレッド」はモノアイ用として使用します、上位塗料GXシリーズの赤となります、発色と隠蔽力は定評あり。



 

全て、クレオスのMrカラーを使用します。











<( ゚д゚ )軍法会議室( ゚д゚ )>

”ティターンズブルー(ガンダムカラー ブルー23)”

まさか・・・手に入りにくい塗料(単品販売していない)で塗装していたとは。。。
単色でなるべく簡単に塗れるようにと選定した結果が・・・裏目に出ましたorz
しかも絶版気味・・・誠に申し訳ございません(´;ω;`)
(←オートマトン「ちぬの?( ゚д゚ )」






ただ似た色は
「ブルーFS15050 ブルーエンジェルカラー」などもあります。
若干色味は明るいので違うのですが、少し黒などを混ぜたり、他の濃い青を足すと良いでしょう。
他にもティターンズカラー(濃紺)は調色で近い色を作り出すことはできます。




   


■ブルー+ブラック(ごく少量)
■ミッドナイトブルー+インディーブルー
■ミッドナイトブルー+インディーブルー+コバルトブルー
などなど

(*調色は中級者編でLessonを設けてやろうとしてました・・・これまた前後してしまい・・・orz)

まだガンダムカラーセットが売っているならば、こちらになります。




    
百式なんて検索すら出来ず。。。

■パラスアテネ用(ブルー23)
■百式メガバズーカランチャー用(ブルー23)
■ガンダムMK-U用(ブルー23


*特に色の指定をしているわけではありませんので、好きなカラーで塗っていただいて結構です。ペコリm(_ _)m

















↑それではまず、グレー(関節部)で塗装していきます。
実は塗装する順も大事で、グレーを先に塗っていくか、ブルーを先に塗っていくか、この辺りの判断も重要です。

当然、先に赤いモノアイから塗る選択は外れます。(←モノアイを避けながら塗るのは難しいため。)

今回使用する塗料は比較的濃いカラーなので、キットの下地や他のカラーに負けない(上塗りが可能)なので、
どちらが先でも構いませんが、どの色であれば上塗りしても大丈夫か、そこにも注意を向けましょう。


逆に発色の良い黄色や薄いピンクなどは間違いなく下地の影響をモロに受けるため、
サーフェイサーを使って下地を白くしたり、上塗りしても問題ないよう塗装する順に気をつけます。
















↑それでは塗っていきます、まず小さな関節部を塗るために
「面相筆(特に指定はない)」を用意します。
そして、塗装に欠かせない
「万年塗料皿」「撹拌棒」そして画像にはありませんが、「うすめ液」を用意して下さい。







     

(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)








COATION

*残念ながら、もうここでオートマトン戦に敗北する人がいます。

それは万年塗料皿などを用意するのが面倒くさくなり、塗料瓶にうすめ液を入れて、そのまま筆を突っ込んで使用する人です。
ゴミも出ないし、汚れない、エコである、なんて思っていたら大間違いです。

塗料瓶の中の塗料は最適な濃度で調整されています、何度も使いやすく取り出せるように。
とりあえず筆塗装したいからでここにうすめ液を加えて希釈すると、今使用する時点では問題ないのですが、
次に使用する際どれだけの希釈割合で対応して良いか判断がつきにくくなります。

希釈するとその濃度をそのまま保って保管されているわけではありませんし、一度シャビシャビにしたらもう手遅れ。

塗料に慣れている&感覚が研ぎ澄まされたNTであればともかく、初心者がやれば間違いなく希釈割合が分からなくなります。

また筆を直に突っ込んで使用するため、筆の汚れも著しくなり、さらには筆に付着している汚れや埃りまで塗料瓶に入ります。
そんな状態で筆塗装をしても綺麗に塗装することはできません、塗料を一つダメにしたと思っても良いでしょう。
慣れてもいない間はこういったことはしないようにしましょう。

当サイトのトレーニングでは、当然このような行為は推奨していません。
塗料は正しく使ってこそ、綺麗な塗装が出来るのだと理解しておきましょう。


















↑まず
「万年塗料皿」によいしょっと、塗料を取り出してやります。
オートマトンは小さなキットですので、↑の画像もあれば十分です。
このままでは塗装出来ないため(ドロドロなため)、うすめ液を加えて筆塗装に適した濃度になるよう希釈していきます。

筆塗装の希釈割合は1:1くらいで良いです。
*塗料1に対して、うすめ液1、ということです。

ドロドロしすぎず、シャビシャビしすぎず=”しっとりサラサラ”くらいが良いです。(←よく分からんぞw)












↑ラッカー系塗料も少なめの量ですので、うすめ液をスポイトで軽く3〜4滴くらい加えましょう。














撹拌して縦にするとすーっと塗料が落ちてくるこの状態がベストです。

ドロドロの場合は塗料がなかなか落ちてこない。
シャビシャビの場合は塗料がすとんと落ちてくる。

しっとりサラサラな場合はゆっくりすーっと塗料が落ちてきます、ちょうど↑の画像のような感じです。





COATION

当サイトも数年運営しているため、筆についてかなりの回数質問に答えてきました。
「塗料に気泡が出て上手く塗装することができません。」
という内容を聞きます。

↑の画像をご覧いただければ分かると思いますが、気泡などまったくもってない状態だと思います。
この段階で気泡がぶつぶつと出るのは何か原因があります。

■前回しっかりと万年塗料皿を掃除していないため、撹拌時に汚れや埃が空気を含ませて気泡を発生させる。(*掃除)
■撹拌の仕方が中途半端なため(勢い良くかき混ぜる、またはあまりかき混ぜないなため)気泡を発生させる。(*面倒)
■塗料皿の塗料を放置した時間が長すぎていたが、後にうすめ液を加えて強引に撹拌して塗装した。(*時間)
■筆をしっかり洗浄していない状態(筆がガサガサな状態・空気を含みやすい状態)で塗装を開始した。(*筆)
■塗っている段階で気泡が出る・・・筆の状態が悪い(まとまりがなくしっかりとした掃除が出来ていないことが多い)(*筆)
■パーツの表面処理が綺麗に出来ていないため、凸凹とした部分を筆で塗ることで気泡が発生する(*表面処理)


など、実に様々な*要因が考えられます。

本来は、この時点で気泡がぶつぶつと発生するようなことはありません。
いずれにしても、しっかりとツールの管理が出来ていない、または面倒くさいからといった可能性が大なので、
そういえば雑にやってたかもなぁ・・・といろいろと振り返ってみましょう。

塗料は正しく使ってこそ、綺麗な塗装が出来るのだと理解しておきましょう。














↑希釈が終わったら、筆に塗料をつけていきます、しっとり含ませましょう。
このとき、筆に含ませる塗料の量を考えてみましょう。

筆に含ませる塗料は”1つの面を塗る分量だけで十分”ということです。

塗る面積を考えて筆に塗料を含ませましょう。
そうするとどれくらいの量を含ませて塗っていけば良いかの判断ができるかと思います。

まず、塗料皿の塗料を筆に含ませますが、こんなに必要ないですよね?
このまま塗ってしまうと、べっとりと玉のような跡を残して塗っていくことになります。

それでは綺麗な塗装はできないので、塗料皿のふちで2〜3回塗料を軽く落としてやります。(↑の画像)











↑頭部?と足の間の部分をグレーで塗っていきます、塗る面積はかなり小さいので、塗料はほんとに少なくて構いません。
穂先を上手く使ってこの部分をすーっと動かしてちょんちょんと塗ってあげましょう。
ハミ出しても濃紺ブルーで上塗りできますので、恐れずに塗って下さい。(*マスキングテープも不要)

過去のLessonでも何度も言ってきましたが、塗装する場合は原則として、

”一度に塗るのはひとつの面だけ”。(*一つの面を塗る分量しか筆に塗料が含まれていないため)
そして、
”一度塗った箇所は必ず乾くまで二度塗りしない。”(*返し塗りは×、むやみに往復させない)

一つの面が終わったら、また塗料をつけて、塗料をふちで払って、違うパーツ面を攻めていきます。
また一度の塗装で綺麗に塗らなくても良いです、綺麗に塗れていない箇所は乾いた後にもう一度繰り返し塗ります。










↑そうするとグレーで塗れました、塗料が多すぎて波波としていることもありません。
一度の塗装で乾いた状態、これくらいが適度な分量で塗れている状態となります。

波打っている状態では、含ませる塗料が多すぎます。
凸凹とした状態になっている場合は、約束を守らず何度も二度塗りや返し塗りを繰り返したから。


もう一度言います、

”一度に塗るのはひとつの面だけ”。(*一つの面を塗る分量しか筆に塗料が含まれていないため)
そして、
”一度塗った箇所は必ず乾くまで二度塗りしない。”(*一方通行、戻れない、要するに往復させない)






宜しいですか?













↑一つの面ごとに、塗料を含ませては塗料皿のふちで塗料を落として(調整して)塗装していきます。
このとき新しい塗料皿のふちで塗料を落としていきましょう。
なぜかというと、ここに埃が付着していたり、塗料を落とすつもりが塗料を多く含んでしまったり、
固着した塗料の一部が付着する可能性があるためです。

綺麗なふちで落としていきましょう。














↑またラッカー系塗料はすぐに揮発して(乾いて)いきます。
特に筆塗装は随時(適度に)うすめ液を加えて、最適な濃度に保つ必要があります。
そのため、随時うすめ液を1〜2滴ほど加えて”しっとりサラサラ”を維持し続けましょう。
真夏であれば、1つの面ごとに、毎回スポイトでうすめ液1〜2滴を加えるくらいでも良いです。(*環境や季節にもよる)

ドロドロしているな・・・と思ったら最適な濃度をキープしましょう。
















↑ひと通りの面が塗れたら、乾燥させます。
まだ綺麗に塗れていないと思ったら、先ほどの工程をもう一度面ごとに繰り返していきます。

基本的に私は2度塗りで完成させています。
3度も4度も塗ると、塗膜が厚くなりすぎるのと、そこまで塗る必要はないものと思われます。
これくらいの濃い塗料(灰色・濃紺等)であれば、2〜3度塗りくらいで下地も隠れて綺麗に塗れてしまいます。
















↑さあ、手順が分かったらどんどん塗っていこう!
側面や裏側など関節部の色をグレーで塗っていくのだ!
小さい面は、面相筆の穂先を使って”ちょんちょん(・ ・)”と塗っていこう!
原則として一つの面ごとですが、↑の画像のように反対側もすぐ塗れそうな面積なら続けて塗っても良いです。(例外もあり)




















↑塗れる箇所は可能な限り塗っていこう!
裏側は最後にまた塗っていきますので、ここで完全に塗らなくても良いです。
塗れる範囲で塗って下さい。

















「筆を走らせる」・「乗せて置いていく(ライド・オン走法)」







オートマトン「( ̄ー ̄)ニヤリ」

量子演算コンピューターNeal 「オートマトンがあなたをターゲット化、キルモードに移行中!」








↑さて、グレーがひと通り塗れたら、今度とは濃紺ブルーを塗装していきます。
同じように塗料を塗料皿に出し、スポイトで数滴垂らし、最適な”しっとりサラサラ”状態にしていこう!
今度は面相筆ではなく平筆を使用していきます。

当然、塗料皿のふちを使って塗料を落としてから使用して下さい。














↑さて、ここから濃紺ブルーを塗っていくのですが、いくつかポイントがあるので、
塗り方についてサポートしていこう!
ここからは通常のガンプラも同じように塗装することには変わりはないので、しっかり覚えていこう!

まずパーツの構造を考えてみよう。
オートマトンの本体は基本的に角張っており、小さな面と大きな面でそれぞれ構成されている。


大きな面は当然一塗りでは対応出来ない、特にモノアイのある表面の大きなパーツなど(*↑の画像、塗装箇所)
その他は比較的小さいため、一塗りでいけそうだ。

そうした場合には一つの面を二度で塗ることになる。










オートマトン「やれんのか?( ゚д゚ )」












↑分かりやすくするため、画像にもコメントを用意しました。これを”愛”と言います(笑)
平筆は穂先がまっすぐに整っているので、塗り始め、塗り終わりをぴたりと端で止めることが出来ます。
当然失敗することもありますが、人間の手なので仕方ありません。
最初は難しいかもしれませんが、慣れてくると塗り始めや塗り終わりをぴったりと端に合わせてコントロールすることも可能です。
コツとしてはすーっと塗った後などに、ぴっっと払うのではなく、上に筆を持ち上げる(塗料を置いていく)感じで終わらせよう。

マスキングテープは使わないというのはこのことでもあります。
(*使いたい人は使っていただいても結構ですが、使わなくてもできるのでチャレンジしてみましょう。)








そして、ここからが本番です。








■「筆を走らせる」


さて、画像のコメントを見ながら説明していこう。
まず画像オートマトンの横にある黒い古代文字(↑↑)は
この面積を矢印の方向に筆で2回で塗るという合図

そして、この小さな面積であれば5秒以内が理想的、この5秒というのは特に時間を設ける意味はないのですが、
二回に分けて塗る場合に、出来る限り速やかに塗った方が塗り重なる部分が馴染みやすく、ムラになりにくいためである。

要するに丁寧に、かつ、速やかに塗ろう(*早ければいいというものではない)という意味である。
焦ったり、急いだりする必要はありません。速攻で塗れとは言ってませんしそんな塗り方は求めていません。
あくまで綺麗にすーっと、すーっと、普通に二回塗っていただければ結構です。
5秒は意外と長いので、この面積であれば余裕のはずだ、実際に時間は計らなくても良いです(笑)
5秒以内であれば、塗料が乾燥してしまうこともないので、左側と右側を塗っても馴染んでしまうということ。

実際に↑の画像も塗り重なる部分(中央)が盛り上がっているようなことはありませんし、ムラも目立たないですね?

ムラになりにくいコツ、それは
「筆を走らせる」ことでもあります。(←以降は「筆を走らせる」と名づけます。)









■「乗せて置いていく」(ライド・オン走法)


さて、今度はちょんちょんの説明をしましょう。
(・・)はちょんちょんと”筆を乗せて塗料を置いていく”という合図である。

こちらは平筆の場合に有効な塗り方で、平筆は穂先が真っ直ぐに整っているため、
穂先や筆中心部をちょこんと乗せて塗料をゆっくり置いていくのだ。(マスキングテープも不要)

それは塗るという感覚ではなく、あくまで乗せて置いていく、そういう類だと思って結構です。

特に角張った部分や、縁にあるような塗装部分などに有効な塗り方です。

当然、何回かに分けて塗る場合も速やかに
「筆を走らせる」ように行えば境界線を作りだすことなくムラにもなりにくい。




↑たとえば、こちらのHG「ガンダムX (旧キット改造)」のハモニカ砲です。
濃紺部分などは全て筆で塗装しています、そしてまさにこのふちのラインなどを「ライド・オン走法」で塗装しています。

塗るのではなく、置いていくのです、そして筆を走らせる。

イメージとしては、
スタンプを連続して押していくような感じでしょうか。
*平筆の穂先を使った
「ライド・オン走法」は、基本的にはマスキングテープも不要です。

■■■■■■■→
↑穂先を置いて、それを横に連続していきます。
このように穂先をちょこんと置いてはそれを速やかに連続して繰り返し行っていきます。
また筆を走らせているので、境界線も出にくく、ムラにもなりにくいのです。





↑エアブラシで塗った箇所と筆塗り箇所とを比べても見劣りもしませんね♪
パーツに合わせて塗り方を工夫してしまえば、いかようにも見せる(魅せる)ことも可能です。



「乗せて置いていく(ライド・オン走法)」を使いこなす。(←以降は「ライド・オン走法」と名づけます。)


*あくまでこういう塗り方もあるんだ(全て我流で勝手にやってるだけです。。。)と参考にしていただければ結構です。
分かりやすくするために名前とかてきとーに付けてしまってます、すみません。。。
間違ってるとか正しいとか、そういう類のものではないのでご了承願いますm(_ _)mペコリ
また人間の手でやる以上、ムラは少なからず出るものです、あくまでなりにくいというだけのものです。

オートマトン「らいどおんたーいむ♪ヽ(´ー`)ノw」












とにかく、
「筆を走らせる」 「乗せて置いていく(ライド・オン走法)」は今後も多用していくので覚えておいて下さい。












↑それでは、他の側面も同じように塗っていきます。
正面パーツと違って、側面の本体色は一筆で塗れるので、一筆で塗ってしまいましょう。

こちらも下から穂先をしっかりパーツの先端に合わせて下から上へ一筆で側面を塗ります。(進行方向を決める)

そして、上の小さな面積部分は先程と同じように
「ライド・オン走法」でちょんちょんと塗料を乗せて置いていきます。























↑そうこうしていると、側面の本体部分、そして小さな面積部分が塗れたかと思います。残すは頭頂部。
関節部分に侵食してしまった部分(あえて雑にやっています)は後でもう一度グレーを上塗りしてリタッチしますので、
今は気にしないで濃紺ブルーを全て塗っていきましょう。














↑次も一筆で塗るには大きいために、二度塗りでいきます。
やはり二回塗るため、
「筆を走らせる」ように塗ることでムラになりくくさせます。

進行方向を決めて、丁寧にすーっ、すーっと二回塗って下さい。
*何度も言いますが、5秒はオートマトンを1つの面ごとに塗る単なる目安です。














↑頭頂部周辺が塗れたら、一度乾かしましょう(既に何度も乾燥時間を置いているとは思いますが)。
乾く、とは手で触れても塗料がつかないのが目安となっていますが、だからと言ってむやみに触らないように(笑)
持ち手を用意している意味がなくなってしまいます。

まだしっかり塗れていないところがあったら、先ほどの工程を繰り返します。
問題ないようでしたら、脚部の塗装に入っていきます。

当然、
「筆を走らせる」とありますが、一つの面ごとに行いますので、間違っても二度塗りや返し塗りをしないように。

進行方向を決めて、あくまで一度塗ったら乾くまで次のアクションは起こしません。

*二度塗りや返し塗りをした場合は確実にムラになる要因を作ります、厳禁です。














↑それでは脚部を塗装していきましょう。
脚部はL字型の部分と小さい面積の部分があるので、ここを塗装していきます。
面積自体は小さいので、ここは
「乗せて置いていく(ライド・オン走法)」でちょんちょんちょんと3回前後で塗っていきます。

4つの脚部上部を塗ってしまいましょう。











↑脚部上部が塗れたら、今度は脚部の一番広い正面のパーツを塗っていきます。
この部分は一筆で塗れるので、進行方向(下に向かって)を決めて一筆で塗ります。
簡単ですね。

残り部分も同様に塗っていきます。ほとんど一筆で塗れるかと思います。











↑おっと、ちゃんとうすめ液を適度に加え撹拌し、皿のふちで塗料を落として塗装してますか?
筆の塗料の含ませ方は経験で培われるものです、何度でもやって含ませる量を考えてみましょう。
塗装中に塗料が垂れるようであればそれはつけすぎです。

またラッカー系塗料はすぐに塗料が乾いてきます、スポイトを用意して塗る度に最適な濃度にしましょう。
塗料皿のふちはこれくらいになっています、しっかり塗料を2〜3回落として調整してから塗っていきましょう♪






















トランザム!(`・ω・´;)!(一時的に性能を強化!)



しかし、どうにも難しい・・・
「筆を走らせる」なんて自分には無理だ・・・一定時間内に任務を遂行出来ない。。。
そんなあなたには一時的に性能を上げて
「筆を走らせる」ことが出来る”トランザム”のようなツールをご紹介しましょう。
しかし、当然トランザムはメリットばかりではなく、デメリットも存在します。







MR.HOBBY(クレオス)「リターダーマイルド」です。
これは筆塗装などであえて乾燥時間を遅らせて、スムーズに筆を走らせる(ムラになりにくい)効果をもちます。

ただし、これを添加すれば綺麗に塗れることを保証するものではありません。

乾燥時間が遅れるということは、次のアクションのタイミングが難しくなる。
完全に乾くまでの時間がズレるのだ、その間は埃の付着などに気を遣わないといけない。
また、この添加剤には乾燥時間を遅らせるだけでなく「光沢」が発生するため、波波として塗膜が厚くなる可能性も含んでいる。
一長一短ではあるが、上手く使いこなすことも可能なので、慣れてきたら使ってみるのも良いかと思います。



メリット

■大きなパーツ面積を何回かに分けて塗る場合には効果を発揮します。
■乾燥時間を遅らせることで、筆ムラを防止する効果を発揮します。
■湿気の多い時期のかぶり(白くなる)を防ぐ(*筆塗りの場合、かぶりはそこまで気にしなくても良いレベル。)



デメリット

■嫌でも乾燥後は「光沢」が発生する。
■乾燥時間が長くなるため当然時間がかかる、また乾燥中の埃の付着などに気をつける必要がある。
■乾いたと思って二度目の塗装をしたら、完全に乾いておらず下地を侵してしまうなどのリスクがある。
■塗料が波波とするため、塗膜が厚くなる(場合によってはエッジを殺してしまう)。




トランザムのごとく一時的に性能を上げて無双するイメージはありますが、使用後のデメリットも存在することを忘れずに。










当然、使えるものでもありますが、慣れないうちは無理に使わなくても結構です。
とりあえず、こういうものもあるのだと覚えておきましょう♪




*今回のオートマトンではパーツ面積が非常に小さいため、乾燥時間を遅らせることにメリットはあまりありません。
よって、今回は
「リターダーマイルド」は使用しておりません。














失敗・修正の方法









↑濃紺ブルーがひと通り塗れました、それでは、他に侵食してしまった部分があるなら今度はもう一度グレーを上塗りします。
このようにもう一度塗ったりすることを
”リタッチする”と言います。

もし、塗料を含ませすぎて垂れて固まってしまった、もしくは、もう一度ここをやり直したい・・・という場面に出くわしたら、

完全に一度乾かしてから、修正に入ります。
塗っている最中に失敗したからその時に取り戻そうとしないで下さい。(*余計ひどくなります。)















↑塗装に失敗して修正したい部分が出てきたら、
一つはヤスリで軽く磨いて塗料を落としてしまう方法があります。
このヤスリでの修正方法は一般的によく使用されるものですので、修正の仕方として覚えておきましょう。

例えば、
埃がパーツについてしまった、もしくは埃がついたまま気づかずに塗ってしまった場合の埃の除去に使います。

ヤスリの番手は荒いものを使用すると傷だらけにしてしまうので、細かい番手を使用します。
だいたい紙ヤスリ1000番〜1200番くらいのものを使用すると良いでしょう。
画像では力の入りにくいスポンジヤスリを紹介しています。

紙ヤスリでもスポンジヤスリでもどちらでも構いません、軽く磨いてあげると修正が可能となります。
(*振り出しに戻すことができる)











↑ちなみにあまり関係ありませんが、
タミヤ「ペーパーファイル・ケース」がすごく便利♪

(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)















↑そして、もう1つ修正方法として使える手は
MR.HOBBY(クレオス)「Mr.ペイントリムーバー」です。
これを綿棒などに含ませて、修正したい部分をこすると綺麗に塗料が取れてくれます。
別名「塗料はがし専用液」と命名されているだけの性能があります。






うすめ液などでも同じ効果はありますが、こちらの方が匂いもきつくなく、効果も高いです。
よく全部塗装やり直したいから、うすめ液にポチャンするといいますが、
それよりもこのペイントリムーバーを使った方が無駄もないですし、効果も高いので、1つは持っておきましょう。
しまった・・・やっちまった・・・という時に力になってくれることでしょう。

*強固な塗膜であっても比較的簡単に塗料を落としてくれるので、フィギュアのリタッチなどにも大活躍してくれます。












■埃がついた、ここだけちょっと直したい、簡単な修正程度なら
「ヤスリ」で、

■もう一度最初から綺麗にやり直したいような場合は
「ペイントリムーバー」で、

この2つの修正方法は覚えておきましょう♪
















狙い撃つぜ!



オートマトン「((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

量子演算コンピューターNeal 「オートマトンの脚が止まっています、今がチャンスです!」







↑少し話が反れましたが、グレーで侵食している濃紺ブルーの部分や裏側などをリタッチします。
あとすこしで完成です、頑張りましょう!


















↑それでは濃紺ブルーも塗り、グレーでのリタッチも終わり、最後の一仕事、モノアイの塗装です。
使う塗料はこちらの
MrカラーGX「ハーマンレッド」、すでに塗料については説明済みなのでどんどん進んでいきます。

発色の良い赤や黄色などは下地の影響をモロに受けるため、上塗りする場合はなるべく隠蔽力の高い塗料を使用しましょう。



















↑モノアイは、ちょん、程度なので塗料もほんの少しで良いです、が、それでもしっかり撹拌して塗料皿で行います。
こういう流れがちゃんとした綺麗な塗装に繋がります、怠惰な人はいつになってもエースには近づきません。




とかなんとか言いつつ、
キャップ裏についてる塗料にうすめ液ちょんとつけてそれで代用する悪い子もいます。


・・・


ごめんなさいorz(←)



*良い子はマネしないで下さい。
(悪い例です、あくまで悪い例です。)










↑塗料はほんの少し、そしてスポイトも1〜2滴でOKです。
















↑できるだけ細い面相筆を用意して、モノアイに一撃を加えます!
かなり難度は高いですので、ゆっくり塗料を置いていく感じで狙っていきましょう。
気持ち塗料をちょっと多く含ませて、ちょん、とやると成功しやすいです。*つけ過ぎは溢れるので注意!


















もうこれが最後だ!しっかりと狙い撃とう!!



















↑祝、完成♪

オートマトン「うほっ♂ヽ(´ー`)ノ」(←なぜお前が喜ぶw)

量子演算コンピューターNeal 「オートマトン完全に沈黙、お疲れ様でしたミッション完了です、帰投して下さい。」















その日の汚れ、その日のうちに



そして、忘れてはいけないお掃除タイム。






オートマトン「その日のうちにちゃんと掃除してね(´・ω・`)」














オートマトン「ツールクリーナー改で(結構強い溶剤だから)さっとすすいでね(´・ω・`)」















オートマトン「さっとすすいでね、すぐ落ちるから(´・ω・`)」












オートマトン「あんまり汚い状態で筆洗っても汚れるから注意ね(´・ω・`;)」













オートマトン「綺麗に落ちました(`・ω・´)」














オートマトン「塗料皿もちゃんと拭きとってね(`・ω・´)」













オートマトン「密閉してゴミに捨てましょうヽ(´ー`)ノ」














オートマトン「お前ドコ中だ?( ゚д゚ )」(←マテw)














オートマトン「筆は最後にブラシエイドで洗って、さらに流水で洗ってね、筆が長持ちするよ(´・ω・`)」






すでにLesson11でやっている箇所なので、さらっと終わりましたが大事な作業です、ちゃんと掃除と手入れはして下さい。













  






















オートマトン


「いや、頑張ったと思うよ、実際(´・ω・`)」(←なんかムカつくw)






量子演算コンピューターNeal 「AーLAWSの自動戦闘マシン”オートマトン”を撃退しました。」

■出来はどうあれ、しっかりと全塗装が出来ている
■その日のうちに掃除を行なっている
■塗料の使い方・筆の扱い方が分かった
■オートマトンと遊べそう←?w




これらがなされていれば、初級編卒業となります。






今回はここまでです。
このミッションをクリアーしたあなたは、もう初心者でも初級者でもありません。

さらなるトレーニングを積むことで、大きく成長していくことでしょう。
今後は過酷な戦闘(実践)が待っていることでしょう。
世の中には星の数ほど”エース”がいるのも事実。
またエースを越えた”ニュータイプ”や”純粋種”と呼ばれる者も・・・。

ここで培ってきたトレーニングは必ず今後の戦い(ガンプラ製作)であなたの役に立つことでしょう。
さらなる戦いに備えて下さい。




ご感想などありましたら「G-SOLDIER ADVANCE」のBBSやアンケートなどに書き込んでやって下さい。
量子演算コンピュータ 「Neal」が喜びます(笑)
このトレーニングはガンプラを作る最初の最初になってくれればと思っております。
当サイトのトレーニングがあなたのガンプラ製作のなんらかの”きっかけ”になっていただければ本望です。





<MISSION2 「A-LAWS 自動戦闘マシン ”オートマトン”を撃退せよ 初級卒業編」クリアー!>

*おめでとうございます、この時点であなたはカタロン構成員からも注目を浴びる”格上の存在”となりました。
あなたに
”自動戦闘マシン 「オートマトン」”の称号を与えます!「量子演算コンピュータ Neal」














<戦利品>

















(↑Amazon店であれば原則として送料無料になります。”LESSON 3”)

自動戦闘マシン オートマトンをクリアーしたあなたに戦利品の支給です、クレオス「Mrドライブース」となります。
このブースを使用することで、乾燥時間を短くしてくれたり、埃から守ってくれたりと大活躍してくれることでしょう。
場所を少し取りますが、塗装するときには頼もしい味方になってくれます。

塗装すなわち、
乾燥時間と埃との戦いでもあります。

有利に戦いを進めていきたい人は買ってしまうのも手でしょう。
■もう何年も使っていますが、耐久性も良いです。
■画像のようにペイントベースとも相性が良い、収納力があるため一度に結構なパーツ数を乾燥させることも可能です。
■タイマーや連続運転、匂いを軽減してくれる機能なども地味に役に立ってくれます。
パテ工作や瞬着、合わせ目処理なども時間短縮させることも可能です。
■冬などの季節でも温度環境を保ってくれる。
■何より埃を防いでくれるのが一番大きいメリットです。塗装は本当に埃との戦いになる。


注意点としては
■トレーの隙間が大きいので小さいパーツが落ちてしまう。

そこで、私は予め固定されている(マスキングテープのところの)トレーを落ちても拾えるように取り外せるようにして、
百均などのガーデニングに使用するアミアミ(なんという名前だ?これ。。。)を買って敷いて使っています。

■レジンパーツのような熱に弱いものは溶ける・歪むので避けましょう。
■水転写デカールのように自然乾燥が望ましいものも避けましょう、急激な温度変化に弱いため。


既にある程度のツールを使ってきた”あなた”であれば、使いこなすことも可能でしょう。

今後の戦いがより有利になるかと思います。
手に入れておいて損はないツールです、余裕があったら購入しておきましょう。
安価な食器乾燥機よりもこちらの方がオススメです。








さあ、上りつめよう!
”G-SOLDIER(ガンプラの戦士)”達!
うかうかしてはいられないぞ、多くの戦士たちがこのトレーニングを受けている。
さらなる”G-SOLDIER”達が生まれてくれば、あなたの地位も脅かされることだろう!
まさに戦いはこれからだ!



オートマトン「(`・ω・´)ゞ」





MISSION2 「A-LAWS 自動戦闘マシン ”オートマトンを撃退せよ” 初級卒業編」
をクリアしたら、次の中級編「LESSON 12」へ進みましょう。



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